〈林〉時化後の剣崎沖
20日の東京湾湾口部は早朝より南寄りの大風、それにより、同日の動画撮影がやむなく中止になってしまったことは先の記事に書いた通りです。
夜には湾奥でも台風並みの40m近い風速となり、今期順調に集まり出したマルイカが散ってしまうのではと、やや心配の面持ちの中、支障さん、おケイさん、ダッチさんと22日、松輪の瀬戸丸さんへ行ってきました。
この日は通常平日会社が休みの釣友マッスーさん、祭日にもかかわらずの休暇とうことで、マッスーさんの常宿でのマルイカ釣りと相成りました。
現地でナマ’Sさん、同ブロガー海馬さん、ミホちゃんと合流、ミヨシよりの釣り座に陣取り出船です。
最初北東風がやや強く、前日迄残っていた南西風のウネリの影響もあり、剣崎沖のポイントに着くまで、左舷には結構な飛沫が飛んでくる状態でした。
今日のポイントの剣崎沖には、既に多数のマルイカ遊魚船が反応を探して旋回を繰り返しています。
瀬戸丸の親方船長、魚探を見ながら周囲の遊魚船との間合いを計り、丁寧な操船でマルイカの群れの上に風に船を立てて止めます。
水深45m前後、しかし空振り・・・、反応の移動が早く、なおかつ好反応が出ているにもかかわらず、船中誰の竿も曲がらなかったりと、マルイカはご機嫌斜めのようです。
そんな中、船中第1号のマルイカをムギイカとの一荷で釣り上げたのはおケイさん、皆さんもそれに続き、ポッッラポッッラながら釣り上げて行きました。
この日剣崎沖は薄濁り、海面に大風によるゴミの影響は少なかったのですが、そんな時のスッテはやはりアピール系の蛍光イエロー、そしてマッチャなどに分があったようでした。
一番上のこのメタルにも、マルイカの反応がよかったです。
そして、こんな感じでマルイカの機嫌のよろしくないそんな日、 「スッテカラーはアピール系?ナーバスなイカにはナチュラル系?それとも・・・」など、スッテのカラーを色々試してみたいそんなとき、「ダイワイカヅノ投入器」がを使えば、その透明なパイプの中に回収したスッテの色、配色、そして、 「仕掛けの上から何番目迄は直結で、何番目からは直ブラ?」等の、スッテに対する仕掛けの取り回しも一目瞭然、次のマルイカの反応が見つかり「ハイ、どうぞ~」までの間のスッテチェンジ、仕掛けのリメイクを素早く行え、マルイカ釣りの最大のチャンスである、ポイント移動後の第一投に余裕を持って望めます。
そして、この投入器、何と言っても軽いこと、これは持ち運びに楽なことは言うまでもありませんが、新しいDAIWAのロゴが入った、スタイリッシュな専用ケースも発売予定とのことです。
さらにイカヅノマットには、取り込み時に仕掛け下方のスッテにマルイカが掛かっているとき、それより上方のスッテをイカヅノマットに刺して行き、より素早く、仕掛け下方のイカをバラサズ取り込めることや、次の船回し時に取り替えてみたいスッテの候補を準備してみたりと、価値ある一杯のマルイカの為、スッテチェンジの面白さの為に一役かいます!
さてさて、イカはいるけどスッテに反応しづらいそんな時、ゼロテンション→マイナステンション、メタルのスッテの重みを利用し、潮にジワッと仕掛けを馴染ませて行きますが、当日は思うようにアタリが出せず、たまに着乗りはあるのですが後が続かず、マルイカの反応があるのにほとんど着乗りがないこんなとき、いかにマルイカのスイッチを入れたらよいのかに思考を巡らし・・・、そこがマルイカ釣りの難しさでもあり、面白さでもあるのかなと思います。
そんな中、反応はあるが渋いマルイカに一区切り、おケイさんの手料理に皆さんで舌鼓です!
そして釣り再開、状況は相変わらず、瀬戸丸親方船長も・・・
「入れ乗りの反応なんだけどなぁ、アタンない?」と、操舵室の横の窓越しに苦笑いでした・・・。
渋いながらも海馬さんは20杯超えと素晴らしい釣果、僕は16杯でした。
段々と凪いできた海上、イカの機嫌は悪いながらも、美味しい料理も堪能でき、皆の機嫌は上々、今回も楽しい釣行でした。