〈林〉カワハギ釣り教室 at 池田丸さん
9月に宮澤さんと、つり情報さんの取材でお伺いした腰越の池田丸さん。その時の顛末は先に、アサリと取材とミーティングというタイトルでリリースいたしました。その日取材が終わり、宿で皆さんとお話ししながら一息入れていると、池田丸さんの大船長より「是非カワハギ釣り教室を開催したい」というお言葉をいただきました。そこでつり情報社の根岸さん、宮澤さんより僕を推薦していただき、後日大船長と打ち合わせの後、11月4日(月・祝)、池田丸さんでカワハギ釣り教室開催の運びとなりました。
当日は曇り予報だったのですが、残念ながら前日には雨予報に変わってしまいました・・・。でもそこは、ご参加いただく熱いカワハギ・フリークである皆さんのことを思い、まだ夜明け前、「アメニモマケズ」と、フロントガラスに打ちつける雨もなんのそのと、第三京浜を南へと愛車を駆るのでした。
今回ご参加の方は26名様、大勢の皆様、本当にありがたい限りです。前日の釣果は70匹超えということもあり期待が膨らみます!
出船前は恒例の船上レクチャーです。簡単な自己紹介の後、一昔前のカワハギ釣りから近代カワハギ釣りへの変遷、釣魚としてのカワハギの性質、カワハギ竿、仕掛け、釣り方などのご説明の後、事前情報とエリアの特性を鑑み、数は釣れているがコッパが多く、その攻略法、独特のカジメエリアでの釣り方などを解説させていただきレクチャーは終了、大船長が舵を握る池田丸7号船は舫いを解かれるのでした。
ポイントは5分ほど航行した江の島を西に見やる岩礁帯、水深は10数mから開始します。舳に1人立ち、しばらく両舷の様子を見守りますが、朝一は、カワハギからの反応はあまりなさそうです・・・
船中2~3枚釣れた後、右舷舳の菅俣さんより船内を回ってみます。すると菅俣さん、巻き上げてみるといきなりのダブル!素晴らしい!! 次回はご自分で掛けてみましょう! 練習あるのみ、応援していますよ!!
潮が動かず、雨を抱えた雲が厚く立ちこめ海は暗く、やはり予想通りコッパが多いようです。皆さま小さなエサ盗り名人に、釣り上げても、ツルテンにされても苦笑いです。
船をゆっくりと3巡した後、僕も1455AIRにスマックのスペシャルカラー・ムーブ、ワイドフック3.5号・ハリス3.5号3cmを下2本、上はスピード7号・ハリス2号5cmをセットし、暗い海底のこと、オモリは快適船シンカーSのパール/夜光をセットし船内を回ってみます。
すると・・・、ちゃはぁ~~! 出ました8cm!! 自己最小記録かもです(苦笑)
ではと、水深10m、カジメが密にではないですが点在するエリアで、海底の高低差も少しある、コッパ中心のエリア攻略です!!
まばらなカジメの為、カジメの上っ面でオモリが止まることはあまりなく、カジメとカジメの間の海底にオモリを着け、そこから1m切りヒラウチしながらユックリと着底させます。その間カジメの上にも下にもいる好奇心旺盛のコッパが、オモリのホログラムのきらめきに、夜光のランダムな動きに興味を引かれ近づき→エサを発見→食べたいが揺れていておあずけ・・・→着底してもオモリパタパタ、上部のシンカーもランダムに揺れ、まだおあずけ→段々とイラつくコッパ≒活性が上がる→仕掛けをゼロテンでピタッと止める→直後食いに来たアタリで掛けに行く のパターンが良かったようです。ハリはワイドフックに短く太いハリスに分があり、後半はワイドフック+短ハリスを沢山携えて船内を回り、それを皆さんにお分けしお使いいただきながら釣り進めていただきました。
中には大型カワハギにヒヤッとさせられながらリー
ルを巻く方もいらして、天気も段々と回復、皆さん穂先を凝視する目が真剣です。そんな中何度となく船内を回らせていただきましたが、ご自分の釣りを楽しんでいる方、山盛りの質問をご用意されている方、または釣りに対する熱い思いを語っていただいたりと、「カワハギ名人が10人いれば10通りの釣り方がある」の喩えがあるように、皆さん実に様々にカワハギ釣りを楽しんでおられていたようでした。
当日初カワハギ釣りの緒方さん。アナリスターの使い心地はいかがでしたでしょうか!?
定刻過ぎに沖上り、大船長ありがとございました。港で当日の総評などを述べさせていただき、集合写真を撮り解散となりました。
今回も「楽しく、楽しく、真剣に!」、ご参加の皆様はカワハギ釣りを楽しまれたのではないかと思っております(かくいう僕も楽しませていただきました・感謝)。
これからも、機会がある毎に釣り教室を続けて行きたいと思っております。