アングラー:林 良一


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2015.9.8

カワハギ釣り教室 at 池田丸さん

9月6日(日)、腰越の池田丸さんにてカワハギ釣り教室を開催させていただきました。

当日は15迄曇り予報でしたが、3時半に家を出るとフロントガラスに当たる雨・・・。気を取り直して首都高速の入り口に車を向けるのでした。

腰越漁港駐車場前に5時には到着、雨も止んで一安心、車を止め池田丸さんを目指します。半年以上振りでしたが、かわらぬ優しい笑顔の大船長に出迎えていただき、早速釣り教室の受付けを始めました。

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今回ご参加いただきましたのは19名様。いつも多くのご参加心よりありがとうございます。

受付けを済ませていただいた方より奥の駐車場に移動、当日は橋本船長が舵を握る第七池田丸での教室となります。 出船前は恒例のカワハギ釣りのレクチャーを行います。

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レクチャーでは、「なぜカワハギ釣りはこういった先調子の竿を使うのか?」、「なぜ聞きアワセなのか?」、「ハリのタイプの違いによる使い分け」、「変化に富んだ腰越沖」、「当日予想できうる攻め方」などを述べさせていただきました。

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レクチャーが終了すると出船、港を出るとほぼ無風でべた凪、港前にポイントが点在する腰越沖、すぐに釣りスタートとなります!

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開始早々釣り上げたのは「昨日は(ブロガーの)前田さん達とカワハギ釣りをしてたんですよ」という小松さん。以前は渓流釣りに精通されていたようで、いただくご質問が深いものばかりでした。

 

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「今日がカワハギ釣り始めてなんですよ」とおっしゃていた村松さん、この後も良いペースでカワハギを釣り上げていらっしゃいました。

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以前カワハギ仕掛け教室にご参加いただいたことのある三浦さん。元気なカワハギちゃんがカメラの前で暴れまくりです(笑) 浅い水深ですので、水面まで引きが楽しめますね。

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「レンタルボートで沖へ出るんだけど、走るだけではなく、釣りもしたくて」とおっしゃっていた中村さん。カワハギ釣りの勘所は掴めましたでしょうか? 当日SNSに美味しそうなカワハギ料理をアップされていました。

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マグロ釣り師の若林さんも、今回カワハギ釣り初挑戦です! 「マグロ釣りに行ったとき、初対面の方とカワハギ釣りの話しになり、『カワハギ釣り始めるなら、りょうさんの釣り教室行った方がいいよ』と教えられ来ました」とのこと、それを聞いた不肖講師、涙が出るほど嬉しい思いで一杯でした。川田さん、ありがとうございました。

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シンカーの位置を微妙に変えたりしながらアタリを出し掛けていた冨永さん。でもなぜか後半失速してしまい・・・。カワハギロード、一緒に歩いて行きましょう!

 

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高沢さんの奥さんは、前半旦那さんを枚数でリード! 基本を素直に繰り返していると、やはりカワハギが釣れます。でも、旦那さんが後半追い上げ上位の釣果だったことも、名誉の為に書いておきますね(笑)

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さて前半は、緩い北風で曇り、海は暗いですがごく薄い濁りでした。まだカジメの背は低く、船長は根の際を攻めてくれました。

カワハギの気配はあるのですが、いかんせん潮が効かず、夏カワハギの様相も引きづり、カワハギがエサを発見しても吸い込むような食べ方をしないようです。

エサを小さく千切り取って行くようで、その小さく千切り取る何口目かにハリ先がクチビルに触れると頭を振るので、それアタリと見紛ってしまいアワセに行くと、結果クチビル切れでのバラシとなり、そんな状況が多かったようでした。

そんな時は、中オモリを仕掛け上部に付け、アタリがあったら少々送り込んでやることがキモとなり、ハリ先がクチビル⇒歯の内側⇒口の中に入って行く「食べる時間」をカワハギに与えます。

飲み込まれたハリを聞きアワセで掛けに行けば、竿をパンパンと叩いてクチビルを切って逃げようとする引きにならず、グッ、グッと重い引きになります。

さて、中盤以降は更に潮が効かなくなってきましたが、船中を3巡したところで、僕もAGS-SFを携え、皆さんの間に割って入らせていただきながら状況を見てみると共に、釣っている姿を見ていただきます。

