2025ダイワカワハギロッド新製品紹介!
超長文デス。有料級情報満載!
ゆっくり読んでクダサイ。

①極鋭カワハギEX SF172
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まず「SF調子」とは何なのか。
極鋭カワハギSFが世の中に発表されたのが2015年8月の10年前。丁度、私がDKO(ダイワカワハギオープン)全国決勝で2連覇を達成した年でウイニングロッドです。

当時SF調子は、カワハギ竿の中でも異端ともいえる軟調子で、発売当初は柔らかさゆえに、①合わせが遅れる、②アワセが効かずバレやすいなど「使いずらいイメージ」と評判はよくありませんでした。
しかし、軟調子ゆえの①目感度、②食い込み性能、③クッション性がトーナメントシーンで大活躍、私をDKO2連覇にしっかり導いてくれました。
その後も2016年3位、2017年準優勝と、2013年3位入賞も含め、5年連続表彰台を達成、徐々にダイワ極鋭シリーズの「顔の1つ」としてみなさまにも認知されてきました。

一枚を競いあうトーナメントでは、バラシが命とりです(通常の乗合船の釣りでもこれは同じですね)。手感度はぶっちゃけ、名人クラスともなれれば、どんな竿でもそれなりに捉えられます。ただ、ファイト中のクッション性はそう簡単ではありません。その「クッション性」にこのSF調子の真髄が隠されています。

「しなやかさ=アタリに対する許容範囲の広さ」を意味していると私は考えます。すなわち、穂先の硬い手感度のいいロッドは「感じやすく、掛けやすいけど、カワハギにも違和感を与え、掛けミスを発生させ易い」 のです。

その点でしなやかな穂先、穂持ちを持った目感度+手感度の総合感度に優れた調子のロッドは、「掛けにくいけど、圧倒的にカワハギに違和感を与えにくい」。
さらにしなやかなロッドは小針・小エサが使える!DKO決勝の舞台、「竹岡沖」は、釣り座不利な中、潮先から抜けてくるワッペンを釣りながら、混ざってくる良型を小針でいかにバラさず取り込むかが、勝負の別れ目にもなっていましたから、これはトーナメンターにはとっても大きなアドバンテージになる!言い換えれば、「宮澤がDKOで優勝するために作りあげた調子のロッド」と自身では勝手に思っています。

SF釣法には実はそこから進化があります。
2013年のSF企画開発スタート前から、そこに気づいていたのですが、以前発売当初は、「キャスト⇒叩き⇒根歩き⇒ゼロテンステイ(時には弛ませ)」を繰り返す、ボトムの釣りがメインでしたが、そこに『宙釣り』のエッセンスが加わり、現在の「SF釣法」が完成しました。

まさに当時「宙の釣り」といえば、91調子の硬調子ロッドにハゲバリで「誘って小さいアタリを掛け合わせていく」釣りが王道とされていました。柔らかいロッドでは掛け遅れて、合わせも効かず、バラシ連発!と言われていましたが、「逆転の発想」!
あれっと閃いた(先人・先達の方々はやっていたとは思いますが)ボトムの釣りも違和感を与えず食わせるのがSF調子、だったら宙釣りでも!
『ゆすって、ゆすって違和感なく食わせる』、多少ゆすりのタイミングが合ってなくても穂持ちのクッションがカワハギに与える違和感をオートマチックに相殺してくれる!スピードの小針でしっかり飲み込ませてバラさず釣り上げる!だから吸い込みやすい「スピード」の小針が合ってるし、宙釣りは船や潮の流れも仕掛け(エサ)の動きがアクティブになりがちなので、10cmロングハリスが合ってるんです。
その頃は今よりカワハギの数も多かったので、この釣り方はばっちりハマり、釣果もグイグイ伸び、大会成績も安定した順位をキープできるようになりました。

さて、SF調子はどんな素材でも「SF」なりえるのでしょうか。
全くそうではありません。SF調子はSMT(スーパーメタルトップ)だからこそ、成せる技なのです。
実際、しなやかな穂先はグラス素材でも表現できますが、手感度がないしガイド絡み、巻き込み、叩きミスで簡単に折れてしまいます。カーボンソリッドでも同様で削り込めば可能ですが、そこまで削ると手感度もSMTに劣ってきますし、なにより曲げに弱いカーボン素材ではさらに折れます。(瞬鋭カワハギEXーSは手感度を優先して、S調子でありならSMTとの差別化のため、しなやかさをギリギリまで抑えています)

