〈林〉キャスティングさん主催のカワハギ釣り教室
予てから、キャスティング川口店さんの泊副店長よりお声かけをいただき、同店主催のカワハギ釣り教室のお話しをいただいておりました。それが実を結び、11月3日(月・祝)、東葛西の須原屋さんにてカワハギ釣り教室を開催、講師としてお手伝いさせていただきました。
今回のご参加はキャスティング川口店さんのお客様、松陽丸さんのお客様を中心とした24名様です。僕は出船前もレクチャーの為に、遅くなり始めた夜明けを待ち、1人舳にタックルを下し準備を始めました。
レクチャーでは、簡単なカワハギ釣りの歴史、ここ10年位のカワハギ釣りの進化、近代カワハギ釣法、タックルなどを述べさせて頂いた後、最後に「朝からこんな話しをされると、逆に『カワハギ釣りって難しんだな~』と思ってしまいますよね(ここで数人の方が頷いたような・・・)。でも、その難しさが高い壁であったとしたなら、今日はその壁に緩い坂を付けて行きますので、是非ご一緒に上って行きましょう」 と締めくくり、ちょっぴり緊張気味だった皆さん表情が安堵の趣になるのでした。
レクチャー終了後に出船、ポイントの竹岡沖までは航程1時間半ほどです。実は数日前には、低気圧接近による風雨の影響で中止の可能性もあったカワハギ教室でしたが、当日は終日晴れ、風も気にならない程で、11月としては暖かな日並に恵まれました。そんな気持ちの良い秋空の東京湾を南下しながら皆さんを一回りし、主にアサリをハリに付けるエサ付けを、胴付き3本バリの2本は丁寧に解説を交えながら、最後の1本はいつもの自分のスピードで付け、「エサ付けはカワハギ釣りの中でも大切な部分です。急いで雑に付けるのではなく、『この一粒がカワハギの1匹になるんだ』と思いながら、丁寧に丁寧にを心掛けハリに付けて下さい。スピードは後から付いてきますから」とお伝えいたしました。
さて、竹岡沖の25m付近に到着すると、そこには10艘前後の船団ができていました。中にはTKB吉野屋さん、いわたさんの船も見受けられ、ブロガー仲間の湯沢さんに手を振り、乗船していた高橋葉子さんはこちらに手を振ってくれました(嬉)
船長の開始の合図と共に、待ちかねていた皆さんが仕掛けを一斉に投入します!
舳に立ちしばし見守っていると、左舷舳2番の方に船中ファーストヒットのカワハギが上がりました!
その後も大型混じりで、船中どなたかの竿が曲っている時間が続きます!
船を回りパターンを確認し絞り込み、次の1周では皆さんに「潮が濁り気味ですので、目でエサを探すカワハギ のこと、あまり速い動きではエサを見失ってしまいます。陸上でも霧が物凄く濃ければ、早い動きで動くもの(例えば投げたボールなど)は見失ってしまいますよね」とお伝えし、オモリを着け誘った後は止める時間を長く、アタリがあったら一呼吸し、もう一口カワハギにエサを食べさせ聞きアワセをすることもお伝えいたしました。
中にはご自分で特エサをご用意されている方もいらっしゃいました。何でも潮干狩りに行ったときのホンビノス貝を始めとして、潮吹きなど、アサリ以外の数種類の貝を試していらっしゃいました(脱帽) 「でも、このエサでは大会には出られないよね~」とはご本人談、苦笑いの一面もありました(楽)
ポイントでは、皆さん思い思いのタックルをお持ちになり、それぞれのタックルの特性、釣り方を交えながら、時には竿をお借りして釣り方をご覧いただいたりと、お1人づつご指南させていただいております。
さて、朝一のサー
スタイムも段々と終了してくる中盤、僕も竿を持って釣りながら船中を回ってみることにしてみました。25mの水深を鑑み、AGS-ボトムにリールはエアド、チョイ置き船べりトレイにエサと予備のハリやオモリ、シンカー、ヒラヒラスカートを入れ、付け替えられる蓋のベルト部分に小さなタオルを挟み、船内を移動中にも片手は手すりを掴めるようにしながら皆さんの間に割って入らせていただき、状況を解説しながら釣っている姿を見ていていただきます。
