アングラー:林 良一


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2011.8.5

〈林〉釣堀でプラクティス!?

我家は荒川区にある荒川遊園地に隣接する隅田川を挟んで丁度対岸に位置しており、小学生の頃より遊園地内にある釣堀、プール、ローラースケートなどに、学校から帰宅するとすぐにランドセルを投げるように置き去り、友達と連れ立って出掛けて行ったものでした。

現在はリニューアルされた荒川遊園地、幼少の頃の面影はあまり残っていないものの釣堀は健在で、春の頃より年長さんの息子と連れ立って通うようになり、ここのところプチ嵌り、釣堀熱再燃です(笑)

 

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こんな感じのこじんまりした池で、僕らはいつも、小ベラや金魚などを狙います。

 

 

 

 

 

 

 

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 そこで面白いことに気が付きました・・・。

朝一番の釣堀は、プレッシャーとなる家族連れなどのお客さんがまだあまり入場して来ず、マズメ時と相まって高活性、良くエサを追い浮きに大きめなアタリが煩瑣に出ます。

そんなときは練りエサの水分は少なく固めに仕上げ、ハリスも短めの方が浮きへのアタリの伝達が良いようです。

しばらくして家族釣れが数組も入ってくると、桟橋をドカドカ走る子供達、道具や椅子などをガタガタ音を立てて置くお父さん方々などもいらして、魚達にプレッシャーが入り途端に用心深くなってしまします。

「用心深い」と書きましたが、用心深い=低活性とはちょっと違っているようで、魚がエサを摂るのが上手くなり、アタリである浮きの変化が物凄く小さくなってしまい、そうなるとちょっと息子にはお手上げ状態、難しい一匹にやおらオヤジが張り切る時間になるのです(笑)

そこでハリスを長めに取ったり、エサに少々水を加え柔らかに仕上げたりなど、良かれと思う出来うることを楽しみながら試していきます。

考えてみるとその辺りはカワハギ釣りと似ていて、先のハリスの長さ、エサの状態など、活性の違いによっての幾つか共通点を見出すことができるのではないでしょうか。

 

マルイカ、カワハギ釣りでは、高感度のメタルトップでアタリを取りますが、釣堀の浮きにも共通点を発見しました。

プレッシャーの入った後の浮きを1~2ミリ動かすアタリを取りやすくするために、感度の良い小型のヘラ浮きを使ってみました。

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 1~2ミリの浮きの動きは、ゼロテンション時のマルイカのアタリ=トップガイド半個分を動かすアタリとかなり似ているように感じ、その微細な変化とも形容できるヘラ浮きのトップの動きでアワセに入ると、確かにヘラブナが掛かり、その感覚はマルイカのそれと酷似していると感じたのです。

でも、安物のヘラ浮き故(?)トップのメモリが荒く、例えば上の写真で、15ミリ程の一色の部分を2ミリ動かすアタリがきても、水面に出ている15ミリが13ミリに変化するだけで、風で起きる小波もあったりと、中々捉えにくいのもでした。

そこで一工夫、トップをマジックチューンにて、一色を三色に分け、トップを細分化してみました。

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そうしたら効果てき面、一色5ミリを2ミリ動かすアタリがバッチリ捉えられるようになり、魚体がハリスを擦るアタリを察知してから誘いを掛け、浮きが馴染んだ直後に2ミリの変化・・・、そう、こちらの間合いで掛けられるようになったきました。

想像してみてください・・・

タタキを入れて弱ったイワシを演出し、メタルのスッテの重みと相まって振動しているスッテが止った直後にアタリが出るマルイカと、動作は違えど魚の気持ちになり考えた動作で相手を自分の間合いに入れ、最もアタリが出やすくアワセやすい一瞬を作り出す=食う間を与えアワセに行く、はかなり近い感があるとは思いませんか?

 

予定していた釣りが風で中止のときなど、遅く起きて釣堀プラクティスも面白いかもですよ!

 

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