だからこそ、しなやかなで目感度が良く、食い込み性能は良いままに手感度も生み出すことができるSMTが光るのです。
本作のコンセプトは「SF史上最高の手感度と操作性」です。
目感度においては、宙釣りでも邪魔にならず、ゼロテンではしっかりアタリを表現してくれる、 RT(レッドチューン)N-SFと同等。(穂持ちを少し張らせているので、応力集中で、N-SFより良く動きます)

しかも、手感度と操作性においては数段階  EX SFが上といえます。これは素材、調子、リールシート、全長のショート化による相乗効果です。

まずは一番効いているのは素材と製法でしょう。
素材は今回、カワハギ竿初の東レM40Xをメインにマテリアルを使用。さらにダイワ独自のSVF製法のレジンコントロール技術で、東レM40Xという高強力素材をぎりぎりまでレジン(カーボンをくっつけている樹脂)を限界まで減らすことで、ダイワのカワハギロッドの中でも類まれなる軽量・高感度化を実現し、かつその素材を細身肉厚化することでSFならではのクッション性と操作性を両立しています。

そして、リールシートには好評のゼロシートキャビティトリガーを使用し軽量化、トリガー位置も①キャスト時に指間でしっかり固定する、②手首を動かして叩く、③コンパクトなカワハギリールをホールドできる など、私が考えるベストなホジションだと思います。まあ、トリガー位置は過去からいろんなターゲットにいろんなタイプが発売されていますが、大昔からここの位置ついている理由がしっかりあるんですよね)

また、全長選定にこだわりました。これまでのSFは全長175~176cmでしたが、本作は全長172cmとしています。
これは瞬鋭カワハギEX S-172において、全長を短くしたことで軟調子にありがちなレスポンスの悪さを払拭できたエッセンスを盛り込んでいます。
そして調子としては操作性を上げること、だるさを払拭するために穂持ち部にSFより一つ硬いVSまではいきませんが、N-SFと比べると明らかにパワーのある穂持ちです。 (もう少し細かく言うと、N-SFとVSのセンターより、N-SF寄りです)

N-SFは愛好者が極めて多い竿ですが、やはり30号錘や35m以上の水深では使いにくいという声もありました。本作はそういった領域も十分対応可能になっています。
現在、N-SFをメインロッドとしてご使用されている方も、両方を水深・潮の早さ・魚のエサトリスピードで適材適所で、2本を使分けることで「痒いところすべてに手が届く」最強のタッグが組めたと考えます。

*すでに発売前からたくさんのご予約をいただいております。初回かなり入手困難になることが予想されますので、もし迷ってらっしゃる方はお早めにご手配をオススメいたします。

全長:172cm
自重:52g
価格:89500円
発売:8月予定

※素材について質問
Q.SVFナノプラスとM40Xは同じカーボンシートですか?
A.SVFナノプラスとM40Xは同等ではないです。
今回はM40X素材が入った、SVFナノプラスの製法を使用しているというイメージです。
カーボンクロスはカーボン繊維と、それをまとめる樹脂で構成されています。
M40Xというのはカーボン繊維の種類を表します。 ナノプラスというのは、樹脂の種類を指します。
そして、ダイワのカーボンテクノロジーというのは樹脂量の多さを示しています。
SVFというのは、樹脂量が非常に少なく、カーボン繊維が多い筋肉質なカーボンクロスということです。
一般的には、樹脂量が少ないほど軽く、感度や操作性がよいと言われています。
しかし、樹脂量が少ないクロスは成形が難しく、技術がないと竿として作り上げることができません。
ダイワには、樹脂量が少ないクロスを使用できる技術があるということです。 ゆえにSVFとM40Xは同等ではないということです。

