アングラー:林 良一


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2011.8.15

〈林〉早潮とローリングの剣崎沖

8月14日、剣崎沖のカワハギを求め釣友のGONさん、郷ちゃんと久比里の己之助丸さんに行ってきました。

昨日カワハギ船は二艘出し、お盆休み中ということもあり常連の方々も多数乗船されていて、ご無沙汰してしまっていたので久し振りにご挨拶ができました。

当日浩喜船長は竹岡沖に、僕等は功一船長の船で剣崎沖へ向かいました。

平作川を下る最中ダイワの橋本さんからお声をかけていただき、同船だったことに思わずビックリ! 久し振りゆえしばし思いで話しに花が咲くのでした。

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竿は1454AIR+チューンバット、リールはニュースマック、鉤は下からパワーフック5号フロロ3号4cm、上2本はパワースピード7.5号フロロ2.5号5cm、仕掛け上部には0.8号のシンカーを3個噛ましてのスタートです。

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剣崎沖に到着し、船長の合図と同時に仕掛けを下すも物凄い早潮にラインが飛んでいきます・・・・

それも結構な二枚潮で、仕掛けを投入→オモリ着底までにかなりラインが流され、底立ち→イトフケを取り釣り始めますが、ラインは南風の影響を受けた表層の潮に持っていかれ、海底付近に従って剣崎沖特有の下げ潮がガンガン効いているようで、その影響を受けた水中のラインはかなり湾曲してしまっているようです・・・

水切れの良い細糸のPE08号でこれですから、20m前後の水深ですが、カワハギからの微細な挙動が伝わり難いかとやや不安になりながら底立ちを取り直していると・・、「コンッ、ココン!」と竿先を叩くシグナル、竿をユックリと聞き上げると小気味良い引き、一投目から釣れてしまいました!

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いい所にガッチリと掛かっていましたが、船中一番に釣れちゃうこんな時、その後の不安が過ぎります(笑)

GONさんはレッドチューンボトムで、郷ちゃんは1455で掛けます!

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中盤付近、早潮は昼付近の潮止りに向けやや緩んではきているものの、今度は午後に向け南西の風が強まってきて上潮の早さが加速して行きます・・・

そんな中、緩んできているであろう底潮につられて浮いてきたカワハギを狙い、仕掛けはそのままに宙に変更、真ん中の鉤に食ってきたので鉤ごとカワハギを仕掛けから外し、真ん中の鉤もスピードからフックに変更、宙に徹します。

でもしかし、オモリ1個分の深宙でしか食ってこないようで、誘いを30~50cm上から行なうのですが、南西のウネリにスパンカーを畳んだヨコタの流し、船幅のある大型船ならではだと思うのですが、船のローリングはやや大きく、オモリ一個分のFD(fixed-depth 固定水深)をキープするのに苦戦しました。

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途中フックでは掛け切れなく弾いてしまうアタリが数回、そこで、アタリの初動から早めに掛けに行く思惑で下鈎をパワーワイドフックの4号に変更、その宙の時合で5~6枚獲った後、「チッ、コソッ」の後に竿先を10cm跳ね上げると、底に張り付く強烈な引き込みが・・・

立てられない竿、キツメのドラグが出て行き、リールのハンドルを数回まわした時無念のフックアウト・・・、仕掛けを回収すると鉤がウルトラワイドフックになってしまっていて、鉤のサイズアップをしなかったことが悔やまれました・・・。でもその後ウマズラを2匹追加し、正体は大型ウマズラだったという事に(笑)

その後は南よりの風と相まって上げ潮も効き始めた為、また底の展開に移行していきましたが、今度は外道のアタリが多く、オモリ直上のハリス止めビーズは使わずに、オモリから14~5センチに下鉤がくるように仕掛けをセットしゼロテンション、「プルプルプル」、「プルン」などのアタリは見送り、重みのある早いアタリのみ掛けに行きました。

 

終日早潮の剣崎沖を一日攻めた功一船長、僕は18枚のカワハギと2枚のウマズラが獲れました。

個人的には早潮対策を含め潮の変遷による釣り方の確認、やや激しいローリングの条件での宙釣りと、幾つかのカワハギ釣りの要素を確認できた一日でした。

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