アングラー:村上 哲


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村上 哲さんの記事
2022.6.13

香住沖アコウ飲ませオモロ~

皆さんこんにちわ。うまい魚大好きモジャオこと村上哲です。

関西の面白い釣りを皆さんにお伝えしたく今回は兵庫県香住沖のアコウ(キジハタ)飲ませにトライしてまいりました。

実釣は兵庫県香住区柴山漁港「大吉丸」さんよりエントリー

自他共に認める釣りキチな高原船長がいつもノリノリで迎えてくれます。

実はわたくしめ、この一週間前に初めてこの釣りをしたわけですがめちゃテクニカル&攻略要素満載で一発で虜になってしましました。今回はその模様をご案内いたします。

早朝のマズメ時を狙って厳かに出向。餌の子鯵釣りから行うわけですが港をすぐ出たところに鯵牧場があります。

ここに波止用のサビキで餌を入れず錘を付けて投入するとちょうど良い10cm程度の子鯵がエンドレスに釣れる。ここからもうこのフィールドが恵まれ過ぎているのが解っていただけますよね。

一瞬でこのかご3杯近いの子鯵をGET(写真は随分餌として消費後。イカの多い地域にてサビキにもイカが・・・)。

子鯵は沢山釣れるのですが少しコツがあり、あたり棚付近でチョンチョンとタッチサミングしながら落とし鯵が食った棚1m(ハンドル2回転3秒程度)だけゆっくり目に巻いていっぱい鈴なりにして一気に数を稼ぎます(針外しは必ず上から)。当たらないときは巻き上げてやり直し。じっと待っているのはNG。これが早く出来ればそれだけアコウ飲ませに使える時間が増え楽しみ倍増するというわけです。

ある程度餌の子鯵が稼げたらアコウ飲ませのポイントへ一気に移動。

釣り方は無数に点在する漁礁を順にまわって生きた鯵を文字通り餌として飲ませてかける釣りを展開していくわけですが漁礁の高さは2m位のものから10mもの高さのある漁礁まであり少し潮が動くだけで難易度MAXの超テクニカルゲームとなります。しかしあたってくる魚は大きく良く引く高級魚ばかり。

この釣りはボトムに仕掛けが降りて20秒探って当たらなければそこに魚はいないため巻き上げて次の穴に落としていくといった調子であたりがあるところを船長は漁礁単位で、アングラーは穴単位で探っていきます。そしてアコウがいる穴へ入ったときはしっかり魚からのラブコールが出るのですが本あたりとしてかけて良いのかとマゴマゴしていると巣穴に潜られジ・エンド。あたりが有ったらすぐに巻き上げ合わせ(ハンドルを回しながら竿もあおってあわせる。電動はあくまで魚がかかってからON。)で掛けていくのが良。空振りしても背側に孫針を打っている大吉丸推奨仕掛けなら子鯵の顎の針が外れても高確率で背中の孫針は生きています。

※「大吉丸」推奨仕掛け。荒い漁礁で即掛け一気抜き出来る漁師さん仕様の仕掛けですね。

執着心の強いアコウなら巻き上げあわせ程度の空振りなら何度も当たってくるので落としなおし。あたりが無ければ餌がないと確認できる。餌が残って上がってくればアコウではなかった可能性が高い。慣れてくるとあわせから電動リールONするまでの一連の動作がスムーズになりバラシも減ります。かかってから魚を上げる為の最大のコツは漁礁高さ分をどれだけ怖がらずに一気に巻き上げ出来るかにかかっています!

※本当に香住の海はアコウが濃い!ダブルヒット・トリプルヒット。かけ損じはあったとしても全員あたったなんてことはざらにありますよ。

「大吉丸」さんでは他の釣り物が忙しくなることとポイント保護の観点からいったん6月中でこの釣りは休憩となりますが8月から再開されますので「旨い魚大好き&テクニカルな釣り最高っ!」て人は是非トライしてみてください。こんな良い魚がBKBK!ライブベイトで超テクニカル!やみつきになりますよ~♬

 

~食いしん坊系アングラーの釣り人メシ~

しっかり寝かせたアコウの握り。甘味倍増でめちゃウマです!

あしらいもの何もなくてすいません(汗)僕が一番大好きな煮付け。プリプリ最高!

皮目炙り刺し!皮がサクサク甘いプリプリの身とあいまって最高!ポン酢で食べるのがお勧め

家族はこれが一番好き・アクアパッツァ!これなら毎週でも良いそうです(笑)