〈林〉アングラーズ・エイド 震災から1年
未曾有の大震災から1年経った3月11日のアングラーズ・エイド。松輪の瀬戸丸さんにてマルイカ、一義丸さんにてライト五目と、総勢33人で開催いたしました。
各船に乗船、ポイント到着後に皆さんに菊の花をお持ちいただき海に献花、御神酒をし、しばしの黙祷の後釣り開始となりました。
ここのところ好調なマルイカは当日、茅ヶ崎方面では爆乗りのようでしたが、剣崎エリアの船はあまり芳しい釣果ではなく、ライト五目もいま一つといった様相でした。
僕はかねてから試してみたかったドラゴンシンカーを当日使ってみましたが、双方を見比べてみると、同号数のタングステンシンカーと比べ二回りほど大きく、重さは同じものの軽い亜鉛の比重でその体積は約2.5倍あります。
魚雷を彷彿とさせるそのシルエット、テールのフィンにはスタイリッシュな「D」 のロゴが!
果たして二倍半の体積があるドラゴンシンカーは、タングステンシンカーを凌駕する沈下速度なのでしょうか!?
そしてマルイカ実釣、ポイントは秋谷沖辺りの水深60m前後で開始です!
僕の左隣はわにくん、今日マルイカ釣り初めての彼は5本の直ブラ仕掛け、僕は6本スッテで、お互いラインは08ですが、僕はドラゴンシンカー40号、わにくんは某社の40号オモリを使っているようです。
「おしなべてスッテ1本分の水の抵抗をこちらが受けるはず、では、同時に投入したときはどの位の差がでるのだろう?」と、船長の合図を待って横目でわにくんを見ながらほぼ同時に投入、各々のオモリが白い泡をまといながら、スッテを海に引き入れながら高速で沈んでいきます。
最初に着底したのはドラゴンシンカー! 2秒弱遅れてわにくんのスプールが止まりました!!
このダイワのテクノロジーには心の中で拍手喝采、さらにこのドラゴンシンカー、先日電車で湾フグ釣行の折ご参加いただいた龍さんが開発に携わられた逸品。船上で竿握りながら、龍=ドラゴンのごとく、まさに龍が海底目掛けて泳ぎ下る様を思い浮かべ、先日一番大きなアカメフグを釣った龍さんの笑顔を思い出すのでした。
沖上がり後は恒例のバーベキューなのですが、今回はその前に、丁度一年前に大地震が発生したときと時を同じく し、参加者全員1分間の黙祷をいたしました。
今回ご参加の皆さん、瀬戸丸さん、一義丸さん、平日エイド、関東休日漁師会さん、つり情報さんからのキャップの売り上げ(根岸社長差し入れありがとうございました)など、あしなが育英会に送金いたします。