アングラー:田渕 雅生


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2020.3.16

ロマン溢れる深海ワールド!ベニアコウ釣り

昨年、この船宿さんで、このロッドのテスト釣行を行ってから、私のこのロッドでのベニアコウ連勝記録が続いています!

その船宿さんは、剣崎・間口港の鈴清丸(すずきよまる)さん。

そして、そのロッドは、マッドバイパー深海HH-200.
正に、私にとっての当たり竿です!

組み合わせるリールは、勿論、マリンパワー3000 24V。 PEライン12号×1400mで深海の釣りを楽しませてくれます!

今回は釣友5人での仕立てで出船していただきました。

ポイントは、相模湾の水深1000m前後。
深海に潜む、幻とも言われる「紅色の宝石」の棲家に鈴清丸・鈴木亨平船長が誘ってくれました!

1回の釣行で4回しか投入できない釣り。
投入~仕掛け着底まで15分近く~30分流し込んで~巻上げに40分前後。
1回の投入に1時間半程度掛かります。
流した分、潮を逆のぼるかポイントを変えるのに約30分ですから、遊漁では1日4回で時間一杯となります。

潮流でラインが取られますから1割程度は水深より多くラインが出されます。
(2ノットを超えるような速潮になると、仕掛けが着底しないので、そもそも出船もできない場合があります)

さて、この日の1投目は、竿先に微かな重みが加わるだけのアタリ。
本命ベニアコウなら、ゴン、グン、クンと次第に弱くなる竿先を叩くような明確なアタリが出ます。
(硬すぎたり、柔らかすぎる竿だと明確なアタリが出にくいですが。。。)
上がってきたのは、

ユメザメでした。
真っ黒だけどよく見ると可愛らしい顔をしていますよ!

続く2投目。
仕掛け着底後、一旦底立ちを取り直して糸ふけを取り、再度オモリを着底させてからは「オモリを引きずる」ように、そしてラインテンションを張り過ぎないように調整します。→船長さんによって釣らせ方が違うこともありますので、ここではあくまでも私の釣り方とご理解ください。 →私的に、これがこの釣り最大の「肝」だと思っています。

海底1000mのオモリを引きずりながらラインテンションを緩める。。。竿先がグイーンと曲がり込んで=オモリを引きずる~ドラグを緩めてラインを出す=ラインテンションを抜く。
どの位オモリを引きずるのか、どの位ラインを出すのか、次にラインが張って竿先が曲がり込むまでどの位掛かるか、これは毎投入変わりますので気が抜けません。

何度目かのライン送り出しの後、竿先が曲がり始めるその刹那にゴン、グン、クンと強~弱の3回のアタリが来ました!
思わず「アタッた~!」と船長に向かって叫び、すぐさまラインを更に送り込みます。→追い食い狙いです。

いよいよ巻上げの合図到来。
マリンパワーの巻上げスピード22で巻上げます。(MAXスピードは30) ドラグは船が波の影響で大きく浮き上がる時に滑る程度に設定。600mを切った辺りで暴れるようなら本命の確立大!
500mを切ったらスピードを20に落とします。(スプール軸が糸を巻いて太くなってくるため)
仕掛けが上がってきて、中オモリ、ヨリトリリングを取り込み、幹糸を手繰り始めると、フワーっと軽くなっていきます。
この瞬間が堪りません!!!

画像真ん中上にポツンと赤い点が見えています。

徐々に近づき、赤→紅に!

アホウドリに気付かれて一気に手繰ります!

ジャーン!!!
本命ベニアコウです!

もう一度アップでどうぞ!(笑) これで私のこのタックルでのベニアコウ連勝記録が7に伸びました!

同じ流しで同船の女性にも

おめでとうございます!

更に次の3投目には同船のKさんにも

そしてラストの4投目にはまたまた私にヒット。

大いに盛り上がった楽しい釣行でした!

鈴清丸さん、亨平船長、有難うございました!

貴重な資源を大切にしつつ、暫くしてからまた伺いたいと思います。