Newロッドを携え和歌山へ!
色々と試したいことがあり、和歌山県のさぶろう丸さんへダイワカワハギチームと行ってきました。
行きの新幹線の車窓から望める河川はどこも、ここのところの雨でかなりの濁りが入っいて、ポイント付近の紀ノ川からの濁りなどの懸念がありました。
でも当日の雨模様の予報は好転、途中ちょこっと雨に降られましたが納得の行く釣行となりました。
さて、今年ダイワからのカワハギ新製品、ロッドは3本リリースされますが、先ずは良乃介くんと瞬鋭カワハギ EX MHH-174を使ってみました。
きっと瞬鋭ファンの皆さまは、去年リリースされたHとはどこが違うのかが大きな注目点かと思われます。
実釣してみると、HからMHHになりましたのでご想像の通り少しマイルドな硬さになっていることが分かりました。
穂先径が0.9㎜から0.8㎜に削り込んでいますので、指定の30号オモリを取り付け20数メートルの水深で背負ってみると、張りのあるHよりもMHHの方が穂先(メガトップR)がたおやかに入る感じで、そのまま宙でオモリを揺らしてみると、穂先がスッと入ってはHよりもユックリと戻るを繰り返し、そんな誘いを数十秒繰り返しているうちにその操作はスッと体の中に入ってきました。
緩やかな潮の流れ、ポイントを少しずつずらしてくれる船長、そうして底を意識して誘っている内に手感度に「カサカサ」と違和感=カワハギがまとわりついている感触 が伝わってきました。
ここで底にオモリを付けてセロテンション、ひときは大きなアタリに掛けに行きました。
174㎝となりハンドリング性も上がり、カワハギを掛けた後のクッション性も良い感触でした。
良乃介くんとダブルヒット!
皆さんもロッドを取り替えながら釣り進めて、テスト時と違っていないかなど、出来上がって来た今季のロッドの感触を確かめていました。
さて、気になるあと2本ですが、極鋭カワハギEX SFは、宮澤さんのSF釣法に向いたロッドといった位置付けとなりますが、穂持ちを若干硬くした調子となりました。
SF釣法で最も性能を発揮するロッドではありますが、僕はこの日ゼロテンションでの目感度アタリの出方を試してみました。
着底してから1m程底を切り、やや派手にヒラウチをしながらユックリと下げて行きます。
オモリが再度着底してからも仕掛けを動かし、海底のオモリは前後左右に倒れながら、仕掛け上部の中オモリも不規則に揺れ、幹イトのランダムな動きでエサのアピールと食べ難さを演出、カワハギの活性を上げます。
頃合いをみてフッとゼロテンションで動きを止めます、これは「待て」と命ぜられた犬に「よし」と言ってあげるイメージです。
すると犬が飛びついて行くようにカワハギも一気に摂餌してきますので、その時の目感度に注目したのでした。
ぞんなゼロテンションの直後、小刻みにトップガイドを震わすアタリ(まだハリが口の中に入っていない)の次に押さえ込むようなアタリにアワセに行きました。
SF釣法はもちろんのこと、ゼロテン釣法でも高い次元で対応してくれるロッドでした。
極鋭カワハギ RT AGS BOTTOM-2は、以前個人ブログに書かせていただきましたが、2ピースのジョイント部分がほとんど分からない継ぎ目となりました。
遠目ではほぼ分からないV-ジョイントα搭載で、感度的にはワンピースロッドと同じと言い切れる程の完成度でした。
元々ボトムは優等生ロッドでバーサタイル性に優れていて、成績表に例えるなら5段階評価で全て4以上、5がちらほらとある感じの優等生なのです!
携行に優れた2ピースにして1ピースと遜色ない優れたロッドでした。
さぶろう丸さん、お世話になりました。
和歌山近隣のカワハギ釣りにまた訪れてみたいと思わせる、後ろ髪を引かれる釣行でした。