アングラー:田渕 雅生


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田渕 雅生さんの記事
2016.4.13

剣崎沖のっこみ真鯛

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東京湾口、剣崎沖は春ののっこみ真鯛の1級ポイントの一つ。

毎年、春の風、春の暖かい潮、潮流等々、いくつかの条件が揃った時に信じがたい程の好釣果がでることがあり、ここの釣り人達はその日を「Xデー」と呼び、桜の花が咲く前頃からそわそわし始めます。

何を隠そう私もその一人です。

剣崎沖のコマセ真鯛釣りと出会って20余年。毎年この時期はわくわく感がおさまりません。

またこののっこみの時期は特大サイズの真鯛が釣れ上がることも、「今年こそは!」と期待に胸が膨らむ大きな要因となっています。

さて、今回は大潮回り後の中潮狙いで以前から有給休暇を取得し、4月12日に仲間4人で松輪港の美喜丸さんを仕立てて釣行してきました。

 

6:30am 出船 ポイントまで航程15分

剣崎沖一帯が1級ポイントですが、その中にも大小いくつものポイント(根)があります。

永年お世話になっている鈴木秀一船長は、直近の釣況から当日攻めるポイントをどの順番で回り、どう釣らせるかをきっちり考えてくれているのでいつも勉強になります。

沖のポイントは1ノットの速潮が流れ、超が付くほどの澄み潮でした。それでも1投目から当たりました! 小ぶりな800g級ですが、朝一で本命の顔を見れると一安心。

次にお隣のMr.Kが掛けます!

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あっち向きこっち向きピースサインしながら安心のお見事なやりとりで2kg弱級を何なくゲット!

この真鯛をタモ入れしていると私の竿が再びズドン!!!

軟調竿が海面に突っ込むシーンはこの釣りならでは。

思わず「キター!!!」と大人気なく叫んでしまう程の衝撃的な喜びです。

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10数mドラグを滑り出して、じっくりやりとり開始! 食わせタナまで巻き上げるとまた引き込みドラグを出していきます。 3号ハリスですが慌てず焦らずねちっこくやりとりをして、3~4回程ドラグを出すやりとりの後徐々に大人しく上がってきました。

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船上検量で4.8kgの綺麗な真鯛でした。

 

使用したタックルは、アナリスター真鯛270 とシーボーグ300J 道糸はメガセンサー12ブレイド3

ハリスはタフロン船ハリスEX3号×10m 針はD-MAXマダイクワセSS 9号

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前半潮上になってしまったこちらのお方も潮変わりにきっちり当ててご覧の笑顔。真鯛を手にまさに「恵比寿様」のようですね!

ラストはまたまたMr.Kがやってくれました!

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2.4kgの美鯛! 本当に綺麗。

皆さん十分な釣果を得たところで少し速めに帰港。

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私は4.8kg含む真鯛6枚、ハナダイ1枚、イナダ1本と満足釣行となりました。

久里浜のポイントでは婚姻色で黒ずんだ大真鯛が釣れ始めていますが、剣崎沖はまだプレのっこみといった感じです。

しかし魚探には真鯛らしき反応がびっしり映っていましたので、「Xデー」までカウントダウンといったところでしょう。

暫くは日々の釣果情報から目が離せません!