アングラー:田渕 雅生


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田渕 雅生さんの記事
2022.3.28

銚子外川港から深場釣り

銚子外川港の福田丸さんからの北本テスターの取材に同行させていただきました。
午前3時過ぎに出船。 ゆっくりと船を走らせ、すっかり夜が明けた頃にポイント到着。
深場釣りではいつもそうですが、ポイントに着いてから船長が潮の流れる向きや速さをじっくり見極めてから投入開始になるので、朝からバタバタせずに投入の準備をする時間がしっかり取れます。 都会の喧騒から全く別の景観をじっくり味わったりできるこの時間が私は大好きです。

タックルはいつも通り
リール:シーボーグ1200MJ
ロッド:マッドバイパー深海H-195 (HH-200)
使用オモリは500号
中オモリ80号

仕掛けは自作の10本針仕掛け(福田丸さんでは針数10本以内の規定です)

幹35号×1.5m、針ムツ22号、ハリス20号×70cm、ステ糸20号×1.5m 親子サルカンは1/0×1を使用。
10本針の内、一番下の針だけアブラボウズ狙いで、針ムツ30号、ハリス30号×1mにしました。
上9本の針にはイカ短とサバ短のエサを付け、一番下だけ小型スルメイカの1杯掛け(頭の先端1cmをカットして縫い刺し)にしました。



アブラボウズ狙いのハリスです。(今回はタコベイトは、写真の仕様とは違ってオレンジラメの半割り1つのみ付けました)

で、第1投目。
船長のアナウンスでは水深420mでしたが、オモリ着底は580mでした。
潮が速くてオモリ着底が分かりづらかったですが、ラインの出方が若干緩んだところで着底と判断。一旦20m巻き上げて糸ふけを取り、再度クラッチを切ると40m程度ラインが出て再着底。すると直に竿先がはっきりと大きく叩かれるようなアタリが来ました。
これだけ潮が速くてもはっきりとアタリが出るのはアブラボウズの可能性大です。
思わず「アブラボウズがあたった!」と叫びました!

船長の合図で巻上げ開始。
シーボーグ1200MJの巻上げスピード20で、ドラグを両手で強く引っ張って滑る程度に調整して巻き上げます。
相当な重量感が竿に伝わってきました! これはなかなかのサイズだと確信しました。
リールのカウンター表示が300mになったところで大きく暴れてラインを30m程度出していきます。
残り100m前後でもひと暴れ。
いよいよ中オモリとヨリトリリングが上がってきたところで海面下にうっすらと白っぽい大きなシルエットが見えました。

大人3人掛かりで船内に引き上げたアブラボウズ。
50kgを超える良型でした。

因みにシーボーグ1200MJのリールは「スピードモード」のままで余裕で巻き上げてきました!
改めてこのリールのパワーの凄さに感心しました。

アコウ狙いであわよくばアブラボウズも狙っちゃう作戦大成功でした!

アコウの方は、この潮の速さで苦戦でしたが、また少しでも潮が緩めば「提灯行列」できるかも!
深場釣りは面白い! そして美味い!