〈林〉湾フグ釣り教室追加日程 at えさ政釣船店さん
先日の湾フグ教室では、ご参加の皆さまから「是非もう一度開催を!」との声も多く、下船後すぐに女将さんと話し合い、3週間後の昨日、6月1日(日)に急遽湾フグ釣り教室の追加日程を組ませていただきました。当日のえさ政さんの釣果情報にもあるように、今回はやや多い26名ものご参加をいただきました。心よりありがとうございます。
当日は朝から夏の様相。えさ政さんの宿の前、多摩川の上にあり川風の心地良いテラスでは、ご参加の方々をお迎えしながら、釣り教室に複数回ご参加いただいている方々と談笑し、今日の釣況を占います。
出船30分前からは、恒例のレクチャー開始です! 湾フグ釣りのタックル、釣り方、エサ付けなど、大切な部分は繰り返しながらユックリと、お聞き頂いている皆さんの反応を窺いながら、たまには笑いも織り交ぜながら進行しています。約30分のレクチャーの後、岩越船長は定刻の7時15分に舫いを解きました。
今回は、今月発売の湾フグ竿「湾フグX」の貸出しもさせていただき、両舷舳の方より順に、ご希望の方に使っていただきました。すると、「もう予約していて、今日間に合えば持ってこようと思っていたんですよ!」とおっしゃる方が何人もいらして、頭を下げながら、つい目尻も下がってしまうのでした。
ポイントまでの航行中、湾フグ釣りが初めての方には、個々にエサ付けをお教えしながら船を一回り、ご参加の近藤さんと湾フグ談義をしていると、彼女は仕掛けを自作しているとのこと! 早速見せていただくと、実に上手に作られていて、キレイに収納されていました(驚)
ポイントは湾フグの大場所の大貫沖。湾フグ船と、好調なマゴチ船がちらほら見えますが、朝の内は霧の為陸地が見えず、なにか幻想的な雰囲気の中、南風がそよそよと吹き、気持のよい日並の中の釣りとなりました。
潮は薄濁りでやや早い感じです。でも、26人分のエサが海底付近にはあるわけですが、フグからのアタリが中々ありません・・・。 そんな中「仕掛けを入れて上げてくると、大抵カットウが絡んでしまっていて・・・」という鈴木さん。仕掛けを見せていただくと、結び目から出るヒゲが1cmほどあり、ここにカットウの糸が引っ掛かるらしいのです。ではと、その部分を結び直し、ヒゲを数回編み付けし、仕掛けが引っ掛かる余分なヒゲを出さずにカットし再トライ! その後はテーリング(カットウが糸に引っ掛かること)は無くなったようで、直後に船中1匹目となる白子が期待できる大型ショウサイフグGETされました!
その後もアタリのインターバルは遠いながら、船中ポツン、ポツンといった感じで大振りのフグが上がります! ショックリーダーを付け替えた後、お見事でした高橋さん!
斉木さんも手堅く、中振りの、刺し身で美味しそうな1匹をGETです!
三浦くん、根回りが特に強いよね~~(流石!) 上手くなったね~(涙・笑)
釣り教室では、ご参加の皆さんのタックルを手に取らせていただき、その個々のタックルに合った誘い方やアタリの出るタイミングなどをお伝えしております。
湾フグ釣りは、アタリを待つ間の竿の持ち方、特にパーミングが大切で、そんなところもお伝えしながら船を回らせていただきます。
同じエリアでマゴチ船に乗っていた、シーボニア・キス大会の村上キャプテンが、僕らの船を撮ってくれました(感謝)
後半は、日差しも強くなりましたが風も少々出てきて、気持のよい日並の続く中、岩越船長は根のあるポイント、アカメのポイントに移動します! 皆さんたまに根掛りはするものの、船中でアカメが上がり出します。伊藤さん、渾身の1匹に笑顔!!
「ショウサイとアカメが欲しかったんだけど、全部ショウサイだったよ~」とは、贅沢な悩みの須川さん(笑)
菊地さんは、後半手堅く大型アカメGETです! 確実に腕が上がっていますね!!
竿頭の柳澤さん。最後有利となった釣り座を生かし切りました。流石です!
岡ちゃんもやりました! 湾フグ初挑戦、おめでとうございます!!
釣況的には数日前から黒潮の分流が差しているのか、潮色が澄み、水温も上がっていました。その刺激でフグがノッコミに入ってしまったのかは定かではありませんが、トップで6匹、船中40匹と、やや渋い感じでした。でもやはり大型が多く、船上でさばいていただくショウサイフグの白子はパンパンでした!
今回急遽の追加日程にもかかわらず、多くのご参加ありがとうございました。えさ政さん、岩越船長お世話になりました。 中々意のようにいかない好敵手湾フグ。湾フグ釣り教室、機会があればまた続けて行きたいと思っております。