〈林〉厳寒でも熱いカワハギ釣り教室
1月13日(月・祝)、腰越の池田丸さんにて、去年の11月に引き続きカワハギ釣り教室を開催いたしました。今回のご参加は28名様、いつも多くのご参加心よりありがとうございます。まずは早朝の宿にて、釣り座決めのクジ引きをいたします!
くじ引きでは、今までは厚手の紙にマジックで釣り座を書き込んだ自作のカードを引いていただいて、これまた自作の大きなボードの釣り座表を使っていたのですが、今回は釣友の佐藤くんがお手製のカードと釣り座標をを作ってきてくれました!
ご参加の皆さまにそのカードを引いていただいて・・・
決まった釣り座を書き込んでいただきます。
その後は大船長の大型船に移動いただき、明るくなってから出船前の恒例のレクチャーを始めます!
今回は、カワハギタックルの特長、今時期のカワハギの習性、攻略法の他、話題の電動リールを使ったカワハギ 釣りにも触れ、実釣では、極鋭カワハギ AGS にシーボーグ 150J を搭載した電動カワハギタックルを皆さんにお使いいただきました。
レクチャー後に出船。港を出るとすぐに江の島、そして遥かには冠雪した富士山を望みながら、まずは近くのポイントより開始いたします。
北寄りの風がやや強かったですが、皆さまのカワハギ釣りへの情熱の為でしょうか、そんな寒さもなんのその、熱い視線で穂先を見やっています。
そういえば近年、カラフルなウエアーが増えましたよね! 特にダイワのウエアーはファッション性に優れ、個人的にアウターは街着として使っているものもあります。
釣りを開始してしばらくは舳で右舷、左舷の様子を見ていました。コッパながらちらほらとカワハギが姿を見せますが、厳寒期のこと、釣れ続くことはないようで、皆さんのところを順々と回ってみることにしました。しかし、中々アタリが出ない状況に加え、釣り上がるカワハギは小型ばかりな為か、大船長は船を亀城根に向け移動します。
亀城根では水深20~40m位を攻め、最初は潮止まりでしたが、潮が動き出すとカワハギからのアタリも増え、サイズもアップしてきました!
そうしてお話しをしながら回っていると、「去年、宮澤さんが上州屋さんの渋谷店でカワハギミーティングやりましたよね、そこに参加していたんですよ。林さんもそのときいましたよねぇ!」とおっしゃる方が2人いらして、お1人は、その時のジャンケン大会でカワハギ仕掛けが当り、それがきっかけとなりカワハギ釣りを始めたということで、月末にカワハギ大会に出場するので今回参加されたことを語って下さり、もう一方は1455をお使いで、前日にも池田丸さんのカワハギ乗り合いに乗られたそうで気合満々、本当にカワハギ釣りを楽しまれていました。また、質問事項をメモにして持参、それを見ながら項目別に質問をされる方もいらして、その熱心振りには頭が下がりました。
すると沖から波を切る音と共に大きな声が! 手を振りながら1艘のボートがこちらに近づいてきました。釣友でボートを所有している村上さんが、釣りの途中に僕らの船にご挨拶に来てくれました。そして、海上からこんな写真を撮ってくれました!!
そして帰りは、自ら釣ったアマダイとオニカサゴのお土産も! 村上さん、ありがとうございました!!
さてさてカワハギ釣りですが、カワハギの活性はそう高くはないようで、船中を回りながら、カワハギを釣り上げた皆さんにお聞きしてみると「宙で食ったよ」、「底で誘いを掛けていたら」、「底で止めていてる方が」など、セオリーが絞り込めない状況で、それではと、僕も竿を携え皆さんの間々から竿を出させていただきながら、ヒラウチや宙釣り、ゼロテンションなどを実際にしてみながら探ってみました。
すると、やはりアタリとアタリのインターバルは長く、いざアタリがあっても一気にエサを吸込むではなしに、小さく千切り取りながら食べている感があり、そんな時によくある、アサリのワタだけを食べていくこともしばしでした。
そこで、小粒アサリの水管を外し、ベロからワタへとハリ先を抜き、またもう1つ、小粒アサリのベロからワタへと「エサの2個付け」をしてみました。こうすることによって、1つのハリのワタを食べてしまっても、もう一つワタが残っているわけで、ヒットチャンスが増やせるわけです。そんなお話しをしながら、実際に持参したアサリやハリをお分けしながら皆さんを回らせていただきました。
厳寒のカワハギ釣り教室、アタリがあり誘い直すとアタリが途絶えてしまったりと、かなり厳しい展開もありましたが、そこは流石カワハギ、油断しているとツルテン(ワタテン)もあり苦笑いといった場面もありました。トップの方が22枚、平均でツ抜けに届かないかな、といった釣果でした。
下船後は当日の総評、その後ジャンケン大会などを行い、池田丸さんより釜揚げシラスのお土産をいただき、集合写真を撮り解散となりました。お寒い中ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。池田丸さん、大船長、お世話になりました。楽しく、楽しく、真剣な釣り教室、今後も折あるごとに続けて行きたいと思っております。