②瞬鋭カワハギEX MHH174
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【誰にでも使いやすい硬調バーサタイルモデル】
■瞬鋭カワハギ3タイプの特徴と使い分け
〇H-175・・・ダイワ最強の手感度と操作性(レスポンス)を備えている。手感度最優先で、目感度や食い込み性能に乏しく、その点でもピーキーな調子。(このマニュアルシフト感がたまらない!とファインも多数)
〇MHH-174・・・高感度カーボンソリッド・メガトップRの手感度と操作性が光る硬調子ではあるが、穂先を削り込むことで目感度や食い込み性能も備えている。
〇S-172・・・LC(ライトコンセプト)や、SFのようなソフト系カワハギロッドを知り尽くしたテスター陣が一番バランスに困って、こだわったロッド。極鋭カワハギコアユーザーの度肝を抜いた「極鋭カワハギLC(ライトコンセプト)」を、瞬鋭カワハギで、カーボントップらしさを追及して、ダイワテスター陣が練に練って仕上げたセッティング(調子)。しなやかさの中に操作性のバランスを突き詰め、LCとの両立を図った

【開発ストーリー】
瞬鋭カワハギを開発するにあたって、ラインアップ選定にも相当時間を費やしました。
通常、新シリーズであれば、ど真ん中のMHクラスから始まりますが、あえてSとHという両極端に振りました。
メガトップRというものを理解いただくための、いわばコンセプトモデルがSとHなのです。
メガトップRのメリット=カーボンソリッドのメリットとは何かと考えたとき、操作性(=持ち軽さ)と手感度があげられます。
そこで、持ち軽さを追い求めたSと、手感度を追い求めたHを発売したわけです。

H-175の最終テストで、最後まで悩んだ2本がありました。
簡単にいうと超硬調子とそれより少し柔らかい硬調子です。
その2本の中から、H-175のコンセプトである最高の手感度が出るプロトを調子決定品としたわけですが、テスター全員が「自分が使うならこれ!」とその使いやすさから満場一致で選ばれたのが
本作MHH-174のベースとなっています。
この調子から、テストを重ね、瞬鋭シリーズ発売から一年がたち、新たな設計ノウハウをつぎ込み、目感度、食い込み性能を向上させることに成功しました。
瞬鋭カワハギEXシリーズの中で最も使いやすい、「瞬鋭らしさ」としての総合性能得点の最高がMHH-174です。

全長:174cm
自重:54g
価格:81000円
発売:8月予定

③極鋭カワハギレッドチューンBOTTOM-2

【ハイレスポンスバーサタイルモデルのBOTTOMコンセプト
携行性に優れたセンターカット2ピース仕様 】

■非常にしなやかなSMTから急速にパワーのある穂持ちにつながる、カワハギ釣りの基本となる、底にオモリを置いた誘いの操作がしやすい、1354の「BOTTOM調子 」
■V-ジョイントα搭載で、携行性に優れたセンターカット2ピースながら1ピースと遜色ない操作性と軽さを実現。
■センターカット2PCSのフラッグシップモデル
増えた電車釣行、バイク釣行、コンパクトカー釣行に向けたモデル。 現在、センターカットモデルのはメタリアまでになっています。 「もっと高いモデルをつかいたい」長年の熱いご要望に「お待たせいたしました!」お答えした形で、今回は、レッドチューンシリーズで初登場です。
■ただ携行性が良いだけではありません。
ボトムシリーズ史上最高の手感度と操作性を実現
し、カワハギフリークに刺さる竿に仕上がっています。
■しなやかな穂先とボトムの持つ穂持ちパワーとのバランスにより、極めて高い総合感度(目感度+手感度)と操作性を実現するためです。
この最高の調子をベースに、最新の設計テクノロジーで構成したものが本作です。
実はカーボンマテリアルはEX ボトムクラスのものを使用しています。結果、極鋭カワハギEX ボトム同等以上の手感度と操作性を実現しています。
表記自重はEX ボトムと比べると重いですが、操作感は2ピースでありながら十分上回っていて、つまりボトム調子史上最高傑作といえると思います!
ボトム調子フアンの方は、2ピースと使わず嫌いにならず、是非手に取ってみてください!私も自信をもってオススメできます!
全長:175cm
自重:61g
価格:70000円
発売:8月予定

@daiwafune
@daiwamiya
@kayanuma_masaki_kayagon

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