アングラー:林 良一


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2012.1.9

〈林〉初釣りで尺ハギGET!

船最前線ブログをご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年も引き続き、様々な釣行記、釣りの面白さ難しさ、釣りに対する考えなどを綴っていきたいと思っています。

 

さて、今年の初釣りなのですが、例年正月休み中に行くことが恒例となっていますが、今年はちょこっと遅れての1月7日、被災地に釣りを通しての支援活動をしているアングラーズ・エイドの「第8回アングラーズ・エイド餅つき新年会」の日が初釣りとなりました。

当日は北よりの風が10m近くとやや強く曇り空、結構寒い初釣りの出船となりましたが、そこは気の知れた仲間同士、船のそこここで談笑する声、大きな笑い声が聞こえてきます。

今回のタックルはRTレンジにスマックRT。スマックRTのラインはハイパーメガセンサー1号に巻き替え持ち込みましたが、自宅でラインを巻いているときから気付いたその滑らかさ、そして、PEラインとしてはコシがあり硬い感触で、以前にあった硬いPEラインのデメリットである「ヨレ」は、実釣でどの程度の影響があるかも試してきてみようと思いました。

後ろの2台はラインの巻き替えに重宝しているダイワ往年のシーライン30H。巻いたラインが分かるよう、紙に銘柄や号数などを書いておきます。野ゴイ釣りに夢中になっていた中学生の頃、お年玉をはたいて3台購入しました(笑)

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船宿は松輪の瀬戸丸さん、カワハギ船は親方船長です。

この二週間程で表水温が数度下がってしまった東京湾口のこの海域、最初は風裏になる剣崎灯台の南側、35m前後から始めましたが、波浪による寒さ、そしてカワハギからのアタリは遠く、やはり水温の低下の為か回収する仕掛けのオモリが冷たく感じます。

剣崎沖で数回流し替え、一時間程で諸磯沖に移動、このときトップは6枚程でしたでしょうか。

諸磯沖ではオモリが暖かく外道の活性も高く、それに伴うカワハギの活性を加味して、剣崎沖で反応が無かった宙での誘いを果敢に行い、外道がエサを食って来られなく、カワハギのみが摂餌できるFD(Fixed-Depth 固定水深)を探します。

仕掛けは下2本がパワーワイドフック4.5号、ハリス3号4センチ、上はパワースピード7.5号、ハリス2.5号6センチで、1.5mからオモリをヒラウチ後誘い下げて行きますが、1mで反応なし、50cmでも・・、25cm、10cm、オモリ着底→外道の猛攻です・・・

そこで、オモリ着底で1m弱底を切りヒラウチ、ユックリとオモリ着底まで誘い下げ底での外道を避ける為にオモリトントン、オモリ一個分のFDでかなり底近くの宙釣り、オモリ直上の鉤はきっと海底から5~10cm付近、そんなイメージです。

そこで、30号オモリを背負ったRTレンジのトップガイドの半個分がスッと浮き、同時に竿を握る手にも、若干ながらその重さが抜けた感触、そこで短く鋭く聞き上げると小気味良い引きで中型カワハギが上がってきましたが、同様の釣り方で後が続かず、右舷では時折歓声が上がっているものの、左舷では「・・・。」な展開で、釣り座がミヨシだった為、上鉤をスピード7.5号、2号8センチハリスにし、その上方40センチのところに1.5号のシンカーを2個打ち船の前方にキャストする作戦に変更してみました。

オモリ着底→イトフケを取り→シンカーを「ユサユサ」揺するような誘いを繰り返します。すると、ユサユサ揺らす規則的なシンカーの挙動に乱れ→若干送り込んでの聞き上げ、その直後結構な重量感と共に重鈍な引きです!

不意の引きこみに対してはリールを掌の中で遊ばせ対処。ラインとの角度を約90°に保ってやり取りしている張りのあるRTレンジを相手の引き(泳ぎ)に応じて持って行かせ気味にしながらやり取り、上がってきたのは交換した8センチハリスに食ってきた30.5cmのオスのカワハギでした!!

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 去年の初釣りでは生涯初のトリプルがあったり、初釣りは何かとついている様相です!

その後は小移動し、25m前後と35m前後を攻めますが、やはりオモリが冷えているときもあり活性は低く、底を意識した展開のステージ2~1で攻めますが、仕掛けを動かさずジッとしているとツルテンのときもあり、動かし続け、誘い続けている中に食わす間を与えてやりながら、カワハギの機嫌を窺いながらの丁寧な釣りが要求されました。

 そして今日は餅つきの為に昼過ぎに早上がり、船中3~12枚の釣果、僕は尺ハギを入れて12枚でした。

最後にハイパーメガセンサーについてですが、UVF加工の滑らかさでガイドとラインの摩擦音はほとんどなく、耐摩耗性の向上を実感でき、その硬さについては、強い風だったにも関わらず穂先付近に絡むことなく、オマツリ時にも仕掛けに絡みついたラインを比較的早く解けた感があり、硬さからくるヨレもさほど気にするほどはありませんでした。

 

下船後はフジノさんが何と、クレーン付きの4トン車で持ってきてくれた杵、臼、蒸篭を使い、お楽しみの餅つき新年会です!

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餅つきから親子連れで参加の釣友もいて、皆でかわるがわる杵を持ちながら餅をつき、臼に杵をぶつけてしまう方もいて、それを笑のネタにして大賑わいの一幕もあり、ついた餅を小さく取り分けからみ餅やきなこ餅、あんころ餅などにし、美味しい鳥団子が入ったお雑煮にも!

楽しい時間が過ぎるのは早く、宴たけなわの内に夕闇が迫り、楽しかった一日を反芻しながら帰途につきました。

素晴らしい仲間と思い出に残る初釣りとなりました。

皆さんはどんな初釣りでしたでしょうか?

 

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