〈林〉反応はあり、潮なのかなぁ!?
今年もあと一月で折り返しの6月1日の昨日、イサギ(イサキ)の解禁で賑わう松輪江奈港、気の合った釣友が集まり、気心の知れた瀬戸丸さんでマルイカと相成りました。
一義丸には、その解禁日のイサギを狙い乗船しているちきちきさんとかげごんさんの姿があり、出船前、船上同士でご挨拶です。
今回の言い出しっぺは瀬戸丸常連のマッスーさん、これまたマッスーさんが常連である「順風満月堂」のまんげつさんも一緒、ブロガー前田さん、たかひろくん、おケイさん、さくらなすさん、僕の7人で、親方船長操船の10号船の左右に分かれて乗り込みました。
沖で出てみると潮は薄濁り、晴天ですが午前6時前ということもあり、「海中の光量はまだすくない筈・・・」などと思いながらのスッテのチョイス、コントラストのハッキリしたもの、アピール系、一本は勝負スッテのハダカ青玉を混ぜ込み配列、煩瑣に魚探に目をやりながら慎重な操船をする親方船長の投入合図はまだかと耳を傾け、左手はトップガンを握り、右手はセンサー・レッドチューンに手をかけて、はやる心を押さえつけながら・・・、でも反面、ポーカーフェイスで水面に目を落としていたりして・・・。
そんな期待感とは裏腹に、しばらく経つと「はい、上げてください」との声、背中側の前田さん、たかひろくんはダブルや連荘があたようで、2~3杯獲った模様です。
その後も小移動を繰り返しますが、マルイカの反応はあるが乗らない様相、意を決した親方船長、一路剣崎沖を目指します。
でもそこには大規模な鳥山が・・・、引き釣りの職漁船もちらほら確認でき、親方船長は小一時間群れを探してくれましたが、やはり城ヶ島沖に戻ります・・・。
ポイント移動途中、同船の友人と・・・、「マルイカってどういうアタリだっけ?」とか、「お互いまだ3回目だもんね、マルイカ、何にも分かんないねぇ~!」など、微妙な話題で苦笑い、「潮が気に入らないのかなぁ、反応には乗っかってんだけどねぇ~」とは親方船長。
その後小移動を繰り返し、30m付近やそれよりも浅場を攻めて行きますが、僕が最初の一杯を手にしたのはそう、開始から3時間位は経った頃だったと思います・・・。
ラスト30分、「ある船が先日、夕方辺りから結構食ったみたい」と言う15m付近、城ヶ島の岸壁にくだける波がハッキリ見えるポイントに移動、数隻の船が集まっていていますが・・・、ここまで7杯、どうなることやらです。
ユックリと旋回していた船、風に舳先を向け、クラッチを切ると行き足で緩やかに前進、船体を震わせながらのリバースギア・・・・、合図、投入、オモリ着底、ゼロテンション、アタリ!
でもマイクロマルイカのようで空振り、50cm程底を切り、鋭く細かく短いタタキでビタ止、その刹那、1秒以内に出るアタリで掛けて行きます。
その初動のアタリで空振り、二回目も空振り、そんな時は、空振ったその竿の位置からタタキ下げてのゼロテンション、一瞬テンションを抜きアタリを出しました。
そのイメージは、タタキにより弱ってピクピクているイワシが、マルイカに襲われ最後の力を振り絞って逃げる動作(アワセにより上方にスッテが動く動作)、と考え次に、逃げた上方から、また力なくピクピクと、ユックリ海底に落ちて行くイワシをタタキで演出、オモリ着底で一瞬テンションを抜くことで、あたかもその瞬間絶命してしまったかのような演出をし、そこでスッテをマルイカに再度襲わせる衝動、きっかけを起こさせる、といった感じです。
海中に潜って見たわけではないので、あくまでも僕の勝手なイメージ、想像と思っていただければ幸いです。
そして最後のポイントでは、この釣り方で嵌られたのか12杯追加でき、また新たな発見、次に繋がる釣行となりました。
瀬戸丸名物の蕎麦を食べ終えたマッスーさんは、スバラシイ自家用車で横浜までお帰りになりましたよ