カワハギ釣り教室 at 第二泉水さん
あと2日で冬至となる12月20日(日)、今年最後となるカワハギ釣り教室を、TKBでお世話になった第二泉水さんにて開催させていただきました。
当日の最低気温は2℃、凛とする空気の中、船が舫ってある荒川土手の対岸には、黎明のグラデーションが美しく映っていました。
そのまだほの暗い内に船に乗り込み、黒澤船長に船のライトを点けていただき、30分後に始めるレクチャーの準備を1人始めます。
船でお待ちしていると、次々とご参加の皆さまがいらっしゃいます。お一人お一人ご挨拶させていただきながら、釣り座決めのくじ引きをしていただきました。
さて、今回ご参加いただきましたのは18名様、多くのご参加ありがとうございます。
出船まで30分を切った頃、皆さまに船の舳にお集まりいただき、レクチャーを始めさせていただきました。
レクチャーでは「カワハギとはどんな魚なのか?」、「カワハギ竿はなぜ先調子なのか?」、「ハゲバリと早掛け系のハリの特長、使い分け」などの他、ポイントとなる竹岡沖の特長などを述べさせていただきました。
レクチャーが終了し、定刻の7時にまず黒澤船長のカワハギ乗り合い船が、次に小玉船長の本船が、鏡のような荒川の水面を静かに航行して行きました。
ポイントの竹岡沖まで、出船前のレクチャーでは小さくて分かり辛いエサ付けのご説明を個々にしながら、舳で釣り談義をしながら、今日の釣りに想いを馳せながらの1時間半、富津岬を過ぎるとそろそろポイントの竹岡沖になります。
竹岡沖の潮色は澄んでいて、開始の合図を待ちこがれていた皆さんは一斉に仕掛けを投げ入れました。
すると開始そうそう、左舷舳の藤松さんが1枚掛けます! 「今日は幸先良いな。このまま・・・」と念じながらパチリと1枚いただきました。
その後はあれあれ、後が中々続かず、船長にお聞きすると朝の水温は15℃台、ちょっと下がってしまったかな・・・?
東京湾は大型船の往来が煩瑣で、潜水艦を見ることも珍しくありません。
小玉船長は小まめに船を回しながら流し替えてくれます。次の流しでは、銘竿レッドチューンを繰る和田さんに嬉しい1枚が!
鈴江さんはコンディションの良いオスのカワハギを釣り上げました。DAIWAのウエアーが決まっています!
「今日が初めてのカワハギ釣りなんです」とおっしゃっていた渡辺さん、小さいですが立派な1枚、おめでとうございます。
右舷艫の矢内さんは、ゲストにお友達のカワハギを連れて来てもらう「お友達作戦」成功です! 当日初使用のAIR1455が光っていました!
右舷舳の工藤さん。これもいい型、何回か竿をのされそうになりながらの嬉しい1枚です!
「久し振りの釣りです」とおっしゃっていた大石さん。横浜からきていただきました。やはりカワハギ釣り、面白いですね!
さて、前半の上げ潮はごくユックリと流れているようで、カワハギはいるものの中々口を使ってくれない様相でした。
正午の潮止まり辺りから僕も竿を携え皆さんを回ってみました。
すると、しばらくすると宙で違和感を感じ、そのまま船の揺れを相殺するようにステイ、2秒後のモタレで聞きアワセをすると重い引きが訪れました。
途中までやりとりしながらリールを巻いてきたのですが、残念ながらバレてしまい、再度しばらく宙も狙うもカワハギからのシグナルはなく、ワンタッチシンカーを取り付け底の釣りで臨んでみました。
開始早々は船下を、アタリが無いとみればキャストしてカーブフォール、オモリ着底直後の小さなアタリで掛けに行きました。
後半は下げ潮なのですが、やはり緩くしか潮は効かず、中々活性の上がらない中、インターバルは長いのですが、時間が短い時合に合わすことが出来た方が数を伸ばしていたようでした。
後半、山中さんは弛ませて聞き上げた時に小気味い引き、上がってきたのは中型のカワハギでした。
飯口さんは当日唯1人のダブル、そして自己記録を更新、渋い中ツ抜けを楽々と達成、おめでとうございます。
前半は「ん~、釣れないよ~、泣きそう・・・」と、冗談交じりで語っていた小林さんでしたが、後半帳尻を合わすところは流石でした。
良型を釣り上げた山下さん。回って行く度に、様々なご質問をお受けいたしました。
カワハギの機嫌はちょっとよろしくない日でしたが、ご参加の皆さまは熱心にカワハギと向きあっておられました。
そんな楽しい釣りの時間はあっと言う間、沖上り時間になり、船は荒川河口に向け帰港いたします。
第二泉水さんでは、宿から土手を越えた荒川に桟橋がある為、船へ移動する際はワゴン車でクーラーやバッグを運んでもらえます。
これは下船後も同じことで、竿のみ手に持ち宿の船を移動できます。
そうして宿の前にてバッグなどの到着を待つ間、当日1日の総評を述べさせていただき、ちょっとしたくじ引き大会、じゃんけん大会などを行わさせていただきました。
集合写真を撮らせていただいた後は、宿で供されるアツアツの豚汁をいただき解散となります。
今年最後の釣り教室にご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
第二泉水さんでは初めての釣り教室となりました、小玉船長、黒澤船長を始め、お世話になりました。
まだまだ冷めやらないカワハギ熱、今シーズンはどこまでカワハギが連れ続くのでしょうか!?
釣り教室はまた来年、皆さまの「釣れた」では無くして「釣った~!」という笑顔とお会いできることを心より楽しみにしております。