〈林〉池田丸さんにてカワハギ釣り教室を開催いたしました
予てから開催を予定していた腰越の池田丸さんにて、11月16日(日)、カワハギ釣り教室を開催いたしました。今回のご参加は17名様。いつも多くのご参加ありがとうございます。今回で30回目の開催となる釣り教室、仕掛け作り教室にご参加していただいた方も合わせた延べ人数は、お蔭様で740名様となりました。
出船30分前より恒例のレクチャーを行います。初めてご参加される方が大半でしたが、複数回ご参加されている方もいらしているので新たな内容も盛り込み、大切な部分は重複してご説明させていただき、タックル、釣り方、当日の腰越エリアの予想出来うる攻め方などを述べさせていただき、大船長が舵を握る池田丸七号船は舫いを解かれました。
ポイントは腰越沖から葉山沖付近の一帯で、水深は10~15m程、事前情報での潮の濁りが残っていて曇りがちの空模様、目でエサを探すカワハギですが、海底付近の光量は少ないかも知れません。
そんな中、先陣を切って船中第一号を釣り上げたのは大石さん。そう言えば大石さん、DKO観戦ツアーでも早掛け賞をGETしていましたよね~! お見事!! そして良い笑顔です。
出船前には「いや~、カワハギ釣りは10年振りなんだよ。10年前に1回カワハギ釣りに行ったんだけど、釣れなくて・・・、やめちゃっていたんだよ。今日はエサ付けから教えていただきたいです」とおっしゃっていた後藤さん、序盤はカジメの中を垂直に仕掛けを入れ替えながらブッチギリで首位をキープ、流石です!
前回の教室にもご参加いただいた、右舷舳の菊地さん。細かな誘いをレッドチューンレンジで繰り返し、小さな挙動を掛けに行き、やはり序盤は良いペースで釣り進めていました。
川本さんは竿先を微妙に揺らす独自の誘いでカワハギを魅了! その誘いのリズムが乱れる=カワハギが食いに来ている で聞きアワセ! お見事!!
開始から1時間ほどは潮がゆるりと流れ、船は左舷側に流れて行きます。カワハギの活性は高くは無いようですが、流石腰越エリア、魚はいるようで、船中あちらこちらでカワハギが上がっていました。ただ、予想通り潮の濁りがあり、カワハギはエサを見つけ難そうと想像できます。
朝の1時間程で船を3巡し、早くも皆さんカワハギの型を見られました。そこで、ちょっと早めながら、僕も竿を持って船を回ってみることにしました。
すると、回り始めてすぐ1枚釣ったのですが、船を1周し終わるまでその1枚のみ(汗)。どうやら食いパターンが変わってしまっている様子です。皆さんは時折竿を曲げ、目を細めながらリールを巻いています。さて、気を取り直して2巡目を周ることにいたします(焦)。
キモパンのカワハギを釣り笑顔の宇佐美さん。カワハギ釣りは数回目ということで、レクチャー中も実釣中もご熱心でした。楽しく真剣に頑張ってくださいね。応援しております!
釣り教室でお知り合いになった大島さんのご友人の杉山さん。お隣で竿を出させていただいた僕の動きを見逃すまいと、真剣な眼差しを向けられていましたね。その熱心さにお応えすべく、完璧な迄の誘いのかけましたが、アタリは訪れなかったのでした・・・(無念)
2巡目も終了。僕の釣果は4匹・・・(冷汗)。それではと皆さんに、笑顔で「いや~、今日僕は釣れずに参っていますよ~。カワハギ釣りって難しいですね~。(ここから神妙な顔つきで)あの~、お聞きしたいことがあるのですが、どこかで、カワハギ釣り教室とかやっていないですかね~?」とお聞する不肖講師なのでした・・・(自爆)
そんなパターンが変わってしまって、かなり食い渋りだった中盤、「カワハギ一家」の猛者、川崎さんは、動かさない宙で連荘、誰もが手を合わせられない(僕が一番・泣)時合いに流石の一言、教室は竿頭を競う釣りではないですが、胴中の釣り座で断トツトップの30枚を釣り上げました。
左舷の艫ではこのお三方がデットヒートを繰り広げていました。三者三様の釣り方をしておられ、時折されるご質問も、い
まその時の状況下で実に的を得た内容でした。
冨永さんは去年、TKB須原屋さんでお声かけいただき、今ではfacebook上でもやり取りさせていただいています。元はバスボートをお持ちだったそうで、やはり釣り感に優れておられています。
斉藤さんは、宙でキャストでと、状況に合わせての釣り方を展開されていました。
林さんは、夏の終わりの池田丸さんで偶然隣の釣座になり、今回釣り教室にもご参加いただきました。
終盤は晴れ始め、その太陽光が浅い海底付近届いたのか、カワハギの活性が上がってきました! 温和な紅谷さん、竿をしっかりと握り、嬉しそうにリールを巻く姿が印象的でした。
ご自分のペースで静かに釣りをする緒方さん。タチウオ釣り教室以来でしたね~! カワハギも熱く行きましょう!!
前回もご参加いただいた谷口さん。「マゴチとか、ヒラメとか、生きエサを食い込ます釣りが大好きなんですよ!」と、また「カワハギにも嵌っちゃって・・・」と、嬉しそうに苦笑いされていました。
今回は、皆さん早い段階でカワハギを釣り上げておられ、ご参加の方のレベルの高さを窺わせるカワハギ釣り教室でした。下船後桟橋で行う総評では、序盤はカジメの中をゼロテンションで仕掛けを動かさず、中盤は仕掛けをカジメの中から上げて、動かさず宙で、活性は落ちているが魚の数がいるので、その中でも活性の高い1枚を獲っていき、終盤は中オモリを使い、仕掛けを少し弛ませる、大きく弛ませるをフワフワと繰り返しながらの誘いが良かったようでした。不肖講師はやっと終盤パターンを掴み、連荘もしながらペースに乗れましたよ!(何か言い訳っぽいですね~・苦笑)
釣り教室では、釣り座はクジ引きで決めますが、陽の当たらない釣り座の場合は寒く、特に朝は防寒ウエアーが必要な季節となってきました。そんな中、ご参加の皆様のカワハギ熱は反対に高く、色々なご質問、疑問など数多くいただきました。そして今回、池田丸さんより皆様へ、釜揚げシラスのお土産をいただきました! 池田丸さんお世話になりました。ありがとうございました。ご参加の皆さま、お疲れ様でした。好敵手カワハギ、是非またご参加いただければと思っております。
追記
帰りの宿で大船長とお話ししていると、「今年はカワハギが好調なので、また年内、来月も教室をやりましょう!」とのお言葉をいただき、現在日程を調整中です。詳細が決まりましたら、またこの場でと、facebook内の「極鋭カワハギ友の会」とmixiでご案内させていただきます。よろしくお願いいたします。