大型浮上・アマダイ釣り教室
冬の人気ターゲット、アマダイ。鮮やかな体色と愛くるしい目、その食味も人気の釣り物です。
そんなアマダイ釣りの教室を、羽田えさ政さんで開催させていただきました。
12月23日(日・祝)、えさ政さんにお集まりいただきましたのは22名様、いつも多くのご参加ありがとうございます。
冬とはいえ温かい夜明前、まだ暗い内から宿のテラスで受付けをしていると、釣り教室にお父さんとご参加いただいていて、DYFCにもご参加いただいている中村 礼くんが釣り座決めのくじ引きに来てくれました。
釣り座が決まると皆さん乗船、出船前のレクチャーをさせていただきました。
レクチャーでは、アマダイの簡単な生態、タックル、仕掛け、釣り方などをお話しさせていただきました。
「ロッドの長さは? 硬調だと? 軟調だと?」などなど。
また、テンビンはなぜ使うのか? 釣る為? それとも・・・、など。
レクチャー終了後、柳沢船長が舵を握る船は、一路剣崎沖のポイントを目指しました。
出船後は、大切なエサ付けを個々にお伝えさせていただいております。
温かな曇り空の下、約1時間40分で剣崎沖に到着。東京海底谷に落ち込む縁付近の100m前後を狙いました。
釣り始めは上潮が早く、オマツリが多く苦戦する中、船中1本目のアマダイを上げたのは浅原さん、小型ながら嬉しい1本でした。
これは大きい! 50upのアマダイを釣り上げたのは田中さん。胴中近くの釣り座でしたが、この後も2本追加、流石でした!
礼くんのお父さん、中村さんも釣り上げました。手巻きタックルで礼くんと2人頑張ってくれました。
伊藤さんに中型がヒット、このクラスでも、巻き上げ途中の引きは格別なものがあります。
アタリのそう多くないアマダイ釣り、最初の1本にはつい表情が緩むものです。上田さん、おめでとうございます。
これは美味しいゲストであるマトウダイを釣り上げたのは森川さん。ゲストで掛かったトラギスの食いついてきました。アマダイ釣りではたまに掛かる嬉しいゲストです。
潮止りに差し掛かる中盤、僕もロッドを出してみることにしました。
剣崎沖の潮色はクリア。でも、凪で温かな日なのですが、晴れ予報とは相反して小雨模様の日並でした。
100m付近の海底は真っ暗だと考え、オモリには一部夜光のものを使ってみました。
オモリが着底すると底立ちを1、2回取り直し、その場で小突くように、オモリを使って砂泥地の海底で砂煙を立てるイメージで、そこからユックリと1mほど上げてステイ。
この時、仕掛け後部のガン玉が海底スレスレに、上バリは海底から少し離れていることをイメージしながらアタリを待ちます。
その場でチョンチョンと、あたかもオキアミが動いているかのような誘いも効果があることがあります。
そうやって、ユックリと聞き上げている時に、穂先を押さえ込むようなアタリ、JOGアワセをして巻き上げ、途中小気味よい引きをしながら上がってきたのは中型のアマダイでした。
ロッド:極鋭ギア MH-205 AGS
テンビン:快適天秤 スピード・マルチ
アマダイの顔が見られてホッと一息、ロッドを置いて再度船を回ってみることにしました。
すると、桑山さんに大型が! このクラスになると水面まで、幾度となく引きが楽しめるものです。
神保さんにも嬉しい1本、保存させてお正月用にもいいですね!
鈴木さんにも嬉しい1本。正確に誘い続けていた甲斐がありましたね!
潮が上げ潮に変るころ、小突いてユックリ聞き上げている途中にひったくるような引きが!
アワセを入れるとロッドを叩くようにかなり暴れました。
ロッドを倒されながらとっさにドラグを緩め、中速から低速でだましだまし巻き上げながら、途中の引きを膝を折りながらいなし、上がってきたのは50cmを超える大型でした!
口を閉じた状態で50.5cmでしたので、口を伸ばせば52,3cmはあったかも知れません。
写真を撮ってもらっていると神保さんにもヒット! この日2本目です!!
前半の下げ潮時は釣り辛かったですが、潮止まり付近からは美味しいゲストのレンコダイが入れ食いに、上げ潮では食いが立ちました。
定刻まで釣り切り帰港、下船後は当日の状況をお話しさせていただきました。
ご参加いただきまた皆さま、ありがとうございました。次の釣行に繋がる何かはございましたでしょうか。
えさ政さん、大船長、女将さん、柳沢船長、矢内さん、神保さん、お世話になりました。
えさ政さんでのアマダイ釣り教室は来年1月にも開催予定です。
追記
釣り上げたアマダイは3枚におろし、中骨のあったところに昆布を挟み込み、フードセーバーで真空に、昆布〆を仕込んでみました。
この状態で3日間ほど、その後このまま冷凍して正月のお楽しみです!