愛知発 伊良湖水道ど真ん中のカサゴ釣り
先日釣ったカサゴが家族に大好評!!
息子の「またカサゴ食べたい!!」の嬉しい一言に気を良くし、早速、仕掛けを作って行ってきました!
向かった先は、愛知県師崎港 まとばや丸
師崎港で ”カサゴ” と言えば、第八まとばや丸!!と、お思いの方も多いと思います。
ほぼ一年中カサゴを狙う、伊勢湾のカサゴ釣りを知り尽くした名物船長のいる船です。
こちらが第八まとばや丸 山下晶安船長。とても親切で気さくな方です。
人気船だけあって、平日にもかかわらず24名の満船です。
私は胴の間の混雑を避けて右舷お立ち台に釣り座を構えました。
船では演歌が流され、昭和ムードたっぷりの中、準備をしていると
名物船長の初心者カサゴ釣り講座が始まりました!!
資料も手づくりで手が込んでます。
船長の「釣りは食べるまでが釣りだよ」のお言葉どおり、食べ方まで事前にしっか教えてくれます。
食べる楽しみがあっての釣り!
私も毎日魚が食べたいほどの魚好きで、釣った魚は全て自分で料理しますので、そのとおりだと思います。
ユーモアたっぷりの講座をしっかり聞いて、午前6時に出港です。
向かうは伊勢湾の湾口部、伊良湖水道ど真ん中!
左の岬は伊良湖岬、右の島が神島で、その真ん中がポイントです!
30分程で到着し、早速実釣開始
当日のタックル
リール:シーボーグ200J-L
道糸:PE2号
オモリ:60号統一
仕掛け:自作胴突き3本鈎 又は4本鈎仕掛け(材料は冒頭の写真)
餌:こうなご≒いかなご、さんま切身(船支給)
当日は長潮で潮が緩いと予想し、まずは中オモリ8号を付けて始めてみました。
水深は50m~60m
着底→ 糸ふけとり→ 一旦底を切って→ 誘い下げ→ 着底
(最初にこの動作でしっかり糸のたるみを取ることで当たりも明確になり、次の誘いも効いてきます)
着底し、当たりが無いので、中オモリを揺らして誘いを掛けて、ゆっくり這わせてみます。
・・・?
当たりがないので聞き上げて、再度底を切って誘い下げからやり直してみますが・・・?
魚からの反応は無く、なんだか少し糸の張り込みを感じます。
すると船長が「今日は曇り空で うねりがあり、上潮が早く二枚潮で、カサゴが洞穴の奥に隠れてしまっているようです」「カサゴは晴天で波が無く、潮が緩い日が良いので今日は条件が悪いです」とアナウンス(汗)
この悪条件をごまかさずハッキリ教えてくれる船長!大好きです!
釣り手にしてみれば、余計な期待はせず的確な状況判断ができて、逆にうれしいですね。
その後もポイント移動のたびに、海の中が手に取るように分かるような説明をしてくれました。
細かく転々とするも、どのポイントも魚の活性が低いようで、当たりが非常に小さく、食い込みが悪いようでした。
しかし、餌を見つければ全く口を使わない訳ではない事が分かったので
中オモリを外して、「ゼロテン」と「吹かせ」を試してみます。
待ちの時間も長めにとり、船長の「洞穴の奥に隠れてしまった」カサゴに餌をしっかり見せるようにすると、
いい感じに当たりが出るようになりました!!
着底→ 糸ふけ取り→ 底切り→ 誘い下げ→ 着底・長めの「ゼロテンション」(当たらなければ)→ 竿先を一気に1m送って「吹かせ」→ 糸が張り込む時に当たりが出る。
「吹かせ」で餌が横に漂う動きに好反応なようでした。
丁度その頃、下げ潮から上げ潮に変わるタイミングで魚の活性も上がってプチラッシュ!!
ダブル・ダブルで釣れてきます!!
問題は、二枚潮・三枚潮による道糸の張り込みと、中オモリを付けたことによる仕掛けの張り過ぎでしたね。
いつもは最初から中オモリは付けないのですが、少し欲張ってしまったかな。反省です(^_^;)
その後は潮が一段と早くなりましたが、そこはポイントを知り尽くした山下船長!
ピンポイントに狙いを定め、早いピッチの流し変えで最後までしっかり釣らせてくれました。
難しい一日でしたが、船長の分かりやすい状況説明と釣り座、そしてタックルに助けられて、カサゴ42匹、オコゼ2匹、イネゴチ1匹と納得の釣果で竿頭もいただきました!
※写真は、まとばや丸HPより
半分くらい良型ですね。(このスケール、cm表示じゃないですね~笑)
そして「釣りは食べるまでが釣りだよ」!!
伊良湖水道ど真ん中の絶品カサゴ。ウマウマです!!
まずはカサゴとオコゼのお刺身~
カサゴとイネゴチの煮付け~
珍味カサゴの肝刺~~
ん~~ん幸せ!
伊勢湾の恵みに感謝感謝。