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「今日は宙の釣りを勉強しにきました」と謙虚な若井さん。当日は宙でアタリを出し、底まで連れて行かないとハリ掛かりに至らないことが多い中、ご自分の戦略で釣った1枚、お見事でした。 150906_081324

 

今回はお子さんも参加されていて、気が付けば、僕がコーチをさせていただいた7月のDYFCでご参加いただいた清水 英代ちゃんがお父さんと一緒に参加されていました。

「DYFCで一緒だったね。覚えていますか?」との問いにはにかみながら「うん」と。釣りの中ではカワハギ釣りが一番好きだとのことでした。

竿を持つとこの表情、釣りが本当に好きなんですね。

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艫でのんびりと釣っている緒方さん。その緒方流の釣りの楽しみ方に共感いたします。「りょうさん、キタキタ~!」と、釣り上げるとこの笑顔、実にいいですね! 150906_085026

 

遠藤さんはお仲間3人でのご参加でした。やはり「宙の釣りを覚えたくて」と、オモリを切ってのヒラウチ、着底でのアタリの出し方を、カワハギの活性に追従しながら見事に当て嵌め、ご自分で狙って掛ける1枚を何回となく釣っていらっしゃいました。

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去年池田丸さんでご一緒した林さん。お互いに「1年振りですね~!」と笑顔でご挨拶でした。静かな釣りの中でアタリを見極め聞きアワセ、お見事でした。

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さて、AGS-SFで1巡してみると、カジメの高さは25cm前後で、そのカジメの上っ面か、カジメの無い所では低めの宙で狙ってみました。

ご存知AGS-SFは穂先~穂持ちが柔らかく設計されています。
宙釣りの時定点で止めると硬い竿と比較するとアワセのタイムラグが生じる為、常にフワフワと上下に動かしていて、そのフワフワのリズムが乱れる=カワハギがエサにコンタクトしている 時に誘いを一瞬止め、次に極短く聞いた時のモタレ、引き込みで竿を立てるとフッキングします。

それではと、2巡目は愛竿AIR 1455に持ち替えるのですが、いかに・・・

船中はポツポツながらカワハギが釣れていますが、中盤から後半は段々と活性が落ちているようです。
そんな中「今、気配があったんですよ」と、その後のアタリで難なくカワハギを掛けてしまう猪俣さん。今度釣り方を是非教えてください! 150906_094440

 

冨田さんとお話ししていると、釣りを、ことカワハギ釣りを心底楽しんでいることが窺い知れます。そんな釣り談義の中、やおら竿を立てるとこ通り、水面を割って出たカワハギを見やる笑顔が印象的でした。

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加茂さんはマイボートで葉山辺りで釣りをするそうです。「ボートでは、いつでも1人なので、こういった教室に勉強しに来ました」とおっしゃていました。工夫されたハリ入れに、釣りに対する思いの深さを感じました。

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さて、1455に持ち替え1巡してみると、明らかにカワハギの活性が下がり、潮もさらに止り、宙ではアタリを出さなくなってきました。

それではと、根掛りもあるので飛距離を短く投げ、中オモリをユラユラと、「弛ませる⇔大きく弛ませる」を定点で繰り返し、アタリが無ければ根歩きさせて手前へ、ユラユラを繰り返します。

そのユラユのリズムが崩れた時、1秒ほど仕掛けを送りより食い込ませ、聞き上げで泳がせカワハギ自らハリ掛かりさせ数枚釣ることができました。

 

ベタ凪の中、江の島を見やりながらラストスパート、アタリが減った中、皆さんの根気が試される時間帯でもありました。

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ラストに飛び抜けたのは大石さん。前半の不調はどこ吹く風と、連荘を含め6枚ものカワハギを釣り上げました!!

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沖上り数分前、左舷舳の伊藤さんに、両艫の緒方さんと猪俣さんがプレッシャーをかけに行きました。

皆さんお知り合いでもちろん冗談でなのですが、カワハギ釣り大会を想定したときなどは、中々良い経験になるのではと思います。

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下船後は、1日の総評を述べさせていただき、集合写真を撮って解散となります。

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ご参加の皆さま、何か得るとこはございましたでしょうか、ありがとうございました。

橋本船長、お世話になりました。池田丸さん、この度もたいへんお世話になりました。また、ご参加の皆様に「アカモク」のお土産もありがとうございました。 150906_145933

 

池田丸さんでは今後も釣り教室の企画を立てさせいただこうと思っております。