アングラー:林 良一


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2012.5.7

〈林〉第5回釣り教室 チキチキ番外【りょうさんのマルイカ釣り教室】1日目

5月5日(土)、茅ヶ崎の一俊丸さん http://kazutoshimaru.net/ にて、C.S.Cナオミさんが主催のチキチキ番外【りょうさんのマルイカ教室】を開催、不肖講師ながらまた抜擢していただきました。

去年のカワハギに引き続き、それも今回はありがたいことに翌日6日が最初の募集だったのにも関わらず1日を待たずして募集人数をオーバーフローしてしまったのを受け、急遽ナオミさんが前日の5日の教室日も設定、2日間のマルイカ釣り教室となりました。

その初日の5日、茅ヶ崎港、エボシ岩を望む早朝の一俊丸さんの宿の前には多くのマルイカファンの方がお集まりになり、乗り合い船も定員一杯、その人気の高さが窺い知れます。

 

今回ご参加の皆様は16名。マルイカ釣りのエキスパートの方もいらっしゃれば、「投入器の使い方はどのように・・・」という方もいらっしゃいました。

皆様出船時間の30分前に港にお集まりいただき、恒例になったレクチャーを開始します!

今回は・・・

一昔以前のマルイカ釣りから、ライトタックルの普及と時を同じくし進化していった経緯、そのテクニカルなゆえの奥深さ、スッテチョイスの面白み、釣った後の食味などをお話しした後

1.タックル  ・ロッド ・リール ・ライン

2.仕掛け  ・ブランコ ・直ブラ ・直結

3.スッテ  ・ハダカ ・布巻き ・糸巻き

4.シンカー  ・タングステンシンカー ・ドラゴンシンカー

5.テクニック  ・投入器の使方 ・投入姿勢 ・ゼロテンション ・シンカーを切ってから ・巻き落とし ・タタキ 

6.大切な細かな部分  ・船縁マット  ・シャープナー ・美味しく食べるために

などを、それぞれの特性、利点不利点、自らの経験による解説、ご説明をさせていただいた後乗船いただき出船となりました。

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当日はまず、港を出てすぐのエボシ岩周りを捜索、一昨日の大雨による影響が懸念されましたが、前日はトップ21杯の釣果、朝一のチャンスタイムはいかがなものか、船長の合図と共に、皆さん待ちわびていた第一投です!

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しかし・・・、マルイカからのシグナルは無く「あげて下さい」との合図。小さな反応にソナーと魚探に目を凝らす船長、長い船回しを経て「どうぞ」と合図が出ますが、中々マルイカの顔が見られない様相が続いてしまいます。

その時の水色はクリア。ケイムラ青玉ハダカなどに掛かってくる傾向がその後続きますが、当日のセオリーといえるほどの手応えはなく、集中して操舵する船長とは裏腹に、釣り師の皆さんは集中力を途切れないようにと必死(で眠気と戦っているの)です。

艫に乗る中村さん。直結仕掛けを船縁のマットに並べ、手前に垂れ下がったミキイトの手前祭りを防ぐ為、棚の縁にウレタンに切れ目を入れた「イト掛け」を使っていました。これには関心してしまいお聞きしたところ「仲の良い常連さんが使っていて、その方に同じ物を作っていただいた」のだそうです。

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そんな中僕は、ご参加の皆様お一人お一人を回らせていただき、竿を持つ横に立って、時には座って釣り談義と、どうにか状況が好転しないものかと腕時計を見やるのでした・・・

そうそう当日は、つり情報さんの「〆研」の取材でフィシングライターの訓覇さんも乗船いたしましたが、「この感じじゃ〆研で使うイカの確保は難しいかもなぁ~、ナオミが竿出してくれてっけど、なぁ~(この意味分かるよね~、林さん(笑))」と、ダンディーな訓覇さんは苦笑いです・・・

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終盤に差し掛かる頃、船長意を決し相模川の河口~大磯沖辺りのポイントに移動、再度マルイカを捜索いたします。

このエリアでは、二日前の大雨の影響で相模川、花水川など、相模湾にそそぐ流入河川の濁りが入りひどい色の海面、丁度ドロ水を流したようでしたが、船の航跡を見るとクリアな潮色をしていることから、その状態を陸上で模すと、「雨雲が厚く垂れ込めていて光量は少ないが、空気は澄んでいてある程度は遠くを見通せる状態」と言い換えられるかも知れません。

そこで、少ない光量でもよりシルエットが出るシャギーや布巻きにスッテの一部をチェンジしていただきいざ投入、その予想が当たり、PKモカトラ、シャギーグリーンなどに高反応! この日最大のプチ時合にやや貢献できました。

 

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でも、回収した仕掛けのシンカーは冷たかったとのことで、日並は良かったもののマルイカの御機嫌はナナメの一日、渋いながらも頑張っていただきましたご参加の皆様、心よりお疲れ様でした。

下船後は港にて、マルイカグッズを賭けてのジャンケン大会を行いましたが、残念ながら型をみられなかった方に優先に品物をお渡しし、その後にガチンコ・ジャンケン大会をし、厳しい釣況ではありましたが、ご参加の皆様に笑顔でお帰りいただけ
のではないかと(甚だ勝手ではりますが)思っております。

ご参加の皆様ありがとうございました。これに懲りず、是非またご参加下さい。

そして船長はじめナオミさん、そして訓覇さん、今日はお世話になりました。そしてまた明日お会いいたしましょう(笑)

 

僕は翌日も教室ですので、その後ご参加いただいたやっさん、ゆうさん、五力さんと温泉に浸かり、その後は4人で飲み会、今日の反省会+釣り談義+笑い話+人生論+美味しい肴&お酒=深酒一歩手前でした(笑)

その夜ご自宅に泊めていただいたやっさん、ありがとうございました。明日も一生懸命やってきますね!