すると???・・・、中盤は朝のパターンが完全に変わってきていて、誘った後のステイ≒ゼロテンションではアタリが出ずエサはツルテン、船中では時折コッパが上がるものの、何かが合っていない状況です。気がつけば潮色も澄んできていて、上げの良い潮が入ってきているようです。そこで、中オモリを1号から1.5号に重くし=仕掛けの動きを早くし、エサを取られたら中オモリを段々と下げて行くことと、コッパを鑑み、ハリはパワースピード7.5号からスピードの7号へとチェンジ、中オモリを一番上のフックビーズと2番目の間に挟み込んだところでバッチリと誘いのスピード=仕掛けの動きの速さ=カワハギがエサを食べられないギリギリの速さ を掴み、オモリを5~10cm切っては着底を繰り返し、段々と速さをスローに、シンカーを弾いている時に誘い掛けするか、シンカーをハワセるようにストンと落とした直後の聞き上げがバッチリ嵌り、どこの釣り座に入らせていただいても、その解説通りにカワハギを釣って見せることができました。
そんな後半のパターンもお伝えしながら回っていると、お手伝いで乗っていただいた松陽丸さんの船長も竿を取り、何と1時間で10枚のカワハギをGET! 流石です!!
暗くなるのも早くなり始めた晩秋、16時には帰港できるよう納竿いたしました。 24名様とスタッフ4名で400枚足らずの釣果を得ることができました。 帰港中は泊さん、齋條さんがカワハギの枚数と大型の一枚を計測して回り、下船後の表彰式に備えます。
下船後は須原屋さんにて、泊さんの司会で当日の総評、表彰式が行われました。
枚数賞25枚。おめでとうございます!
大型賞27.7cm、おめでとうございます。
最後のジャンケン大会で、ライジャケとバッカンGET! おめでとうございます!!
今回の釣り教室を企画していただきました、キャスティング川口店の泊さん、齋條さん、ありがとうございました。また是非抜擢いただければと思っています。須原屋さん、隆一船長、今回もたいへんお世話になりました。松陽丸の間門船長、お久し振りでした。是非また松陽丸さんにも乗船したいと思っております。
数日前には中止も覚悟していたカワハギ釣り教室でしたが、スカッとした好天に恵まれ、未明まで吹いていた南風も、釣果的に良い影響をもたらしてくれました。ご参加の皆さんにおかれましては、カワハギ釣りに熱心な方々が多く、沢山のご質問を受けた今回のカワハギ教室でした。今回のご経験を、是非次回の釣行に繋げていただければと思っております。キャスティング川口店さん同様、今後ともよろしくお願いいたします。
【カワハギ釣り教室 at 池田丸さんのご案内】
11月16日(日)、腰越の池田丸さんにてカワハギ釣り教室を開催いたします。
当日は出船前の6時半頃より、船上にてレクチャーを行います。レクチャーでは、カワハギ釣りに関しての簡単な歴史、タックル、釣法などの他、腰越エリアの特長であるカジメの中での攻略法等を述べさせていただきます。
今シーズン絶好調な腰越エ
ア。去年釣れ盛ったコッパが小型に成長したのか、小振り主体ながらアタリが多く楽しめます。9月に釣行した際には70枚のカワハギを釣り、そのポテンシャルの高さを窺わせました!
カワハギ・トップシーズンの11月、面白い釣りができるのではないかと思っております。
【お申し込みは】
直接、池田丸さん(046-732-2121)に連絡をお願いいたします。池田丸さんで予約受付完了で予約終了となります。
よろしくお願いいたします。