深海の赤い花・アコウダイ
先日、今春発売されるダイワの電動リール、「BIG MONSTER」ことシーボーグ1200MJの試釣に千葉県・片貝港の正一丸さんからアコウ釣りに行ってきました。
午前4時出船。航程1時間半ほどでポイント到着。陸地が全く見えない大海原での釣り。
しかも水深400m前後の深海魚がターゲット。
25年前には、「手巻きでアコウ」なる、かなり体育会系的釣りで真冬に大汗かきながらただひたすらリールのハンドルを巻き続ける釣りもので、遊漁としては超マニアックなターゲットでした。
それが、電動リールの登場以降、日進月歩でリールが進化し、またPEラインがより細く強くなり、深海釣りが「遊漁」としても楽しめるようになり、コアなファンが増えています。
そして、いよいよ深海釣りが楽しめる電動リールがこのサイズまでダウンサイズできました!
これでPE10号が800M巻けます。 隣のマリンパワー3000 24VはPE12号×1400。 オモリ500号で道糸の号数違いによるおまつりは全くありませんでした。
(試釣にため、PEライン10号を使用する旨、船長に了解を得て実釣しました。)
落下速度も他の超大型リールと遜色なく、巻上げパワーもアコウの多点掛け+アブラボウズでもスムース。
同船された皆さんも驚かれた様子でした。
15本針仕掛けを6投で大アコウ(3kg~5kg)8匹、1・5kg級3匹。他に多彩なゲストも混じりました。
使用したバッテリーはスーパーリチウム9200。 一日もちましたよ!
深海で一体どんな魚が生息しているのか? 何を捕食しているのか? どんな食い方をするのか? このアタリは何の魚?
いろいろ想像が膨らみます。
巻上げ中もどんな魚が付いているのか? 何色の魚? 引きが強すぎる?大人しすぎる? ワクワク感が半端じゃないです!
キンメやオニカサゴと違って、水圧変化に弱いアコウ。 3kg超級が5点掛けになると巻上げの残り100mを切ったあたりからPEラインが潮先方向に徐々に斜めになっていきます。 そう、魚が浮き始めるんです。
巻上げきる前に前方にアコウがポコン、ポコンと次々に浮かび上がります。
まるで大海原に咲き誇る真っ赤な大輪の花のよう!
これは昨年の写真です。
今回は3点掛けでしたが、それでも大輪の花が咲きました(写真撮れませんでした)
食味も抜群のアコウダイ。 一度チャレンジされてみては如何ですか?