アングラー:林 良一


BLOG TOP 林 良一の記事一覧
林 良一さんの記事
2010.4.20

〈林〉マルイカは目感度重視で、カワハギは手感度重視!?

カワハギ釣りでは・・・

FD(Fixed-Depth 固定水深)でカワハギのアタリを探しているとき、エサであるアサリを、あの小さな口を使って食い千切っているかのようなアタリの初動が、見つめている竿先には出ないものの、竿を持つ手にはかすかに感じられ、でもまだその段階では、鉤先がカワハギの口の中には入っていない状態と思われ、やがて、トップガイドに重みのある振幅が表れ出し、しっかりと竿を持つ手にも感じることのできるアタリがあり、このときカワハギは、口の中に鉤先が触れていることに違和感を感じていて、口の中に引っ掛かっている鉤を頭を振って吐き出そうとしていると想像することができ、そのようなアタリにわって行ったときに、竿穂持ち部分の反発を生かしながらの聞き上げに入り、鉤のバーブ(アゴ)までシッカリと鈎掛かりさせます。

 

マルイカ釣りの場合・・・

水中映像でも分かるように、スッテにやや斜め下からアタックしてくるマルイカ。

想像してみて下さい。                                                            数十メートル出ているライン、その先の仕掛けに、やや斜め下からではありますが、仕掛けの幹イトに対して直角に近い角度でスッテを襲ってくるのです。

その、海面下数十メートルでの展開、例えば直ブラのスッテにマルイカがアタックしてきて、スッテがマルイカと共に数センチ横に移動したとします。                                                                 でもそれは、前記したように、「縦の幹イトに対する横の移動」であって、そしてそれは、数十メートル下の海中でのこと、当然竿先には微細なアタリしか出ず、それを「トップガイド半個分のアタリ」と表現したりします。

 

海中で縦になっている幹イトに対して上か下方向の動きを獲物が与えてくれれば、伸びの少ないPEラインを使っていることも手伝い、竿先に出るアタリ≒獲物の動き、となると考えられます。

一方縦の状態の幹イトに対して短い横方向の動きでは、竿先にアタリとして伝達するラインの縦方向の動きがほとんどなくなってしまい、竿先はほとんど動かない=微細なアタリ、となって表れてくると考えられます。

そして軟体動物のイカのこと、スッテにアタックし触れるときも、カワハギの口と比べてもソフトな感触かもしれません。

 

今期はその目感度を追及したマルイカ竿もリリースされ、より充実しており、よりご自分のマルイカ釣りスタイルに合った一竿をチョイスできる楽しみが加わりました。

 

44637266_492639622s.jpg

 

44637266_4068823466s.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を信じ、自分の道具を信じ、ベストなスッテで臨み掛ける一杯のマルイカ・・・、こう書いているだけで、思いはもう船の上、竿先をジッと見つめる自分がいます。