アングラー:林 良一


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林 良一さんの記事
2013.8.15

〈林〉やっぱりカワハギ釣りに行ってしまう・・・(笑)

数日前、釣り教室でお知り合いになった川崎さんが釣行予定をFacebookにアップしていて、それによると8月14日(水)にカワハギ釣りとのことで、「それでは!」と、前回の釣行でお知り合いになった高橋さん、Tommyさんもお誘いしたら二つ返事! 今回も久比里の巳之助丸さんでご一緒いたしました。(夫婦橋から平作川上流を望む)

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朝、駐車場から宿へ向かい歩いていると、背後から荒い息使いと共に走り寄る気配・・・。振り返ると、先日のカワハギ仕掛け教室にご参加いただいた金子さんではないですか! 聞けば山下丸さんからの出船だそうで、前々から分かっていれば・・・ねえ、金子さん(残念っ)。次回日程の合う時は是非ご一緒いたしましょうね! 

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さて、8月1日の剣崎沖解禁カワハギ仕立てから、当日で剣崎沖には合計5回の釣行となっており、エリアの変遷を楽しみながら、また苦しみながら(苦笑)釣り進めています。流石に解禁当初の尺近い大型は減ってきている様子、今回はや沖の水深25mライン、海老根、吉野瀬辺りから始めます。今回水深がややあるので、1455AIRをメインに、サブにAGSをセッティングしました。

1455AIRには、やや竿先を殺す30号オモリを付け、上からパワースピード7.5号ハリス2.5号6cmを2つ、下はパワーワイドフック4号ハリス3.5号4cmをセットし、潮がクリアで緩い朝一、宙を想定して下バリにワイドフックを、それで掛からない、あるいは宙にカワハギがいない時はオモリを着け、仕掛け上部のシンカーを揺らしゼロテンションでステイ、あるいはタルマセと、カワハギの活性が予想でしかない第1投はこんな組み立てをしてみました。

開始の合図と共に宙で誘いを掛けていると、隣のTommyさんは「きたぁ~、きたきた!!」と、初代極鋭を気持ちよく曲げて、船中1匹目のカワハギをGETしました!

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朝一宙での反応は無く、底を中心に、1455AIRの仕掛けのハンドリング性を生かして誘いをかけ、しばしステイ=ゼロテンション、マイナステンション=タルマセを丁寧に繰り返しているうちにアタリ! 一瞬送り込んで聞き上げ、竿が硬い分カワハギに自ら(先日アップされた動画のように)泳がせハリ掛かりさせます。

川崎さんは今回、今年のAGSに入魂の1枚。高橋さんも順調に釣り上げて行きますが、やはり夏場、カワハギの群は固まっていないようで後が続かないことも多く、拾い釣りの様相は否めないようです。

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皆さんポツポツ釣り上げながらの中盤、下げ潮が効き始めると2枚潮になりかなり釣り辛い状況になってしまいました。「ここは我慢」と投入を繰り返しますが、ラインが飛び、オマツリが煩瑣に起きてしまい、終盤浩樹船長は下浦沖に移動、これがやや吉と出た感があったのでした。

金田湾を望む下浦。水深は15mほどで、久里浜の煙突を北東に見やりながら、砂地の粒根に付く外道に翻弄されながら、チョイ投げして重めの3号シンカーを1455AIRのパワーのある穂持ちで、外道がヒットしてこないよう乱暴に揺らしながらサビイテきます。1m位サビイテピタッとゼロテンション、この時最初に穂先には目感度で、手感度でも訪れるカワハギからの小さなシグナルを、眼を見開き息もせずに待つ釣りを繰り返します。

もっとも外道の方が圧倒的に多い様相なので、サビイテいる最中、ゼロテンの時も煩瑣に外道からのアタリは来るのですが、その10数回に1回の、カワハギからの、ひときは小さく重いアタリに、タイムラグの少ない1455AIRで掛けに行くのですが、その唇1枚の攻防にバラシもあり、掛けに行けば浅く、吸い込ませに行くと外道が・・・、の、悩ましく楽しい釣りで終了となりました。

そうそう、出船前に「今年の竿、お貸ししますで自由に使って下さいね!」と、皆さんに言っていたのですが、その当人が釣りに夢中ですっかり忘れてしまっていて(汗)、終了1時間くらい前になって思い出し「Tommyさん、是非使っていただけますか!?」とAGSを差し出すと、彼女はその感度に驚愕! 皆が釣らない中何と3連荘でカワハギを釣ってしまうのでした・・・ 次回はお手柔らかにお願い致します(笑)

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巳之助丸さんでは「竿頭ステッカー」なるものがあり、船別ではなく、当日の巳之助丸さんのカワハギの竿頭がいただけるのです。僕は解禁日には金文字の竿頭ステッカーを、当日は(17枚)銀文字のスッテカーをいただくことができました。

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カワハギ釣りの聖地と呼ばれる久比里。毎回竿頭になることは至難の業ですが、どんな状況においても、常に上位の釣果を叩き出す釣り師はハギマスターと称され、自他共に認めるところではないでしょうか。

そうカッコ良く言っている僕も、カワハギ釣りを始めた当初はアサリも剥けず、タルマセて張るしか釣技はなく、しかしまだにその頃の釣果枚数を抜けなかったりと、カワハギは一生の好敵手と常々感じさせられています。

このお盆休み、もう一回くらい(18日?)カワハギに行っちゃうかもです!?