これも繊細、湾フグのコンタクト ~実釣編~
さて、前回の「仕掛け、タックル編」に引き続き、湾フグ釣りのキモとなる実釣編です。
マルイカ同様湾フグも、落ちてくるもの(餌)に興味を示すようです。
そこで、湾フグの誘い方の「キモ」は、フワフワと餌を漂わせながらの誘い下げです。
実際にはオモリ着底後、ゼロテンションでアタリを探し、アタリがなければゆぅ~くりと仕掛けを1m位上げ、今度はそこから、オモリにやや負けるしなやかな穂先のしなりを利用して、ソフトに段を付けながら、あたかも餌が自然落下していくように誘い下げていきます。
誘い下げながら、オモリが着底前にアタルこともありますが、それは大抵活性のいいときか、クサフグなどが多いようです。
さて、ユラユラ、フワフワと着底した仕掛け、ここからが大切な瞬間、二番目の「キモ」です、これから数秒間が勝負なのです。
落ちてくる餌を上目使いに捉えているフグをイメージし、餌が着底するであろう場所に、餌を横目で見ながらゆっくりと移動するフグ、水中で見たわけではないですが、そんなイメージです。
仕掛け着底=フグが餌を食いやすい状態、息を殺しまばたきもせず、ひたすらゼロテンションの穂先に神経を集中します。 その数秒以内にアタリがでることが大半です。
トップガイド半個を鋭く早く「プンッ」と動かす湾フグのアタリ、しなやかな穂先、軽いオモリ、アタリの出やすい仕掛けでこんなアタリなのです。
アタリがあれば即アワセ、餌鈎にも掛かりますが、後ろからくるカットウにも掛かります。
とりあえずフグ刺し確保の瞬間です!