〈林〉マルイカ仕掛けの準備
去年からマルイカ船を出し始めているエリアがありましたが、ここのところ様子見の感があり足踏み状態、でも、いつマルイカが釣れだしても良い時期となってきました。
そして今シーズンのマルイカ釣りで注目の一つはスッテのラインナップ、皆さんももうご存知だとは思いますが、先シーズン以前の当りスッテに加え、ハダカのボディーカラーと内蔵されているメタルウエイトのカラーバリエーションがより豊富になり、ハダカで赤帽、メタルスッテのカラー追加など、早く実釣で使ってみたい衝動に駆られるものばかりです。
そんな逸る心中を押さえつつ、先日マルイカ仕掛けの制作に取り掛かりました。
僕はスッテ交換が素早く容易にできるイカフックを使い、幹イトはフロロカーボンの5号で枝間1m、直結でも直ブラでも対応できるタイプの仕掛けを使っています。
最初に小さなビーズに幹イトを通し、通し抜いた方からまたビーズの穴に通し、抜いた先を八の字に結びます。
写真では、八の字部分が締まっていませんが、コブになるよう引き締めておきます。
次に、仕上がりを加味し、好みの長さのエダ間でフロロを切りイカフックに結びます。
結び終わりのヒゲの処理は、「ヒゲの出ない結び目」を作るため、本線に編み付けていきます。
ヒゲの出ない結び目:http://daiwa-funesaizensen.com/blog-hayashi/2009/04/25/26/
ヒゲの出ない結び目は、その編み付けがほつれてきてもイカフックが解けて取れてしまうことがありませんので、文字通りヒゲを出さないようギリギリでカットすることができます。
そしてここで一工夫、イカフックの直前に八の字結びでコブを二個作ります。
イカフックから一つ目のコブまでは直ブラのハリス部分になり、二個目のコブは、ビーズで幹イトを締めこんで直ブラ仕掛けとしたときに、そのビーズ部分が幹イトを滑って移動してしまわないよう、いわばストッパーの役目を果たします。
直ブラ仕掛けの場合、下の写真の位置でビーズの輪を締めこむのですが、オモリで仕掛けを張っているとき、イカを掛け取り込んだりしているときは問題はないものの、オマツリをしてしまったとき、仕掛けを下から持ち替えてオマツリをほどく際に、ビーズで締め込んだ部分が幹イトをスライドしてしまうことを防げ、慌てることなくスムーズにオマツリをほどけるようにしています。
僕は通常、仕掛けの一番上のイカフックは直結でリーダーに結び、オモリは脱落防止の為スプリットリングを付けたサルカンにより取り付けます。
自宅で5連や6連で直結仕掛けとして作っておいて、空スプールに巻き取り船上に持ち込み、当日のコンディションを見ながら直結か直ブラか、はたまた何本を直結何本を直ブラにするのかを決め、スッテをチョイスしイカフックに付けていきます。
こうしてマルイカ仕掛けを作っているだけで心はもう船の上です!