アングラー:林 良一


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林 良一さんの記事
2022.1.26

水温は上がったが・・・?

冬本番、東京湾の水温は下がりカワハギは越冬状態となり、エサを食べるにも口をあまり開かないような様相ゆえアタリはもの凄く小さくなり、ゆえそこが面白い釣りともなってきています。

ところが前日「水温が2℃上がった」との釣果情報があるものの、だからといって釣果が上がったかと言えば逆に少し下がっていたのでした。

そんな最中、えさ政釣船店さんでカワハギ釣り教室を開催させていただきました。

 

当日のレクチャーでは低水温下の釣り方に時間を割き、底を意識することと止める時間を長く取る事によりアタリを創り出し、またその微細なアタリを察知するゼロテンションの精度などもお話しさせていただきました。

 

レクチャー終了後出船、出船するとすぐに、魚との最初の接点であるエサ付けのレクチャーを個々に行っています。

 

多摩川河口を出ると、岩越船長は取舵に進路を取り、一路竹岡沖を目指しました!

 

当日は少し北の風がありましたが、上げ残りの潮があるかなといった状況で釣りスタートでした。

 

早速艫寄りでヒット、アタリのインターバルは長いようですが、カワハギの気配がある出だしでした。

 

何回か船を回りながら、誘い下げの仕方であるとか、ゼロテンの決め方などをご指南させていただきながら、下げ潮の流れ始めの時合辺りでロッドを出してみました。

今回は皆さまの間に割って入って釣らせていただきながら、それも長い時間を取りながら一周してみようかと釣り始めました。

潮の流れ始めと言ってもほぼ流れの無い中、ポイントをずらして行くのか船は時折前に移動して行きます。

皆さまとのオマツリを避ける意味もあり斜め前方にキャスト、オモリ着底時にはラインは正面に、そこから海底で、寒くてジッとしているカワハギをイメージしながら誘いを掛けステイしてアタリを聞きます。

仕掛けを止めた時、アタリというよりも違和感といったような小さな挙動を上手く掛けに行きました。

 

釣ったカワハギに触れると冷たい・・・

どうやら底潮は冷えたままのようで、前日は船が浮かぶ表層の潮だけに少し温度の高い外海の潮が入ったのではと予想できました。

近くにはえさ政1号船の姿が、こちらは柳沢船長、本船と情報交換をしながらポイントを模索しているようです。

 

皆さんとお話ししながら、時折釣り座を変えながら釣り進めて行くと、アタリからアワセで??

軽いのです!

聞き上げ終わってリールを巻き始めると、微かに首を振るような引き!?

上がってきたのはこんなカワイイカワハギちゃんでした。

 

 

この時期、日中の潮の動きが悪く、低水温と相まって低活性が続く竹岡沖でした。

ただ北風はは段々とおさまって行き、定刻迄釣り切れました。

 

下船後はその日の状況をお話しさせていただいており、次回以降の釣りのヒントにしていただけたらと思っています。

 

ご参加いただきました皆さまありがとうございました。何か得ることはございましたでしょうか。

えさ政さん、大船長、女将さん、岩越船長、山下さん、今回もお世話になりました。

えさ政さんでの釣り教室は来月、ゲストの萱沼さんをお迎えしての釣り教室となります。