アングラー:林 良一


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2024.12.3

ヒガンフグ釣り教室 with 富士村テスター

開幕から好調な釣果で推移している東京湾のヒガンフグ、今回は富士村 彩花テスターにゲスト参加していただきえさ政さんで開催、24名様のご参加をいただきました。

今回はダイワから発売されたフグのカットウ仕掛けをレンタルさせていただきました。

 

皆さまがお揃いになりレクチャーを始めさせていただきました。

 

レクチャーでは、ヒガンフグとはどんなフグなのか? タックルは? 仕掛けは? 釣り方は? などをお話しさせていただき、最後に身欠きの熟成の仕方で締めさせていただきました。

 

最後に富士村テスターにもご挨拶をいただき、女将さんのお見送りを受けて出船いたしました。

 

今回のポイントは航程40分程の長浦沖。

埋め立て地ゆえ入り組んだ地形で、その岸となるマンメイドストラクチャーにヒガンフグが棲息しています。

 

当日は大潮回りではありましたが、この時期の潮見は夜の方が干満差が大きく、更に入り組んだ埋め立て地ゆえ潮の流れはあまり感じない下げ潮からの始まりでした。

それでも開始早々からそこここでヒガンフグが上がり賑やかな船上となりました。

 

 

緩い潮が更に緩み、ほぼ流れが無くなってきた頃ロッドを出してみました。

岸壁から少し離れた位置で船を流す船長、一見岸壁際がポイントと思われるのですが何ででしょうか?

おしなべて岸壁際は浅い事(急深な場所もあります)、捨て石が入っている事等が上げられます。

そうなるとフグのサイズは小型が多く、なおかつ根掛かりのリスクがグンと高い場所となります。

岸壁から船を少し離すと、駆け下がりになっており、その掛け下がりきった辺りにヒガンフグが付いていることが多いのです。

船長はそんな海底形状を魚探で把握、船をごくユックリと流してくれました。

繰り返しの誘い下げ、オモリが着底した直後に訪れるアタリに注意しながら誘いのルーティーンを正確に繰り返して行きます。

ゼロテンションで僅かに撓んだ穂先、トップガイドを僅かに震わすようなアタリに掛けに行きました。

ロッド:メタリア湾フグ  リール:アドミラ  ライン:12ブレイド0.6号

 

潮の流れが緩い≒アタリが小さくなる  のですが、この日は風も弱かった為、なおかつ入り組んだ埋め立て地のポイントでしたのでほぼ無風、平水面でもありあたかも室内プールでの釣りのような環境でした。

湾フグロッドの穂先は例外なく柔軟に作られていますので、こういった条件下ではアタリが小さいとは言え見えやすいものです。

こういった釣りやすい日に目感度アタリの振幅であったり、アタリが出るタイミングなどを覚えて行くと良いと思うのです。

冬は風があり船が揺れてしまう日も多い中、悪い日並みでもそういった事を思い出しながら釣り進める事がステップアップに繋がっていくのではと思っています。

 

 

 

富士村テスターにもきました!

これは良い型のヒガンフグ、カットウも顎の下の良いところに掛っていてパーフェクトです!!

 

 

 

 

海上は緩い風、春を思わせるような日並みの中の釣りとなりました。

終盤神奈川側のポイントに移動し定刻まで釣り沖上がりとなりました。

 

下船後は宿の裏手にて、その日1日の状況をお話しさせていただきました。

 

ご参加いただきました皆さまありがとうございました、何か得る事はございましたでしょうか。

えさ政さん、大船長、女将さん、柳沢船長、中川船長、佐川船長、この度もお世話になりました。

 

次回のえさ政さんでのヒガンフグ釣り教室は来年1月に開催(募集中)させていただきます。