カジメを交わして価値ある1匹を・腰越沖のカワハギ
10月23日(日)、神奈川県腰越の池田丸さんにて、カワハギ釣り教室を開催させていただきました。
今回ご参加いただきましたのは18名様、いつも多くのご参加ありがとうございます。
釣り教室では、出船前に船上にて、カワハギ釣りのレクチャーを行っております。
レクチャーでは、カワハギ釣りに適したタックル、仕掛け、釣り方などを解説しながら、腰越沖のポイントとしての特長、当日予想出来うる攻め方等を述べさせていただきます。
レクチャーは30分、その後、橋本 浩平船長が舵を握る、第七池田丸は、静かに腰越港を離岸するのでした。
出船後、ポイントに到着するまでに船内を1周し、今回が初めてのカワハギ釣りの方へのアドバイスと、エサ付けのレクチャーを行っています。
ポイントは港のすぐ前で、船を回り終えるとすぐに、釣り開始の合図が出ました。
西に江ノ島が見える、何とも良い風景の中の釣りとなり、その左奥には、富士山のシルエットも見えました。
開始程なく、船中1匹目のカワハギを釣り上げたのは山崎さん。レッドチューンレンジをお使いで、オモリを数センチ底から上げた、いわゆる「深宙」で、ロッドの特性を引き出した釣りをされていました。
岡田さんには、良い型のカワハギが来ました。「SFを使ってみたけど、カジメを交わしながらの釣りでは、ちょっと軟らかいかな?」と、カジメ帯での仕掛けのハンドリングを意識していらっしゃいました。
これも良型です! 染谷さんは仕掛けを動かした後、確実にステイを入れ、カワハギにエサを食べる間を与えていました。
クロダイ釣りの名手の曽根さんは、何の釣りをされてもお上手です。この日も良型を含め、沢山のカワハギを釣られていらっしゃいました。
阿部さんと曽根さん、ダブルヒット~~!! 阿部さんは今年から、モバイル釣行でも便利な2ピースロッドである、極鋭カワハギ AIR 1344-2 AGSを携え釣行、その感度に驚かれていました。
相内さんは、去年の年末にカワハギ釣りを始められたそうです。でも、ハリだけでもこの充実度合、この先、増々腕を上げられることでしょう。
甲斐さんは、旧レンジマスターをお使いになり、宙の釣りを展開。お教えさせていただいているところ、早速1匹掛けてしまうあたり・・・、脱帽です!
苦心して掛けた1枚に笑顔の佐藤さん。トップガイドを見やる、真剣な眼差しが印象的でした。
さて、中盤から僕も、釣ってみることにしました。
ハリのチョイスは、どちらかと言うとコッパが多い状況だったので、スピード7号を選択し、ハリスは7cmとしましたが、状況に応じて5cmに詰めたりしながら使って行きました。
当日は、日が射すこともあるが薄曇りといった天候で、北よりの風がや強いものの、陸からの風なので、そう船が揺れることはありませんでした。
港前は薄濁りの潮でしたが、中盤は東へ移動、七里ヶ浜辺りの沖で潮が澄んできました。
目でエサを探すカワハギの事、これはチャンスとばかり釣ってみますが、水温が25℃と高く、水深も浅い状況で、夏パターンの食いでは無いながら、群れが固まっている様子は無く、競って食うような状態は感じられず、アタリは遠い様相でした。
疎らに生えているカジメに幹糸を叩かれながら、そこではアワセを入れず、カジメのサワリが無くなったところでオモリを根歩きさせ釣り進めました。
「アタリが遠いなら、仕掛けを弛めたり、這わせたりしてみては?」と考えるものなのですが、そうすると、2回に1回はカジメにハリが掛かってしまい、それを無理に取り外すとエサも取れてしまい、やはり縦の、カジメを交わしながらの釣りが、ノイズやトラブルが無くアタリを鮮明に出しました。
使用タックル
リール:スパルタン RT TW
ライン:メガセンサー12ブレイド 0.8号
シンカー:快適船シンカーSR 夜光
そして今回、プロバイザーHDタックルバッグ(B)にタックルを収納しての乗船でした。
ソフトインナー仕様で内容物に優しく、とにかくスタイリッシュ! 今後使い続けてみて、また書かせていただきます。
さて、そんなポイントで小移動しながら、時折どなたかのロッド曲がり込みカワハギが取り込まれていました。
フライフィシングをなさっているとおっしゃっていた中村さん。「カワハギ釣りは難しいですね。でも、面白い」と、釣り談義をしながらの1枚でした。
「松ちゃん」こと松永さん。当日は、後輩の佐々木さんのご指導を含めての乗船でしたが、船中そこそこの釣果をマーク! 流石です!!
宇佐美さんにも良型がヒット! でも、同じような大きなカワハギ、水面で・・・、惜しかったですね。次回、そんな取り込みのコツも掴んで行って下さればと思います。
有薗さんの奥様には、白くてベッピンさんのカワハギが! この1枚が嬉しいですよね!!
旦那さんの有薗さん、「またチャイチー(小さい)です~」と苦笑い。でも、それを掛けるのが難しいですからね!
佐々木さんは、久々の船釣りだったようです。「後半、コツを掴めました」と、嬉しいお言葉をいただきました。
新たなロッド、楽しいカワハギ釣り、良い笑顔、ですね、阿部さん!
沖上りまで30分ちょっと、そろそろロッドを畳んで、皆さんの周りをもう一巡、と思っていたら根掛り・・・。これがしつこくて、中々外せなかったのですが、外せた直後、底へ張り付く引き込みが!
その時想わず膝を折り、ドラグを数クリック緩め、何度かためて上がってきたのは、背の張った良型のカワハギでした。
コッパが多く混じる中、ロッドを絞り込む良型に冷汗の、楽しい腰越沖でした。
沖上り後は、池田丸さんより、地元の名物「アカモク」を皆さまに、参加賞としていただきました。
ご参加の皆さま、今回の釣り教室で、何か得るところはございましたでしょうか。
池田丸さん、大船長、女将さん、橋本船長、遠藤船長、たいへんお世話になりました。
楽しく、愉しく、真剣な釣り教室、今後も続けて参ります。
帰宅後は、腰越名物生シラスで1杯。
心地良い疲れの中、これがまた、こたえられないです・・・
【今後の釣り教室野ご案内】
カワハギ仕掛け作り教室 11月3日(木・祝) 高円寺・梵々さん
エギスミイカ釣り教室 11月5日(土) 平和島・まる八さん