〈林〉マルイカ・カワハギ仕掛け作り教室 at 小倉庵さん
6月14日(土)、東京都豊島区南大塚にある小倉庵さんにて、マルイカとカワハギの仕掛け教室を開催いたしました。小倉庵さんは、釣り教室でお知り合いになった長田さん、阿部(Miki)さんの釣友ご夫婦が経営する蕎麦屋さんで、皆さんはOFC(大塚フィシング・クラブ)に所属していらして、そのOFCの方々がお集まりになる拠り所となっている小倉庵さんに、まだ寒い頃にお誘いいただき、釣り関係のビデオ上映会をしながら楽しく杯を傾けさせていただいていたのでした(下の写真はそのときの模様です)。
さて、そんな小倉庵さんにて、今回は11名の方々のご参加をいただき、今最盛期のマルイカと、夏過ぎから盛期を迎えるカワハギの2魚種での仕掛け作り教室を開催いたしました。マルイカ仕掛けは長い仕掛けではありますが、それを除くとシンプルな仕掛けの連続で、スッテローテーションに欠かせないイカフックを使い、直結⇔直ブラにチェンジする際の一工夫、ヨレ防止法、タングステン・シンカー脱落防止法、長い仕掛けの収納法等を行いました。
カワハギ仕掛けでは、ウエイトフックビーズを1個、フックビーズを3個使った、独自の4個ビーズのカワハギ仕掛けの、各位置でのビーズの役割、幹イト部分にウイークポイントを持たせる意味、潮にたなびく、2色のケミホタル装着法、捨てオモリ式の工夫と、段階的にコブを掛け替えていく捨てイトの作成法などを行いました。
カワハギ仕掛けのオモリの捨てイト部を詳しく述べさせていただくと、オモリが根掛りしてしまった場合に、号数の低いオモリの捨てイトを自動ハリス止めに掛けているため、そこから切れ、仕掛けは回収できる仕組みとしていますが、教室内容最後となるそのオモリの捨てイトの作成後、ご参加のMikiさんから「あの~、質問いいですか? オモリの糸なんですけど、短いですよねぇ・・。 それではスナップ等に結べないのではないんですか? どうやって結べば良いですか?」と、実にその場を和ませる、ご参加の皆さまの心をスンゴク温めるそのご質問を、今回の仕掛け作り教室の〆とさせていただきました(Mikiさん、ありがとうございました・嬉)
また、どちらの仕掛け作成法も、その作成法、必要なパーツや工具等、特徴、使用法を記したレシピをお配りし、それに沿って解説させていただきながら、随時ご質問をお受けしながら、ご参加の皆様の目の前で作成するコツを交え実演させていただいております。これは、ご参加の砂川さんにお配りしたレシピなのですが、この書き込み! 非常に熱意が窺えます!!
約1時間半の仕掛け作り教室は17時頃で終了。その後は(お待ちかねの・僕だけ?笑)懇親会となります。今回は何と、以前から釣り教室、仕掛け作り教室にご参加いただいている高橋 葉子さんより、日本酒と漬物の差し入れをいただきました。皆さんと美味しくいただきました。高橋さんありがとうございました。
マイタケを始めとする各種天ぷら、鴨肉やイカ飯、カツ煮、味噌おでんなど、盛り沢山の肴を前に、釣り談義オンリーの(若干1名脱線していましたが・笑)楽しい夜は続いて行きます・・・
懇親会からは、OFCの久下さんにもご参加いただきました。久下さんとは隣で杯を酌み交わしながら、一番多くのご質問をいただいたのではないでしょうか。
仕掛け作り教室では、後半の懇親会で皆さんと様々なことを語れることが一つの楽しみでもあるのですが、毎回実感することは、ご参加の皆様の釣りに対する並々ならぬ熱意で、お酒が入りながら熱っぽく釣りを語る方々の表情にこちらも真剣に、時として微笑みながら見入ってしまうことも珍しくありません。後半は小倉庵さん店主の池田夫妻も合流しての釣り談義となり、奥様からは「久しぶりの旦那以外との釣り談議、とっても楽しかったです」とのコメントもいただきました(嬉)。池田夫妻、お世話になりました。ありがとうございました。
楽しい時間が過ぎて行くのは早いもので、閉店時間の20時を3時間以上過ぎての解散となりました。ご参加の皆さま、ありがとうございました。長田さん、Mikiさん、小倉庵さんとの橋渡し、ありがとうございました。
自論なのですが「船上では、仕掛けを始めとして、事前に用意できるタックル類やエサ等は完璧で当たり前」だと思っています。それらが完璧だからこそ、船上では迷いなく、まさに竿を手にして好敵手と対峙している今の、様々な状況を判断して分析、適応させ1匹に繋げていけるよう思考をめぐらせられます。今回ご参加いただいた皆さまに、何か一つでもお持ち帰りいただけるものがあるとすれば、更なる1匹のお手伝いができればといつも思っております。釣り教室と仕掛け作り教室、今後も機会を作り続けて行こうと思っております。