アングラー:林 良一


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2010.3.1

進化するミッドスッテ

先シーズン好評を博した「ミッドスッテ」シリーズ、 開発に携わった宮澤氏、永田氏の経験によるアイデアを形にする為のフィールドテスト、製品化に至る迄の努力の結果がマルイカの釣果となって表れた証でもあると思います。

 

そして今期、新たなミッドスッテがリリースされていて、個人的にはどれも使ってみたいものばかりです。

それらをカテゴリー別にし、個人的な印象、意見をまとめてみました。

 

《45H》

ハダカボディーでメタルウエイトが入っているタイプです。

先シーズンは円筒形のメタルが無塗装で入っていましたが、今期より、形がナツメ型オモリのようなオーバル形状のメタルが、レッド、ブルー、パープルの3タイプのカラーに塗装され入っていて、ハダカのボディーはケイムラ、ピンク、グリーンの3カラーとなりました。

スッテに重さがあるので、次に記す、メタルスッテの45SZ含め、永田さんが提唱している叩いて止めてのスッテに横方向の振動を出す釣り方に有効と思われるこのタイプ、ゼロテンション釣方では、その重さを利用して仕掛けを自然に潮になじませる、いわば、カワハギでいう中オモリの役目も兼ね備えているかと思います。

5アイテムです。

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《45SZ》

昨シーズン鮮烈のデビューをした40SZのサイズアップ版。

メタルボディーのサイズ(長さ)が40mmから45mmへスケールアップ。

初期の深い水深のエリアで、浅場同様の動きを仕掛けに与えたい時に有効と思われる重さに相まって、シルエットも大きくなっており、その分アピールも期待できそうです。

個人的には先日、仕掛けの一番上に直結で使用、100m前後の水深での仕掛けの操作性を確認し、ゼロテンションからややタルマセた時にひったくる様なアタリがあり、ごくユックリと沈んで行くこのスッテにマルイカがヒットしてきました。

関連記事:カワハギ・ここがキモブログ http://kawahagi.funesaizensen.com/blog/eid631.html

ボディーカラーはレッドとブルー、そのボディーに総巻きにしたシャギー(毛羽立った)糸は7色です。

 

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《58S》

初期、まだ深い水深でのマルイカに、ブランコ仕掛けでお勧めと思われるのがこのタイプ。

48よりも10mm大きくなった58mm、48と比べてみると、カンナからすぐ上の、ボディーの細身の部分が長くの伸びている形状です。

個人的には、仕掛けの「アクセント」、又はマルイカにアピールする為の「コマセスッテ」の意味合いで、直ブラに一本混ぜて使ってみたいと思っています。

10アイテムです。

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《43S》

ラインナップ中最小の43S。

そのハダカボディーには細かなホログラムのラメが入り、濁り潮など、海中がごく少ない光量の場合でも、ラメとボディー内の気泡との光の乱反射でアピールが期待できそうで、小さなボディーの中に秘めた魅力に期待のシリーズだと思います。

5タイプです。

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《48S》

高比重のシンキングタイプなので、タタキなどの仕掛けの動きに追従しやすいと思われ、ボディー内の気泡のレンズ効果、ハッキリしたボディーカラーでシルエットが際立ち、マルイカへのアピールが期待できそうです。

カラーは5色です。

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昨シーズン実績があるスッテにプラスアルファー、それは決してマイナーチェンジの領域には収まらず、宮澤氏、永田氏を中心としたダイワのスタッフの方々のスッテに対する思いの集大成であり、並々ならぬ努力の結晶だと思っています。

それは、これらのスッテをいざフィールドで使用し、今まさにマルイカを釣ろうとする釣り人の心境を一番理解している方々が開発に携わっていること、その開発者方々もちろん釣りが大好きで、言うに及ばぬ群を抜いた釣技を持った集団であるからです。

今期既に開幕しているマルイカ、これからまた、どんなエリアで、どんな釣果で、どんな楽しみ方を、などの話しが続々と聞けそうな滑り出し、そして、新たなスッテを期待を込めて使ってみる楽しみ・・・。

さて、次はどこへマルイカ釣りに行きましょうか!?