アングラー:林 良一


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2013.11.1

〈林〉ぶらりスミイカ釣行

スミイカのエギングは、以前も宙のゼロテンションというタイトルで紹介させていただきましたが、去年は予定が合わずスミイカ釣行はできなかった為、釣るのも楽しく、食味バツグン(個人的にはイカの中でスミイカが1番好みなのです)のスミイカ釣りに行ってきました。

10月31日(木)、浦安の吉久さんには8人のスミイカフリークが集い、僕は「湾フグ釣りに行く」と言っていたゴウちゃんを半ば強制的にスミイカに誘って行ってきました(笑)。出船前は峰岸船長による恒例のスミイカエギングのレクチャーです。大切な部分を丁寧に繰り返し、分かりやすく、乗船いただいた皆様によりスミイカを釣っていただきたい思いが伝わる熱心なレクチャーで、釣り教室を開催させていただいている僕自身も参考とさせていただいています。

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今回のゴウちゃんのタックルは、メタリア湾フグにスマック、PE08にフロロ4号のリーダーを1m取り、中オモリ10号、ハリスはフロロ3号をキッチリと1.5m、タナ取りが大切なスミイカエギングのこと、この1.5mを正確に取ることがキモになります。餌木は2号、2.5号、アイにループノットで結びます。

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いざ出船。下げ残りがあると読んだ峰岸船長は、下げ潮時に実績があるポイントに船を航行させます。開始直後、艫よりからスミイカが姿を見せ始めますが、舳よりの僕らには、朝一はアタリが少ない展開、やっと掛けた、2年振りの1杯を水面バラシ・・・、暗雲が立ち込めます・・・(汗)

30分程で潮が止まると小移動、北風と緩い上げ潮が相殺し、海には変なウネリのような波が立ち、舳で波を割る度に、船はヘンテコな挙動を繰り返し釣り辛く、その揺れと風でアタリが取り辛い状況が昼過ぎまで続いてしまいます・・・(言訳)

しかし昼頃から風が治まり海は凪いでいき、上げ潮も緩く流れ始めるとサービスタイムです! ポイントを流し替える度に2連荘など、今までの遅れを取り戻すように、竿先の小さなアタリ=スミイカの食腕で餌木を掴んだ直後、8本の腕で抱く挙動 を察知して即アワセ! スミイカの目の付近、腕の根元に餌木のカンナが刺さっていて、餌木にイカの噛み痕が残っていなければ完璧なアワセとなり、バラスことはありません。

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釣り上げたスミイカは、水は入れずにスカリをセットしたバケツに、スミを吐く腹側を下にして静かに置くようにします。取り込みの最中、間違って船縁などにぶつけると大変です! 回転しながら、コールタールのような墨をスプリンクラーのように船内にまき散らします!! 気を付けましょうね、ゴウちゃん(笑)

前半冷汗でしたが、後半上手くアタリを捉えることができ15杯のスミイカを獲ることができました。

美味しいスミイカ。個人的には下足が好みで、塩で揉んでから湯がき、山葵醤油でたまりません!

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131031_183516.jpgもう一度行きたいですね~、テクニカルで美味しいスミイカ。

そうそう、イイダコも美味しいんですよね~(笑)