アングラー:林 良一


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2016.10.21

依然好調・エギスミイカ!

今年、当り年の東京湾のスミイカ。

20mよりも浅場で釣ることのできる期間はそう長くはなく、軽い10号オモリと2.5号のエギを背負わせ、たおやかな曲りを見せる穂持ちを押さえ込むアタリに心躍ります。

そんなエギスミイカ釣り、10月19日(水)に浦安の吉久さんから出船してきました。

今回のタックルは

ロッド:アナリスター・エギスミイカ マルイカX S/MH-155

リール:エアド レッドチューン スパルタンRT  TW

ライン:紅牙 12ブレイド 0.6号

ハリス:タフロン 船ハリス EX 3号

エ ギ:エメラルダス各種

前回の釣行で、ロッドはこの2本に絞り持ち込んでみました。

 

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さて、エスミイカ釣りでは、エギのアイにループノットでハリスを結び、海底スレスレを泳がせるエギのバランスが崩れないよう、スナップ等は付けません。

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当然、その日使おうとするエギ全てにハリスを結んでおくこととなり、そのエギの数が多い程、1.5mキッチリと取ったハリスの扱いに困ることがあります。

そこで

チョイ置きキーパーのマルチフックにハリスを引っ掛け、中オモリに取り付けるスナップは、エギのアイに取り付けておけば、船の移動中の風の中でもトラブルレスで、使う時にはスナップを外し、もう一度スナップを掛け、エギを手元にスナップを離し、ハリスをスルスルと引けばOKです!

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そんな準備が終わると、峯岸船長は出船。東京湾のスミイカの大場所、中ノ瀬を目指します!

最初のポイントは中ノ瀬航路の南、水深17mほどの航路の縁を流しました。

すると、1投目で隣の常連さんにヒット! DAIWA製品を愛用されていると、出船前にお話しして下さいました。

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次には、その隣の山本さんにヒット! 茶色い背中をこちら側に向けて・・・

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見事取り込み成功でこの笑顔です!!

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山本さんからは、釣り教室のレクチャー用にと、お手製のスミイカとカワハギの縫いぐるみをいただいております。今後の釣り教室で活躍していただきます(感謝)

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さて、潮色は薄濁りで曇り空。海底付近の光量は少ない筈で、「それでは、水中に入れると、その周りがぼ~っとオレンジ色になる、膨張色の蛍光オレンジオンリーのエギはどうか」と試してみたり、「こういった状況では、やはり金の腹が強いのだろうか?」など、10分位ずつエギをローテーションしていたのですが、それが負のスパイラルに嵌ったようで、複数の方がロッドを曲げている時にもノーヒット・・・、やはり、自分の幹がずれるとダメですね・・・

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その後峯岸船長は、アタリの無いポイントは早々と見切り移動、シリヤケイカが連続で釣れ上がると移動をし、流し込んで行ってスミイカのアタリが多い付近を重点的に、スジを替えで流し直して当てて行きました。

少々風があったこともあり、ロッドは長さの(1.75m)あるアナリスター・エギスミイカで通しました。

アナリスター・エギスミイカは、前記したように、オモリ+エギ+潮の抵抗 を背負った場合、まだたおやかな曲り代が残っていて、ここにスミイカがエギを襲った時のアタリが明確に表れます。

活性が高い時は、2本の触腕でのファーストコンタクトが「ツン」と、活性が低くなるにつれ、明確なアタリではなく、不鮮明な、ぼやけたアタリとなるのですが、その「変化ともいえるアタリ」を、その柔軟な穂持ちのたわみによって目感度として取ることができ、直後のアワセでガッチリと乗せることができます。

この「変化」が分かるか分からないか、その「変化」が竿先に目感度として出るか出ないかが大きなポイントで、釣果を分ける大きな要因ともなってきます。

 

中盤、ややアタリが遠のいたものの、最後のポイントで連荘し、終わってみれば26杯の釣果でした。

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専用ロッドでなくても、軟らか目のマルイカロッドであったり、ゲームロッドでも楽しめるエギスミイカ。

後は、小型ベイトリール、中オモリ、エギがあればOKで、手軽で軽いタックルで釣ることができ、東京湾の秋の味覚を楽しめます。

当日は、8人で190杯! 平均23.75杯!! シリヤケイカが混じるものの、この釣果は絶好調を裏付けするものとなった。

吉久さん、峯岸船長、今回もたいへんお世話になりました。

 

また、今月25日発売の「つり人」誌には、こんな僕のエギスミイカ釣りの How To を書かせていただきました。

来月5日には、エギスミイカ釣り教室も開催させていただきます。

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