〈林〉【湾フグスキルアップ講座 Vol.2】 第7回釣り教室
5月13日(日)、先月に引き続き【湾フグスキルアップ講座】を浦安の吉久さんで開催いたしました。
前回は冬のような寒い日並、フグの活性も悪く中々厳しい内容となりましたが、今回は水温も上昇、釣果も上がってきていて、この時期限定の白子も入り始めてきたようです。
今回は29名のご参加の皆様。前回も参加されている方もいらして、本当にありがたい限りです。
出船30分前から大型船の船上にてレクチャーを開始いたしますが、皆さんは聞き逃すまいと真剣な面持ち、それをお受けしより丁寧に、大切なところは繰り返しご説明させていただき、「DAIWAさんからメタリアの湾フグ竿も4本お借りしているので自由にお使い下さい」のアナウンスで締めくくり、実釣編は大澤船長にバトンタッチ、僕は船長のサポートに回ります。
レクチャー終了後定刻に出船、船は一路大貫沖を目指します。
吉久さんの桟橋から大貫沖までは1時間20分位航行いたしますので、北の追い風とほぼ同調しながら航行する、暖かな日差しを受けながら釣り座にいらっしゃる方々にご挨拶がてらお話しをしに行き、ポイント到着までユックリと船を一巡せていただきました。
ポイントは富津岬の南側の海域、濁りがやや強く北風、概ね10mより浅い水深の砂地がポイントです。潮見では上げ残りの潮があるはずの時間でしたが、当日は既に下げ潮が効き始めていました。
前回の湾フグ教室では、「林さんも竿を出してください。そして、実際林さんの竿での誘い、アタリの出し方などを見せて下さい」との意見をお聞きしていましたので、「釣り教室では自分の釣りはしない」と決めていましたが、今回は自分の竿を持ち皆さんを回らせていただき、ゼロテンションの方法、誘いの勘どころ、自分の間合いにフグを誘い込み、ここぞというタイミングでアタリ出すスキルなどをデモンストレーションして回ってみました。
湾フグは煩瑣にアタリが出る釣りものではないのですが、当日はヒイラギ、ギマ、アジ、シロギスなど、多彩な外道達からのシグナルが活発にあり、フグを誘う誘いでも魅了されるのか、フグがアタリを出すタイミングとドンピシャでフグそっくりのアタリを出してきます。
そんな状況でしたので、お二人おきに竿を持って回らせていただき、両隣の方にご説明しながら、自分の間で「3、2、1、でアタリを出しますよ~! 見ていて下さいねぇ~」とお伝えし、実際に「3、2、1、」の後に『ツン』っと、(不本意ながら外道のではありますが)アタリを出し、フグの誘い方、アタリの出し方と取り方、アワセの仕方、掛け損ねた場合の対処法などをご説明させていただきました。
そう船上で立ち回っていると、あちらこちらで声があがり、白子が入っているかも知れない大型、待望のフグを釣り上げる方もいらっしゃれば、多彩な外道達も顔を見せています!
当日は時間が経つごとに北風が凪いできて気温が上がりましたが、それに伴うように潮も緩くなってしまい、フグからのアタリも遠のいてしまいました。トップは大振りなフグを8匹釣ったキャスティング川口店スタッフの泊(とまり)さんで、宿でさばいてくれる身の量、そして白子の量は圧巻でした。
帰港後桟橋では景品を掛けたくじ引き大会をし、残念ながらフグとお会いできなかった方に、船長と僕が釣ったフグ争奪ジャンケン大会を、錦糸町キャスティングの秋山店長からは皆さんにタオルをいただきました。ありがとうございました。
さばいてくれたフグの食べ方を皆さんにお伝えする大澤船長。
今回外道が多かったですが、そのお陰でアタリの出し方をお伝えできたりと、本命のフグではないながら、次回の釣行に繋がるヒントをお持ち帰りいただけたのではないかと思っております。
次頭だったGONさん、ご自分で釣り上げたフグを薄作りに、きっと船上の追憶を肴に杯を傾けながら一人思い出し笑いをかみ殺し・・・、をしているところを奥さんに見られ苦笑されたのでは・・・(笑)
湾フグ釣り・・・
釣りは繊細でとにかくテクニカル! カワハギよりも難しい部分もあるかも知れません・・・、でも、それが面白みでもあり、攻略しどころが楽しみでもあり・・・、そして、釣りの後の食味も別格と言っても過言ではありません。
「真剣に楽しく」湾フグ釣り、皆さんもいかがでしょうか!? また機会、ご要望があれば、いつでも湾フグ教室を開催したいと思っています。
最後に、釣り上げられてしまい、船縁でメインスタンドを立て、哀愁ただようギマくんです・・・・
【マルイカスキルアップ講座】
5月19日(土)、浦安の吉久さん http://www.gyo.ne.jp/rep_tsuri_view.asp?CID=yoshikyu にて、マルイカスキルアップ講座を開催いたします。
当日乗船前のレクチャーでは、タックル、仕掛け、スッテ、シンカー、テクニックに分け解説、投入器の使い方までを網羅しご説明、ポイント到着後実釣では、それぞれのタックルでの最適なマルイカ釣りをお伝えいたします。まだ若干名の空きがございます。参加ご希望の方は、直接吉久さんへご連絡ください。よろしくお願い致します。