〈林〉2013 剣崎沖カワハギ解禁仕立て
毎年、カワハギの産卵の為禁漁としている剣崎沖。解禁となる8月1日を待ちわびる22名が集まり、恒例となった「剣崎沖カワハギ解禁仕立て」を、久比里の巳之助丸さんにて行いました。思い返せばこの日の釣行は、最初は数人での乗合船でしたが、数年前から20名超えの仕立てとなり、かれこれ10年近く続いているかも知れません。
朝、挨拶を兼ね、笑顔の女将さんが待つ宿に顔を出してみると、何とそこには見たことがあるウエアーでカワハギを釣っている写真のポスターが貼られているではないですか! 今年のDKOの日程、募集要項などのポスターなのですが、嬉しいやら恥ずかしいやらで、我ながら変な表情になってしまいました・・・(苦笑)
受付を済ませ、皆さん釣り談義をしながらのアサリ剥きです! と、あれっ、これは永田さんの姿では!
そう、当日永田さんはつり丸さんの取材で、巳之助丸さんの乗合に乗船なのです。
出船時間も近ずいた頃、ご参加の皆さんに船中央にお集まりいただき、この「剣崎沖カワハギ解禁仕立て」の簡単な経緯、2か月間攻めていない剣崎沖の、周辺環境を加味した当日の攻略法予想、そして、今回はDAIWAより、今年発売のカワハギロッドをお借りしていてAGS、1455AIR、メタリア、スピニングなどの概略を述べ、船中で代わる代わるお使いいただけることをなどをお話しし、定刻8時に舫いを解かれた親方船長の船は、一路剣崎沖を目指すのでした。
ポイントは、剣崎灯台を南西に見る水深15m前後、潮色は澄んでいて、拳大より小さなゴロタが敷き詰められたような海底です。比較的浅いため、軽くキャストしてサビキながら、時折ステイを入れ、産卵で疲れているカワハギにも、エサを見失わないスピードを心掛けます。
開始直後はそんな誘いがピタリと合ったのか、1時間半位でツ抜け前後、それも、ほとんどが大型で、中型混じりで釣ることができました。水面でヒラを打ち、何度も引きこみを見せるスリリングな夏カワハギに、ご参加の皆さんの歓声があちらこちらから上り始めます!!
僕はそれからが苦戦し、アタリは出せるのですが、中々ハリ掛かりには至らず、しばらくすると、アタリさえ遠くなって行く様相・・・、さてどうしたものか・・・!? そんな中、井上さんはカワハギを連続ヒット! 聞けばマイナステンションとのことです。
そのアドバイスをいただいたからは、軽くキャストしてオモリ着底後、2号のシンカーをユラユラと揺らして誘い、そのシンカーが海底に着かないほどにタルマセ=マイナステンションでしばし待ち、アタリが無けれなサビキながら仕掛けをユラユラと、再度ステイでマイナステンションです。
ステイ中、カワハギがエサを千切ろうと、また、口の中のハリに違和感を感じてかぶりを振る挙動が、シンカーの振れとなってAGSの穂先に目感度で、そして手感度で伝わってきます。ただ、そこでアワセに行くのは秋の釣りで、今はいわば産後の肥立ち、体力が回復していない、ヒレが傷ついているカワハギのため、更にテンションを抜き、食べる時間を十分与えます。
聞きアワセに入っても、「コン」というアタリにはまだ竿先を送り、「グッ、グッ」と、カワハギが泳ぎだす手応えで静かに効きアワセ→リーリングに入ります。
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そうして釣り進めて行くと、釣友の佐藤君が傍らに見学に来たので奮闘、極小さなアタリを2度ほど送り、次の、トップガイドのリングの幅ほどの変化に即アワセ! ひときは強い引きにドラグに手を掛け上がってきたのは、今年最初の尺ハギでした!!
その後も1枚尺ハギを追加し、28~29.5cmを5枚、合計29枚と満足の剣崎解禁でした。
親方船長、良い釣りをありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
いよいよ本格開幕のカワハギロード。今年は、例年にも増して熱い道になりそうです!!
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