アングラー:林 良一


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2015.11.26

2015新米杯 伝五郎丸さん1号船

11月22日(日)神奈川県の三崎港にて2015新米杯が開催されました。

今年の参加人数は何と285名、14隻の船を連ねての大規模なワンデーのカワハギ大会です。

朝の受付時間前からうらりの広場はヒートアップ、新米杯の人気、カワハギ熱が窺い知れます。

 

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僕は伝五郎丸さん1号船の船リーダーとして、選手兼審判員として参加させていただきました。

 

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船上で写真撮影後船に各船は出船、沖での宮澤さんからの開会式の合図で、2015新米杯の始まりです!

 

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各船思い思いのポイントを目指します!

 

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港前すぐのポイントから始めますが、僕の乗った左舷にはアタリが少なく、序盤は右舷側にアタリが集中していたようでした。

 

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開始1時間が過ぎた頃でしょうか、前田さんが船リーダーを務める瀬戸丸さんが近くを通過、僕が両手で大きく「0」を形作ってアピールすると、前田さんは「V」サインを返してきてで2枚釣ったようでした。

この時は中オモリを付けて 弛ませる⇔沢山弛ませるの中でアタリを探している中、水深がやや深いこと、アタリが無いことを鑑み、中オモリは仕掛け上部に1.5+1.5+1=4.5号まで重くし、下オモリ直上のビーズからハリスを出し、ヒラウチやタタキ下げ等の誘いはするものの、その後はかなり底を意識した釣りに徹していました。

 

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開始1時間半を過ぎた頃、再度瀬戸丸さんが前を通り、前田さんは両手を挙げて「7」のサイン、僕はその時小型と中型の2枚のみ・・・。

反対舷の藤岡さんはその時9枚、橋本さんはツ抜け、そのお隣の龍さんも釣っているようです。

 

そこで思案。

アタリが遠いことを鑑み、今まで底を意識した組み立てをしていて、エサを定点で動かす誘いに徹していたが、どうも思った結果が得られないことから、「動きのあるエサには食って来ない」という1つのファクターのみに焦点を当ててみることにしてみました。

状況的には曇天で、海底付近の光量は少ないかも知れないといった負の要素はあるものの、数日前からの黒潮の変化によるクリアな潮色と水温上昇、前日の情報などを加味すると、魚はいるのに食い気が無いのではないかと考察し、低活性≒底潮の流れが無い に当て嵌め次の一手を打ってみることにしました。

 

それは

仕掛けを4個ビーズ仕掛けから3個ビーズの枝間に戻し、中オモリを取り去り、ハリス7cmを5cmにして再トライしてみました。

 

オモリ着底⇒50cm~1m底を切り⇒ヒラウチしながらユックリとオモリ着底⇒オモリパタパタ⇒ステイ⇒ゼロテンションで出る小さなアタリに掛けに行く 釣りに変えてみました。

 

すると

「動いているエサは追わない」のですが、「動いているエサを見ている」ようで、それから止ったエサには少しの間をおいて近づいてくる=アタリが出始めた のでした。

 

そうなると

誘った後のゼロテンションで掛けに行く釣り方は、自分の得意としているカワハギ釣方の1つであり、そのバリエーションこそはあるものの、そこをアジャストしてしまえば後は強めの風対策位で、釣り進めながらいつも頭の中にある「自分の間合いに好敵手を誘い込んで掛ける」釣りスタイルの精度を上げることに夢中になっていきました。

 

またその頃から僕らの左舷でもカワハギが上がり始め、そのアタリが出続けている15分前後の、沖上りまで何回か訪れた時合にどこまで枚数を稼げるかが勝負の決め所であったようでした。

その時合中でも、アタリは出るが掛かり難い≒低活性になって行く・またはスレル?  の機敏に注意常に向け、そうなってきたら、小さなアタリが更に小さくはなってしまいますが、仕掛け上部にに中オモリを付け、誘いの最中で幹糸をランダムに動かしエサに違った動きを与え、食い気を再度促すと共にリアクションバイトも視野に入れ誘いを掛けてみると、ハリ掛かりが良くなる場面がありました。

 

ただこれは、同じエリアだとしても、各船の狙っているポイントは離れていたりと、状況は僕個人的な観点からということをお断りしておきます。

実際下船後に複数の方々とのお話しの中では、各船で水深が違っていたり、潮の流れが違っていたりと、状況は様々であったようです。

 

 

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「1枚までが遠かった~」とこの表情。僕も1枚目を手にするまでには苦戦でした~、でも、その後5連荘と、驚異の追い上げでしたね!

 

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〔当日のタックル〕

ロッド:極鋭カワハギAIR 1455

リール:スパルタン

ライン:12ブレイド0.8号

仕掛け:序盤は下から0、8、12、15cmの枝間の下3ヶ所に、スピード7号・ハリス2号7cm
中盤からは下から6、12、15cmの枝間の仕掛けに、スピード7号・ハリス2号7cm

オモリ:海中の光量が少ないとの考え方から夜光・深場で早い潮の場合はタングステンなどの沈みの早いオモリ

エ サ:DKO1次予選用に10月初旬に剥き塩漬けしていた小粒のアサリ

 

沖上りまで30分を切った頃、船中を回らせていただき枚数を確認、最大魚の計測を行いました。

その後にカワハギを釣られた方に追加の申請をしていただき、帰港までに集計、下船後は大会本部に結果をお渡ししました。

宮澤さんのMCで各参加チームの紹介の間に結果を集計、その後各船、大型賞、レディース賞などの発表が行われました。

 

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結果29枚、船中最大魚も釣り上げ船別優勝、2番手が23枚だったことを考えると出来すぎな結果でした。

 

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ご参加の皆さま、ご協力いただいた船宿さん、スタッフの皆さま、新米杯を企画いただいた宮澤さん、石塚さんありがとうございました。

 

来年も新米杯、今から楽しみにしております。

 

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