エギスミイカ釣り教室
もしかしたら、我家から1番近い船宿かも知れない松陽丸さん。
車を出せば10分足らずで、荒川のたもとにある桟橋に到着します。
TKBで何度か乗船させていただいたことがあるのですが、この度、釣り教室の新たな船宿さんとして、エギスミイカ釣り教室を開催させていただきました。
今回出船前のレクチャーは桟橋の入り口にて、雨降りの中行わせていただきました。
簡単なスミイカの生態、タックル、釣り方、エギのカラーについて、大切な取り込み方などをお話しさせていただきました。
レクチャー終了後6時半に出船、一路中ノ瀬のスミイカポイントを目指します。
荒川の幾つもの橋を潜り東京湾へ、この頃雨は止み、途中スカイツリーも見ながらの航行となります。
さて、しばし走りスミイカの大場所ポイント中ノ瀬に到着です!
上げ残りの潮がある筈がほとんど潮止まりの状況、1流し目は空振りでしたが、流し替えると川田さんにヒット! 「今日は初めてのスミイカ、2杯を目標にしたいと思います」との事でしたが、目標の3倍の釣果、お見事でした!
やや北風が強い中、揺れの少ない胴中で釣り上げられたのは高木さん。静かな釣りで穂先の変化を捉えられました。
高級ゲストのマダコを釣り上げられのは今井さん。でもこの後、しっかりとスミイカも釣られていました。
回って行くと、様々なご質問をされた奥平さん。釣りの面白さを、柔らかな笑顔で語ってくれました。
「松陽丸さんはポイントまでの航行距離があるけど、水の上は渋滞しないので早くて楽なんですよ」とは渡辺さん。左舷の舳で頑張っていただきました。
レンタルロッドで挑戦されたのは味志さん。柔らかな、美味しそうな小型を釣り上げられこの表情です。
タナ取りの回数×集中力がエギスミイカ釣りの大切な所かも知れません。寡黙にタナ取りを繰り返していた佐藤さんにズシリとヒットしました!
松陽丸さん大常連の浅井さん。お話しの節々に「私は釣りが大好きなんですよ」という表情をされていたことが印象的でした。
さて中盤に差し掛かる頃、僕もロッドを出してみることにしました。
丁度潮止まり、下げ潮に差し掛かる時間帯でしたが、日中動かない秋の潮のこと、強めの北風の割にはほとんど潮が動いていないようでした。
そんな中、間門船長は皆さんに釣っていただこうと、面舵、取舵に僅かに船をずらしながらの見事な操船で、潮の動きが悪い≒低活性ながら、ポツリポツリとスミイカが上がります。
先の「船をずらしながら」は、エギスミイカ釣りでの1つのキーとなり、その時ラインが斜めになるので当然タナは上ずってしまうのですが、ここで素早く僅かに高くタナを取り直すことで、カーブを描きながらこちらに戻ってくる中オモリにエギが引っ張られながら、海底付近に生息するスミイカに「横の動き」でエギをアピールすることができるのです。
満船でしたの舳先に座り、ラインが僅かにかっ込む(船下に入る)時、上記のようにタナを取り直し、かなりユックリと戻ってくるラインを確認、横の誘いをしているさなかに押さえ込むアタリ! すかさずアワセを入れて、イカに水圧を掛けカンナにずらしてフッキングさせました。
ロッドは、伝説の調子のアナリスター エギスミイカ(なんとこの日、僕を含めて7名様がこのロッドでした!!)。リールはスパルタン TW。細糸が有利なエギスミイカ釣りに、ラインは8ブレイドの0.6号を巻きました。
森本さんも釣りました! 「ズシッと乗った感じが、エギタコに似てますね!」とは、妙を得た一言。確かに軟体系独特の心地良い重さですよね!
当日はオレンジの背のエギに反応が良かったようで、味志さんもオレンジで釣り上げられました。嬉しそうな表情です。
去年のYKBで優勝された山本さん。スミイカもその集中力でアタリをキャッチされていました。
沖上り間際、今度は払い出すラインにタナを取り直し、モタレで掛けたのは大き目のスミイカでした。今季のスミイカは、時期にしては型が大きいようです。
少々強めの北風ではありましたが、定刻まで釣りを楽しむことができました。
帰港中も、久し振りの景色を楽しみながらとなりました。
下船後は当日の状況をお話しさせていただいており、今後の釣りのヒントにしていただけたらと思っております。
RYO’S METHOD ステッカーを賭けたジャンケン大会!
大好評、ヨリモドシ掬い!
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。何か得ることはございましたでしょうか。
松陽丸さん、間門船長、矢内さん、お世話になりました。
松陽丸さんにて、また釣り教室を開催できたらと思っております。