天使のマルイカ~ムギの悪戯に翻弄され
5月25日、松輪・間口港の喜平治丸さんから今期2度目のマルイカ釣りに行ってきました。
右から宮澤さん、永田さん、湯澤さんの隔週刊つり情報さんの取材兼動画撮影に同行しました。 左は喜平治丸の鈴木武之船長。三浦辺りのマルイカ釣りのカリスマ船長のお一人です! 私も20年ほど前にこの船宿でマルイカ釣りを教わりました。
曇天、南西風そよそよ吹き、マルイカ釣りには好条件ですが結果や如何に!
5時半過ぎに出船。 城ヶ島東側からマルイカの反応を探していきます。
ポイント付近に付くと直ぐに投入の合図。 水深40~45m、反応はあるようです!
1投目から湯澤さんが本命マルイカを上げます! 流石!!!
私の竿にも微妙な違和感があり、そっと持ち上げるようなスイープなあわせを入れると、ほんの一瞬穂先の戻りが遅れるような感覚があり、疑心暗鬼のままリーリング。
上がってきたのは、私の小指と同じ位の大きさのムギイカ!
このサイズのムギイカが、決して高活性なわけでもなく、ちょこちょこ仕掛けに悪戯をしてきます。やる気があるんだかないんだか。。。
「触りがあるのに掛からない」のはこの「ムギイカの悪戯」のことがよくあります。
今日使用したタックルは、極鋭ゲーム82MH-157AGS とエアドレッドチューン ラインはメガセンサー12ブレイド0.8号
シンカーはドラゴンシンカーTG スタートは40号。中盤から船長の許可をもらって30号で臨みました。
極鋭ゲーム82MH-157AGSは、昨年発売した極鋭マルイカAGS-F に近い調子で、全長が10cm長くなっていますが、それはバット部を長くして脇挟みしやすくなっていて、リールシートから穂先までは同じ長さなんです。
脇に挟みやすくなっているので、深場のポイントで電動リールをセットした時も疲れにくいですね。
「ムギイカの悪戯」に翻弄されながらも飽きることなく、キレることなく、むしろ自然と出てしまう笑みを浮かべながら(笑)、丁寧な誘いと巻き落としを繰り返していると、「天使のマルイカ」も遊びに来てくれます。
胴長5~6cmのマイクロマルイカ。クリオネと見紛うサイズとは言い過ぎでしょうが、私には「天使のマルイカ」です!
開始1時間ちょっと経過した釣果。まずまずのサイズも顔を出してくれました!
私的「丁寧な誘い」とは、
仕掛け投入~着底で糸ふけを出さず(出てしまった時は速やかに巻き取りながら)錘を10cm浮かす利き上げ~3秒ステイ~(アタリが無ければ)叩き~2秒ステイ~50cmほどデッドスローで利き上げ~叩いて着底 を2~3セットで巻き落とし。これを繰り返します。
アタリの出方は、目感度、手感度、ラインの動き等様々ですが、違和感を感じ取ったら直ぐに利くようにしています。 この際、決してキュッと強くあわせず、穂先を10cmほど持ち上げるようなスイープなあわせを心掛けています。
これは、あわせて空振ってもイカを散らさないためで、湾フグのあわせにも相通ずる点があります。
と、あくまでも私的主観の手法、イメージですのであしからず。
このような釣り方をするので、私の好みの竿は、柔らかい穂先で目感度が出て、張りのある穂持ちでイカを掛けられるタイプとなります。
極鋭ゲーム82MH-157AGSがすごくしっくりきています。
さて、城ヶ島の西側に場所を移し、9時の折り返し時点での釣果。
相変わらず「ムギの悪戯」は続きますが、徐々に「天使のマルイカ」の率が上がってきました!
そして後半戦は、派手な連荘、爆乗りはないものの、4回、5回と取り込める流しもあり、マルイカ釣りらしくなってきました!
最後の流しはまた城ヶ島東側に戻って4連荘フィニッシュ!
これからが楽しみな釣行となりました!
仕掛けは終日6本スッテで通しました。 写真はこの日最後のスッテパターンです。
下の43ケイムラの頭をイエローにマッキーチューンしたスッテが一番上。
上から3番目の37ライトブルーと下から2番目の37マッチャが大活躍でしたが下から3番目のピンク夜光玉にも良型マルイカが結構乗ったので、コマセ角効果もあったのではないかと考えてます。
沖上がり後は喜平治丸さんお馴染みのラーメンのサービス。
鶏ガラ醤油スープの素朴な癒し系ラーメン。
釣果の良し悪しに関わらず、いつもこの「喜平治ラーメン」に癒されます。ご馳走さまでした!
そして今日も楽しい釣行を有難うございました!