アングラー:林 良一


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林 良一さんの記事
2009.7.22

洞察力と適応力

釣りに行く前、それは一ヶ月前、一週間、前日など、これから釣りに行こうとする魚を取り巻く状況の情報を、何だかの形で入手しようとするはずです。

初めての魚、初めてエリアであればなおさらです。

それは例えば、

「どれくらい釣れているの?サイズは?」

「どんな竿、リールがいるの?ラインの太さは?オモリや鈎の号数は?エサは?」

「当日の風、天候は?潮は早い?濁りは?」

「どんな宿?船長の技量は?船のサイズは?」

等などです。

 

こんな情報を収集しながら、釣りに行く魚、エリアに思いを馳せ、「洞察力」を働かせます。

辞書を引くと、物事を見抜く力=「洞察力」とあります。

直前まで入手した複数の、その魚を釣るための情報、大切な、絶対外せないものから優先順位を付け、そこに今までの自分の経験の引き出しを総動員させ、予想を立て、いかにすれば魚の先手を取れるかを模索し、例え初めての釣り物でも、「洞察力」を働かせ、当日現場で最大限に自己のパフォーマンスができるよう心掛けます。

 

その当日の実釣では、集めた情報と今の現状の「違い」を素早く判断し、その「ズレ」を補正=釣果アップにつなげて行く為に今度は「適応力」を働かせ、「今の魚はどう適応すれば食ってくれるのか」を考え、細かい部分にも注意を払い、現状の魚に合わせていくことが大切だと思います。

 

「洞察」は釣りの前、釣っている間にもできると思います。

「適応」は実釣で、主に魚に主導権が握られがちのとき、「後手には回っているが、いかに魚の気持ちに適応させられるか」ということです。

 

だがしかし、理詰めでは、卓上論では上手く行かないのが魚釣り、難しく、難易度が高い程、惚れこみ傾注していってしまうのも事実・・・、お子さんでも簡単に釣ることができるザリガニ釣りを、大人が目の色変えて追いかけないのがそのいい例ではないでしょうか。

トライ&エラー、失敗を重ね、その失敗も「次につながる何か」になるのでは?と考え、度重なる実釣で、より一層の「洞察力」⇔「適応力」を働かせ、「釣れた」ではなく、「狙って獲った」と心の中で思えたとき、確実にステップアップした自分がそこにいることでしょう。