タングステンシンカー脱落防止技!
「麻薬錘」と書いて「タングステンシンカー」とは的を得た名言!
それほどの威力、効果があると思います。
効果=高価、これは、言わずと知れた不文律。
僕自身、昨シーズンに入舟のデビル船長から勧められて使い始めましたが、使ってみたら、それはビックリでした。
圧倒的に比重が高く、海水との摩擦抵抗を最小限に抑える投影面積の小さな細身のシルエット、これによる驚異的な沈下スピード!
同船他者がオモリ着底した頃、一人イカを掛け、大切にリールを巻いていたものでした。
そんなタングステンシンカー、レアメタルゆえ高額、これはいたし方ないと思うのです。
そんな「高性能」、一度使ったら手放せないという「麻薬」という称号のオモリ。
不詳ながら僕は、先シーズンと今シーズンで7個もロストしてしまいました・・・。
4個は根掛かりでしたが、2個は着底同時にスナップが開いてしまい、もう1個は・・・、「はい、どうぞ」の合図とともに、仕掛けが付いていないオモリを投入してしまいました・・・。
「環境に優しいので大丈夫、だいじょうぶ」と、無理やり笑顔をつくり、その場を取り繕いましたが・・・。
僕は根、棄て網などの根掛かりのあるポイントの場合、オモリ着底直後、すぐに底を切り、オモリを竿に背負わせての宙の釣りをするようにしています。
根掛かりの心配がなくゼロテンションでの釣りをする場合、自分のラインと隣の釣り人のラインの角度の差に注意し、お互いのラインが干渉しないように心掛けます。
オモリを着底させた後のポーズも短めに、ラインを送ることはせず、巻き落としを多用することも良いと思います。
もっともカワハギ釣りの経験のある方であれば、タルマセ釣りやハワセ釣りと、宙釣りとが混在する乗合船、ラインの太さもまちまちですので、こういった場面を経験され、注意されている方も多いかと思います。
さて、、根掛かりでオモリをロストしてしまうのは仕方ないとしても、着底と同時にスナップが外れてしまうことがオモリのロスト7回中2回あったことは前記しましたが、沈下スピードが大変速いオモリなので、海底にコンタクトしたときの衝撃も大きく、オモリがスナップを外してしまうのではないかと思うのです。
良品はステン鋼材でできているであろうスナップの素材、それも細い線材でできているものは反発も弱く、着底時に外れました。
釣友のスーさん、スナップにシンカーを取り付け、スプリットリングを取り外しできる、先端が鈎状になったプライヤーを使い、スナップを開きずらく、ややカシメルように変形させると教えてくれました。
そういえばスルメイカ釣りの時、100号以上のオモリを使ってショートピッチでの連続したシャクリ、スナップが開いてオモリが脱落したことを思い出しました。
ちなみに僕はスルメイカ釣りのとき、電動リールは使わずに、ジギンク用の両軸゛リールを使い、手巻きでメリハリのあるショートピッチを心がけているので、余計スナップに負担がかかっていたのでしょう
外れないスナップ?
そこでスプリットリングの出番です。
スプリットリングは主にルアー用で、それなりのサイズを使えば丈夫、オモリの落脱はありません。
ただ、スナップに比べ投影面積が大きいこと、これは沈下スピードのマイナスにつながり、オモリ交換のときなども、スナップのときより時間を要し、専用プライヤーがいります。
スナップより取り外しはし難いですが、まず外れることはないと思います。
ご参考になればです。