アングラー:林 良一


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2012.8.13

〈林〉【剣崎沖解禁・夏カワハギ攻略講座】 at 巳之助丸

8月12日(日)、同月1日より産卵期の為に自主禁漁していたカワハギ釣りが解禁となったこともあり、久比里の巳之助丸さんにて【剣崎沖解禁・夏カワハギ攻略講座】を開催、今回は皮研所属の方や、多くのエキスパート方々を含む24人の熱きカワハギハンターの方々にお集まりいただきました。

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乗船前のレクチャーでは宮澤さんが提唱するステージ5理論を早足で、その後、秋の好期とは違った、夏カワハギ特有のテクニック、タックルなどを実演を交えてお伝えし、定刻の8時に出船となりました。

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先行する浩喜船長の21号船。僕らは親方船長の20号船で、剣崎沖のポイントを目指します。

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30分足らずで剣崎沖に到着。早速釣りを開始いたしますが、潮止まりの時間帯の為か、思うようにアタリが出ません・・・

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そして今回は、DAIWAの前澤さん、「しなってぃー」こと品田くんにもご参加いただき、今年発売のニューロッドをご参加の皆さんにお貸しいただき、釣り教室とは違ったインプレ釣行の要素を含む内容もありました。

おしなべて潮の効かない開始直後より、時間が立つにつれ効き始める上げ潮と共にアタリも増え始め、それに伴い外道の活性も上がってきますが、船中あちこちで歓声が聞こえ始めます。

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AGSや1234をお使いの皆さん、まずは「カッコイイね~!」から始まり、「ん~、なんだこの感度は!?」とビックリされる方、「1234みたいな竿が欲しかったんですよ~! 実はもう予約済なんですが、実際手にして使ってみると、早く自分の竿がこないかな~と、つい微笑みながら釣りしちゃいましたよ~!」等などかなりの好印象でした!

そして、AGSでの初獲物がウツボだったり(爆)、31.5cmの尺ハギも登場したりと、その度に大賑わいの船内、小さなオニカサゴを連荘されて苦笑される方など、笑顔溢れる雰囲気の中、 僕も竿を持って船中を回ってみると、外道のアタリはあるもののそんなに元気ではなく、一度のアタリで次ぎの食いがないこともしばしば、「それではカワハギもそう高活性ではないだろう」と、船下の「定点で」シンカーを弾く誘い=ソフトなタタキを繰り返し、ちょこっと元気が無いカワハギにエサをアピールして食いやすいようにステイ、船が揺れてもゼロテンションでトップガイド付近のメタルの曲がりを常に一定に保ち、手感度にも感じにくいアタリを反発が少ないメタルの特性を生かし目感度で察知→鋭く早く、でもストロークを短く聞き上げると、いい感じで愛竿(1454+チューンバット)が円弧を描きます!

途中2度ほどアワセ直後に竿を立てられなく、「グワングワン」と竿も根元から曲げんばかりの底に張り付く引きがありましたが、数秒後には竿先が虚空を睨み・・・、なんていう大型にドキドキさせられました(大型ウマズラかもですが・爆)!

 

産卵後でもあり群れがまだ固まっていない夏カワハギ。

大型が出るものの不安定な活性、単発的なアタリに翻弄されながら、釣り師がカワハギの先手を取り、カワハギに先手を取られしながらあっと言う間の沖上がり、剣崎沖、兵共が夢のあと・・・、でした・・・。

でも今回、いや、釣り教室をやっていて毎回感じることがあります。それは、ご参加の皆さんがカワハギに魂を取られて「カワハギ地獄」に堕ちていることを喜び勇んで釣りを心から楽しんでいるということです。それは、ツルテンで上がってきた仕掛けに苦笑いしながらエサ付けしている時の横顔であったり、まさに今大型カワハギの引きとやり取りしている時の横顔、沖上りして帰港中の黄昏気味の横顔、皆さんきっと同じ心持なので同じ横顔なのだと確信できるからです。

ご参加の皆様、巳之助さんありがとうございました。

「楽しく真剣に」、是非また船上でお会いいたしましょう!

 

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