ご好評の湾(アカメ)フグ釣り教室
1月17日(日)に開催させていただいた湾(アカメ)フグ釣り教室は、募集告知をしたところ5時間足らずで満船となってしまい、開催船宿さんであるえさ政釣船店さんと協議の結果、追加日程として翌週の24日(日)にも教室を行うことにいたしました(前回の模様)。
今回は開催前の天気予報が良くなく、前日開催したカワハギ仕掛け作り教室の夜は、所によっては雪予報、翌日の開催日は西風がかなり強そうな予報でした。
しかし、前夜に雪は降らず、小雨がっぱらっと降った程度で、アカメのポイントも風が吹いてくる西側に岸を見やるポイントということで、えさ政さんの判断を仰ぎ決行することといたしました。
そして、前日には18匹がお2人、それに続き14匹の好釣果であったのでした。
さて、ちょっと前置きが長くなりましたが、今回お集まりいただきましたのは20名様、前日の仕掛け作り教室から引き続きご参加の方も4名いらっしゃいました。いつも多くのご参加、心よりありがとうございます。
5時半頃宿に到着すると、中川船長が、そして岩越船長がすぐに(颯爽と自転車で!)いらっしゃり、宿に明かりが点り、1人、また1人とご参加の皆さまがいらっしゃいます(先週撮ったこの写真にも、中央に同じ方が・・・笑)。
少し夜が明けるのが早くなってきてた今日この頃、出船の30分程前から船上にてレクチャーを始めさせていただきました。
この写真は、湾フグ竿である湾フグXの特長をご説明しているところで、なぜ穂先だけが柔らかい9:1調子なのか? ではなぜ穂持ちから手前は粘りのあり硬めにできているのかなどを述べさせていただき、リール、ライン、オモリ、仕掛け、釣り方、食べ方など、大切なところはユックリと繰り返してお話しさせていただきました。
定刻に舫を解かれた岩越船長が舵を握る船は、この時はまだ無風でべた凪の多摩川を下って行きます。
さて、航行30分ほどで富岡の沖のポイントに到着いたしますが、煙突の煙は少しなびいてはいるものの海上は穏やか、柔らかな日差しを浴びながら待ちに待った第一投です!
開始早々アカメを釣り上げたのは、前回もご参加いただいた大内さん。そういえば先週は、「あと10分で上がって行きますから」のアナウンスの数分後、一番最後に釣り上げていましたよね。今回は一番最初にアタリを捉えましたね!
宇佐美さんは小田原からのご参加で、前日のカワハギ仕掛け作り教室にもご参加いただきました。早々に美味しそうなこの1匹、ゆえにこの表情ですね!
これもデップリと太ったアカメフグ。「今日は目標は5匹とします」の目標より1匹多くアカメを、そして50cmオーバーのマゴチも釣り上げられていた高沢さん。
「よんちゃん」こと松迫さんは、前回の湾フグ釣り教室、仕掛け作り教室にご参加いただき、ご自分で作られたチラシバリ仕掛けで嬉しい1匹をGETです! やりましたね~、よんちゃん!!
宇佐美さんのご友人の齊藤さん。湾フグ釣りは初めてながら中型を釣り上げられこの表情。回って行く度に質問をいただき、ご熱心さが窺えました。
清水さんは防寒対策バッチリ、真剣に、そして丁寧な誘い下げにアカメは魅了されたよう、ついアタリを出しちゃったようです。お見事でした。
右舷大艫の須川さんは開始早々から飛ばしていました。「小さいヤツばかりですよ~」とは言っていましたが、何と1時間余りで4匹の釣果! その後も順調に数を伸ばして行くあたりは流石の一言です!!
「松ちゃん」の愛称の松永さん。冷たい風が吹く中でも、手感度を上げるために手袋無しでの釣りはご立派の一言、その甲斐あって微細なアタリをキャッチ、一瞬待って次のアタリで掛けにいったそうです。
さて、開始2時間半位は緩い下げ潮がきいていて、新たなポイントに入って行く左舷の方が釣果を伸ばしていました。
先週の教室の時よりも最初から釣れ始め、はぼ皆さんアカメの顔を見られた頃、僕も竿を出してみることにいたしました。
すると、その辺りから潮止まりに加え、西南西の風が強くなってきました。
予報的中というところですが、風が吹いてくる西側に岸がある沿岸がポイントとなっている為、風があるものの海はそう波立っていない状況で、波による釣りのし辛さは感じられませんでした。
ポイントは、浅い中ノ瀬より一旦なだらかに落ち込んで急激にかけ上がってきた平たい根周りで、底には貝殻の死骸である「ガラ」と呼ばれる堆積物が多い場所となり、アカメの棲家、摂餌場所となっているようです。
船長は一流しすると十数秒の小移動をし、船数隻分スジをずらしながら、新たなポイント、新たなポイントと釣らせてくれます。
「湾フグ釣りは初めてで、今日は竿を用意してきました」とおっしゃっていた塩見さん。1匹釣られた後の集中力は凄かったですね~、アカメをご自分の間合いに入れて掛けていましたね!
右舷舳の鈴木さん。カワハギ釣りに傾注されているようで、今回は湾フグ釣りは初めてとのことでした。でもご本人いわく「色々見て予習はバッチリ!」とのことで、ご自分で作られたチラシバリ仕掛けで価値ある1匹を釣り上げていらっしゃいました。
DKOのキャップを被っている遠山さんに「DKOに出られたんですか?」とお聞きすると、「2014年の準決勝では、林さんの隣だったんですよ!」とのこと、これにはビックリいたしました。その時僕は2次予選敗退でしたが、遠山さんは決勝に進まれたそうです(拍手!)
そんな遠山さんはタイドブレイカーをお使いになり、丁寧な誘い下げで釣果を伸ばしていらっしゃいました。
細谷さんは一生懸命誘い下げをされいたのですが、中々フグがこちらを向いてくれない時間が長く続きました。でも、根気よく誘い続ける方に湾フグの女神(さて、どんな女神なんでしょうか・・)は微笑みます。 しっかりとご自分で釣られた1匹に拍手です!!
釣り教室の黎明期にご参加いただいていた野口さん。その後フィシングショーでお会いしたり、facebookで繋がっていたりと、今回またご参加いただけました。タイドブレイカーとトラウトガムが効きましたかね!
「ちょっと竿をかしてみてください。こんな感じで誘い下げると・・・」とレクチャーをしているとアタリ! アカメを釣り上げてしまったのですが「これでは自分で釣ったんじゃないもん」とおっしゃっていた長島さん。でもその後順調に数を伸ばされていましたよね(これは長島さんご本人が釣り上げたアカメです)。
昼前から風は強くなったり弱くなったりしていましたが、風波はそう立たず、最後まで釣りを楽しむことが出来ました。
いつも笑顔の岩越船長と、先週は後ろ姿の写真で失礼いたしましたが、今回は正面から中川船長を取らせていただきました。両船長、お世話になりました。
下船後は総評を述べさせていただき、集合写真を撮らせていただき解散となります。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
2週続けての湾フグ教室ご参加、または前日の仕掛け作り教室をご参加いただいての方々、重ね重ねありがとうございました。
えさ政さん、今回もたいへんお世話になりました。
湾(アカメ)フグ釣り教室は好評に付きまた2週間後、えさ政釣船店さんで開催いたします。
また皆さまの笑顔にお会いできればと思っております。