サイズアップ! 依然好調!!
人生の先輩でもあり釣友の神保さん。彼が3か月振りに釣り船に乗るということで、それではご一緒いたしましょうかとエギタコ釣りと相成りました。
7月24日(水)、まだ夜が明けぬ浦安の吉久さんに到着すると、月曜日からの連荘釣行(火曜日定休)の方が両艫と右舷舳の釣り座は取られており、それではと左舷舳より釣り座を確保しました。
ここのところ、やや数が減ってはきている東京湾奥東エリアですが、その分大きく育ったタコがアワセの直後大きくロッドを曲げ込みます。
先発タックルはメタリア エギタコ 170をチョイス、リールは使い込む程に「エギタコ釣りの為に生まれてきたの?」と思わせるフネ XT、ラインは高強度の12ブレイドの3号、この釣りに必須なリーダーはディーフロン船ハリスの10号といった布陣です。
そんなタックルを出船前に準備していると、背中合わせの2人組みの年配の釣り人が話しかけてきてくれました。
「俺たちさぁ、テンヤではタコやったことあるんだけど、エギでは初めてなんだよね。このエギでもいいかなぁ? また竿はこれで良い?」などと、出船前の船上での楽しい釣り談義が始まったのでした。
初めてのエギタコ釣りのお2人ゆえ、もちろん専用タックルではなしに、ネット等を見て用意してきているようでした。
特にロッドは軟らかめではありましたが「夏のタコのサイズであれば、全く問題無いのではと思いますよ」など、聞かれたことにアドバイスを差し上げさせていただきました。
そしてこの軟調ロッドが釣り開始の前半過ぎ、大きなヒントとなるのでした・・・。
さて、出船し旧江戸川の河口を過ぎると、峯岸船長は船首を取舵に、ディズニーランドを左舷超しに見やりながらポイントまでの航行です。
ポイントは工業地帯のマンメイドストラクチャーである堤防際、テトラ帯、ゴロタ石等の岸際と、少し沖目の駆け上がりなどです。
「根掛りはほとんどないから、エギでやる人はキャストして広く探ってみて」とのアナウンスでスタートしました。
開始から船中ポツポツとタコが上がり出しました。
中には、船長の「どうぞ~」のアナウンスから10秒もしないでロッドがしなっている方も!
これは好ポイント、これは高活性と小突きにも気合が入りますが「・・・。」、1人アタリが無い状況が続くのです・・・?
何でだろうとエギのカラーを替え、小突きもユックリにしたりと色々とパターンを探るのですが、開始から1時間半ほどノーヒットなのでした。
そんな中、お隣の神保さんは久し振りの釣りにも関わらずに掛けました!
この時点で船中ゼロは僕を含めて数名? 僕だけ?? といった状況で、流石にポーカーフェイスではいられずに焦り出します。
「負のスパイラル」と書いたドアが、頭上の暗雲の中に幾つも浮かんできて、迷いの最中に引きずり込まれそうになるのです・・・(大げさ・笑)
船のどこからかは「まだツ抜けじゃないの、そう9杯か」など、暫定トップとツ抜け近く離されているのでした・・・(涙)
その後、かなり遅いファーストヒットとなるのですが、先のエギタコ釣り初挑戦のおじ様達からは「ほ~ら、またきちゃったよ~!」、「2連荘、2連荘!!」など聞こえてきて、暗雲の中の「負の扉」が増えて行くのでした・・・
そんな中船中を観察していると、アタリはそこそこあるものの(僕には無いのですが・・汗)、タコの腕先に掛かっているものやバラシも多く、どうもタコがエギを襲うという乗りより、腕先でちょっと触るといった、ある意味低活性であるようでした。
おじ様達は軟調ロッド、小突きも聞くような大振りで、インターバルがある感じ、それで釣れているのです!
ということは、通常の小突きよりエギを長めにステイ、エギを腕先で触ってきた時に次の聞き上げ≒スイープなアワセ のようなルーティーンなのです。
そこで、ロッドを穂持ちまで軟調なアナリスター エギタコ S-185に替え、トップガイドが止まっていて、アナリスターの穂持ちの曲りの1/2が曲っては戻る小突きにしてみました。
すると、柔軟な竿先を押さえ込むようなアタリがより明確に出たのでした。
「相手は低活性、ここでジックリと小突きを入れ、タコをもっとエギの上に乗せてから・・・」ヨイショ、っとアワセを入れました。
お隣の神保さんは、自己記録更新となるタコに四苦八苦(笑)
中盤、終盤とアタリを出し掛けに行くことに成功、連荘しながら奮闘、追い上げました。
終わってみれば2キロクラスも混じりトップ対の釣果で終わることができました。
序盤焦りましたが、そこは冷静に、今目の当たりしている状況を把握、分析して繋げられました。
神保さん、3か月振りの釣り、楽しかったですね! それに、自己記録更新おめでとうございます!!
吉久さん、昭久船長、峯岸船長、この度もお世話になりました。
今季、まだ何回かエギタコ釣りに行きたいな・・・・