〈林〉不慣れ・コケそうになったメリクリカワハギ釣り会(笑)
12月25日のクリスマス、宮澤さんの声掛けで、チーム・ダイワカワハギ倶楽部の面々20名が洲崎の早川丸さんに集結しました。
僕は今回、ちょっと変わったことを考えて臨んだこの釣り会なのでした。
それは、「俺は味噌ラーメンが好きだけど、あなたは醤油ラーメンの方が好きなのね」的な、食べ物に例えると純粋な好みがあると思うのですが、竿の調子の好みで言うと僕は硬めが好きで、極鋭カワハギの中で、個人的には使用頻度の少ない1332AIRを今回持ち込み、通常0.8号のPEラインを使っているところ、今回は太めのPE1.5号を使って、ラインごと潮に馴染ませる「慣れていない」釣りをしてみようと考えたのが一つ。もう一つは、浅場でそのハンドリング性を確認しているRTレンジを、もし当日深場を攻めるなら使ってみようと思い立ち、いつもは1454AIR+チューンバットを幹として、サブロッドにRTボトム、レンジマスター等を携えての筈でしたが、今回はこの2本に絞って船に持ち込んでみました。
早朝、早川丸さんの宿にて釣り座のくじ引きです。
鹿子嶋先生自作のクジで、僕は左舷の艫二番、艫は同ブロガーの堀江さんでした。
出船直後はかなり北よりの風が強く、風裏になる富浦沖へとユックリと航行、1332AIRにスマックRT、PE1.5号、コッパが多いとの情報で、鉤は上から二つがパワースピード7号を2号6センチハリスで、下はパワーワイドフック4号を3号4センチハリスで組んでみました。
そしておっと! イタズラ心で集魚シールも試しに付けてみました。
ポイントは水深は30m前後、砂地に平坦な岩盤のような根が点在する低質のようです。
シンカーを使ってのステージ3~2を数度繰り返すうちにアタリ! 1332の柔らかなメタルトップに、カワハギが首を振る小気味良いアタリが伝わってきます。
そのうち、オモリ着底からシンカーの重みを感じながら・・・? あれっ?感じない?? 隣の堀江さんも「潮が重いようですねぇ」と、どうやら二枚潮のようで、慣れない太糸が潮の抵抗を受けをはらんでしまい、シンカーを合計6号とする場面もあり、0.8号で同じ6号のシンカーを使う堀江さんの方が圧倒的に仕掛けのコントロールが容易そうでした。
すると、そこからジリジリと堀江さんに離され、開始1時間ちょっとで堀江さんは確か19枚、僕は8枚・・・(涙)
そして、先程の潮の重さの影響下での不慣れな太イト、久し振りの竿に仕掛けのコントロールがままならず、「このままだと負のスパイラルに嵌ってコケてしまう・・・」とギブアップ、いつものPE0.8号を巻いたニュー・スマック+RTレンジにチェンジしました。
中盤には潮止まりであること、風が落ち海が凪いできたことが重なり、幾分潮も軽くなってきたようで、細イトであることも相まってシンカーを少しずつ外して行きます。
オモリ着底から1m程底を切り、オモリをヒラウチさせながら着底、シンカーをフワフワさせてゼロテンションからほんの少しタルマセるとアタリ! 若干送って聞き上げで、ダブルを含む7連荘!! 堀江さんを2枚差まで追い上げます!
右隣の一つテンヤの名手、宮澤さんと同期の相沢さん、「カワハギ釣りは初めてなんです・・」という割には着々と、横を見ると笑顔でリールを巻いているのでした。
RTレンジは30m前後の水深でも、その張りがもたらすハンドリング性は変わらず、極鋭カワハギの中では一番太く硬いメタルトップの竿ですが、ゼロテンションでのトップガイドを震わす、カワハギが口先でアサリをついばむアタリも目感度で、そして手感度でも取れ掛けに行けました。
ただ、ステージ2~1の展開では、硬い反面カワハギにもその抵抗を感じさせてしまうと思われ、アタリの初動を察知してから若干を繰り込む、またはロングハリスを使うなどして、カワハギの口により深く鉤をプレゼンテーションすることも大切だと思います。
さてさてその後、中盤追い上げていた僕ですが、終盤にきて失速・・・、それをあざ笑うかのようにもう・・、堀江さんたら!
結局序盤に付けられた差はそのままに、堀江さん48枚(船中3位)、僕は40枚でした(船中4位)・・(涙)
下船後は皆さんで楽しい反省会&食事会、トップで60枚オーバーのDKO準優勝の西村さんの今日の釣方に耳を傾けながら、美味しい中華を堪能したのでした(船中2位はDKO優勝の小泉さんでした)。
20人で船中600枚超えのカワハギ釣り! 今年印象に残る釣行となりました。
今年はあと一回釣りに行きたいな~、なんて思っております。
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