〈林〉剣崎沖解禁カワハギ仕立て
もう10年近く前から釣り仲間数人と乗り合いに、そして去年より仕立てを行っている8月1日。この日は神奈川県三浦半島の突端、産卵期のカワハギの為に二ヶ月間船宿が自主禁漁期間を設けていた剣崎沖の解禁日なのです。
今回は周年カワハギ船を出している久比里の巳之助丸さんの親方船長の船より出船、宮澤さん、小泉さんをはじめとし22名の方々にご参加いただきました。
朝、空はどんよりしていて無風。船上でアサリを剥く方の額には汗が浮かびます。そして台風が四国、紀伊半島沖に接近の為ポイント海上にはウネリがあることが予想され、風は気にならないもののウネリの高低差が気になります。
30分弱ほど航行し、 ポイントは待ちに待った剣崎灯台付近。水深は15~20m前後ですが、朝一はたいへん潮が早く、皆さんに30号オモリに統一していただき対応しますが、ウネリで船が翻弄される中船中オマツリと根掛りが煩瑣に起こり中々釣り辛い状況が続きます。
そんな釣り辛い状況でしたが、船中あちらこちらでカワハギが上がります!
当日はちょっとしたサプライズがありました。それは宮澤さん、小泉さんのご好意で、ご参加の皆さんに今年発売のDAIWAのカワハギ竿とリールの「お試し釣り」ができたことでした! これには皆さん、その感度、性能、スタイリッシュさに驚きすぎて、竿を持ちながら驚愕の表情で釣りをなされていました!!
そんな中、僕も前半の早潮とウネリには苦戦いたしましたが、後半潮が弛んできてウネリも収まり加減になってくると、底 にあるオモリをパタパタさせカワハギにアピール。その後のゼロテンションで極々小さなアタリを掛けに行くと、掛けた瞬間竿をMAX近くまで曲げる大型カワハギの引きが訪れるのでした!
そのパタパタの速さ、止めの長さをアタリの頻度で調整しながら、なるべくカワハギの注意を引く誘い、食う間をアジャストしていきます。
すると、数枚連荘した後アワセを入れるとひときは大きな(引きよりも)重み! 底に張り付く抵抗を見せ水面まで数回大暴れして上がってきたのは、なんと31.3cmの尺ハギでした!!(写真撮り忘れた~・自爆)
釣果は宮澤さんが17枚で竿頭でした! パチパチパチ!! 次頭は工藤さんの15枚、僕は14枚でした。
そして今回、密かに船上に持ち込み使ってみたのがA-BRITZ MOBILE82 M-170です!
モバイルロッドは7:3調子はありましたが、この度8:2調子も発売されました。カワハギにはやや柔らかな印象でしたが、夏場特有の浅場、ボートなどで15~20号オモリで楽しんでみるのも良いかも知れません。
先日の館山での釣行、そして今回と、夏カワハギ本番、今季のカワハギ釣り開幕といった様相です。熱きカワハギロードがまた始まりました。
後記
あらあらこんな写真が・・・、DKO2011チャンプの小泉さんに何があったのでしょう・・??
真相は小泉さん本人にお尋ね下さいね!