〈林〉第11回アングラーズ・エイド
一昨年3月の未曾有の大震災での、釣り人による被災者支援ができないものかと発足したアングラーズ・エイド。第11回目となるチャリティー釣り会を5月12日(日)、松輪の瀬戸丸さんと一義丸さんにて行いました。週間予報では雨でしたが、当日は初夏を思わせる好天、瀬戸丸さんではマルイカ、一義丸さんではマルイカとコマセ五目釣りの3艘立てとなりました。
僕は瀬戸丸さんのマルイカ船。釣り教室でお知り合いになった方々も数多く参加されました。
昌士船長の操船で、毘沙門前の反応をチェックして城ケ島の向こう側へ航行していきますが、反応が少ないようでなかなか船が止まりません・・・ 程なくして開始の合図が出ますが、空振りが多く、掛けて上がるもムギイカのようです。そんな中、本命のマルイカをGETした人も!
そんな、船長が魚探とにらめっこしながらの航行のとき、釣り座を離れ船内に笑顔を求め回ってみます。やはり皆さん釣果は冴えないものの、今日は「釣りを通してお知り合いになった方々でのボランティア・交流会」の意味合いも強い釣り会ですので、そこここで笑顔、談笑が絶え間ないといった様相です。「カワハギが釣れた!」との声で向かってみると、エダスを出しアサリエサでカワハギを掛けた方も(笑)
さて下船後は、お待ちかねのバーベキューとチャリティーオークションです!
バーベキューでは釣りアマゴに串を打って、ソーセージ、焼き肉、焼きそばなど、ノンアルコールドリンクを片手皆さまご機嫌です!
チャリティーオークションでは、ウエアー、餌木などの釣り用品の他、酒類、そして数日前に釣って冷凍しておいたマルイカなどが出品されました。僕はそんな品物に値を付け、皆さんと相対して値を決めて行くディーラーをやらさせていただきました。
個人的には泡盛の「くら」を出品したのですが、これは以前の記事 1日で2度楽しい・モバイルフィシング で登場いただいた、沖縄のヘリオス酒造株式会社の渡嘉敷さんとその時名刺交換をし、その後彼と1、2度メールでやり取りしていると、後日彼が、何と「くら」を送ってきてくれたのです。早速彼に電話連絡したところ、「先日皆さんに私どものお酒を飲んでいただき、お店のマスターにもたいへん喜ばれていまして、また皆さんでお飲みいただければ」とのことでした。そこで、釣りを通してお知り合いになれた渡嘉敷さんに、これも釣りを通しての被災者支援であるアングラーズ・エイドをご理解いただき、今回チャリティーオークションに出品させていただいたのです。
インディカ米にヘリオス酒造さん独自黒麹を使って沖縄の地で仕込まれた泡盛「くら」。比較的安価にもかかわらず、ロック、水割り、お湯割りなどでたいへん美味しく、ご参加の皆様も興味深々、どんどんと値は上がって行き、何と定価軽く超えた2000円でお買い上げいただきました! ありがとうございました。
ご参加の皆様からの募金、チャリティーオークションの売り上げ、各船宿さんからの募金など、全て集計でき次第、震災孤児へとあしなが育英会に寄附させていただきます。
楽しく、楽しく、真面目なアングラーズ・エイドでした。