アングラー:林 良一


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2014.8.4

〈林〉ちょっと深くなった夏タチ

8月3日(日)、釣友の三浦ゴウちゃんと近藤さんに誘われ夏タチに行ってきました。船宿は羽田のえさ政釣り船店さん、早朝から駐車場へと誘導していただくスタッフ、船長方々は皆優しく、女将さんの笑顔が迎えてくれるフレンドリーな船宿さんです。

今回はやや深場になったタチウオのタナを鑑み、いつものリーディング73-MH-190にはシーボーグを、手巻きタックルは、スリルゲーム 73-MH-195にミリオネア、予備ロッドとして極鋭ギア M-210を持ちこんでみました。

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僕らを含め16人を乗せた船は、村石 晴彦船長が舵を握り、フグ船担当の岩越 祐司船長が中乗りとして乗船、定刻に多摩川を、心地良い風を受けながら航行していきました。

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今回のタナは、夏タチの特長とも言える「7mから水面まで」等ではなく、水深40~50mの「底から10m」などとちょっと違っている前情報から、オモリは40号前後を用意してみました。

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最初のポイントは、第二海堡の南側のエリアで、既にタチウオ船団ができていました。水色は濁り、水深は45m前後、期待の第1投です! 最初の20分位はバリバリの活性で、僕ら3人も数本づつ位釣りましたが、そこから活性が一気にダウン・・・、デッドスローでモタレ=タチウオがエサの端を咥えた重さ を感じ、適度なスリルゲームの穂持ちの反発で食いを促しながら、ハリ先がタチウオの口の中に触れた、ひときは大きな引き込みでガッチリとアワセを入れます。

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スリルゲームは、細身でややムーチング的な調子の竿ですが、シャクリには穂先を下向きにしてその柔軟性を殺しキビキビと、デッドスローでは、穂持ちはら胴中の、たおやかな曲りを使うことができ、渋いアタリを弾くこともなく、僕のタチウオ釣りにとって大きな味方となっています。

ゴウちゃんは「極鋭ギアを試してみたいんですが」と、手持ちのカウンター付きリールのイッツに付け替え釣り始めるとすぐにヒット! 「40号オモリでは、やや硬い感があるものの、その分シャクリのハンドリングは良く、柔軟なメタルトップでタチウオを掛けにいけました!」と、どこかのブロガーさんのようなコメント(驚) ゴウちゃん、上手くなったね~(しみじみ)

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近藤さんはリーディングに持ち替え、感触を確かめるように釣り進めて行きます。手持ちの竿と調子が違っていた為か、最初やや苦戦していましたが、柔軟な穂先の有効性、AGSガイド、胴中からの粘りなどをお伝えしていると、勘所を掴んだのか続けてヒット! どうですか、この表情!!

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当日は型が良いタチウオも混ざり、中~大型主体といったところで、指5本近い大型も顔を出しました。3人で50本ほど釣りましたでしょうか、十分な釣果でした。

 

真夏の海、真夏の風物詩でもあるタチウオ。午後になると吹くことが多い、強めの南風の風波が逆光にキラキラと光ります。心地良い疲れと日焼けが、昨日の思い出を反芻させます。今年は好調なタチウオ、まだまだチャンスです!

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追記

釣友のGONさんに教えていただいた「タチウオの真子料理」を紹介します。破かないよう丁寧に真子(卵)を取りだし、しばし酒に漬けておきます。酒をキレイに拭き取り、真子の全体に塩をして、小さなものなら1時間、大きいもので2時間ほど、冷蔵庫の中で斜めにした皿などの上に並べて水を抜きます。その後また酒で塩を洗い流し、食べやすく切ります。左党には、キリリと冷やした冷酒と、ご飯にのせても美味しい、たらことはまた違った趣です!

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