良型連発!・カワハギ釣り教室
晩秋のトップシーズンから離れてはいるものの、カワハギの釣果が依然好調です!
久比里の巳之助丸さんとも「この好調を受け、毎月1回カワハギ釣り教室を開催しましょうか」と、去年の夏頃より、続けてカワハギ釣り教室を開催させていただいております。
さて、巳之助丸さんでの釣り教室では、宿に向って右側のスペースにて、釣り座決めの受付けを行っております。
受付けを済まされた後は、殻付きアサリを剥いたり、談笑したり、船に移動したりと、出船30分前からのレクチャーまでの時間を過ごされています。
船上でのレクチャーでは、海の中は、水温が上がり気味になり、陸上にたとえると春になり始めであること、そういった低水温ではあるが、初夏の産卵に向っているということなどをお話しさせていただきました。
約30分のレクチャーの後、大船長が舵を握る舟は出船、一路剣崎沖のポイントを目指しました。
右手に三浦半島を望みながらしばらく航行、剣崎灯台を西に見やるポイントで第1投です!
水深30m前後、船中最初にカワハギを掛けたのは岸さん。去年のDKOファイナリストの技が光りました!
大石さんも続きます。凪の海上ゆえ、小さなアタリも逃さずキャッチ、流石です!
まあまあの型を釣り上げたのは佐藤さん。今回の教室で、カワハギ釣りの引き出しが増えたとか。
これは大きいですね立川さん! 底に張り付く引きの後、ためながら上げてきました。
小鶴さんはダブルでGET! まだ水温が低い時期ではありますが、カワハギは元気なようです。
ジックリと、ご自分の間合いにカワハギを入れ込み掛けるスタイルの久保さん。狙って獲った1枚ですね!
序盤から飛ばす冨永さん。あれっ?もう3枚も釣り上げています。流石の一言です!
カワハギ釣りに目覚めてしまった小前さん。ちょっと苦戦されていましたが、パターンを掴めばこの通りです!
さて、当日は、ポイント到着がはほぼ無風。そして、上げ潮止りから下げに入る汐見でした。
ところが・・・
10時になってもほとんど潮が動きません・・・
春の潮は日中に大きく動き、潮も中潮、黒潮も離れているので下げ潮が効くかと思っていたのですが、どうしたのでしょうか?
前々日の黒潮の蛇行を見ると、伊豆半島沖で屈折しているように曲り、その分流が上げ潮となり、東京湾湾口に押してきているかも知れませんでした。
中盤より竿を出し皆さんを回りましたが、今度は思いの外上げ潮が早く動き出し、その動きだしと合わせるように食いが立ちはじめ、上げ潮が程よく流れ出した昼過ぎには、あちらこちらで大型カワハギが上がり出し、時にはダブルと、4月のカワハギ釣りではありますが、トップシーズンを凌駕するような釣れ方をした時間帯がありました。
「スーさん」こと鈴木さん。数年振りに釣りに復活、その腕前は当時のまま、健在でしたね!
こちらの鈴木さんは、底を切り、ヒラウチからの誘いを繰り返し、アタリを出していらっしゃいました。
週刊つりニュースの大高さん。取材の合間に竿を出せばこの通り、流石の腕前でした。
出船前のレクチャーで「ハリが刺さって無く、噛んで上がってくるカワハギもいる」とお話しいたしましたが、まさにその通りのカワハギをスーさんが釣り上げました。
杉山さんは根気よく、カワハギと対峙されていました。したやったり、お見事です!
これは大きい! 早くも産卵を意識した個体か? 浅場での引きはたまりません!!
これは嬉しいゲストです! このサイズは、柔らかで美味しいんですよね。
潮変りに連釣されていた内山さん。これも良型、お見事でした!
ゼロテンションの練習をされていた市川さん。制度を上げることにより、極小さなアタリも逃さずキャッチしていただけたらと思います。
沖上りに近づくと共に、段々と上がってきた南風でしたが、そこは春の海、温かな風が頬を撫でる度に、優しい季節の移ろいを感じるのでした。
下船後は、1日の釣りの総評をお話しさせていただいております。
総評では、出船前のレクチャーの時の予測と、実際の釣りとでの相違に焦点を当てて、次回の釣行に繋がる内容を心掛けております。
集合写真を撮らせていただく前に、RYO’S METHOD ステッカーを賭けたジャンケン大会を行わせていただいております。
対岸の千葉側に霞が掛かる春の海。
カワハギには活気があり、今後、水温の上昇と共に、増々楽しみが多い季節となってきます。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。何か得るとことはございましたでしょうか?
巳之助丸さん、大船長、女将さん、この度もたいへんお世話になりました。
次回の巳之助丸さんでのカワハギ釣り教室は5月27日(土)、剣崎沖が2ヶ月間禁漁となる直前の開催となります。