ディープゾーン北海道レポート 襟裳町庶野沖の五目釣り

ディープゾーン北海道レポート 襟裳町庶野沖の五目釣り

やわなロッドでは勝負にならない。

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2015年11月13日(金)日高山系が海に入り込む先端部・襟裳岬の釧路側にある庶野(しょや)漁港から出船。札幌から250kmほどなので普通に日帰りコース、北海道は広いけれど道路は比較的すいているので車の便は良い。北海道は11月になると既に冬の気配が濃厚で標高の高い日高山系の頂には雪があるのが船上からでも見える。今回の沖五目釣りの本命はヤナギノマイ・北方系の魚でソイとメヌケの中間くらい、白身の魚で煮付けにすると美味しい。外見は黄色とオレンジ系の斑模様、背びれ、腹びれに棘があるので要注意。他にはこの時期に白子(たち)が美味しい真鱈、高級魚の青ゾイ(黒メヌケ)など釣れるとうれしい魚種がある。当日は釧路方面から吹く東風が強くしかも前日までのしけ残りでうねりも高い釣りにはきつい状況。
 活性の高いヤナギノマイはメバルのように群れで根の上に立ち上がる性質があるので仕掛けは胴突き8本から10本針。白フラッシャーにピンク板、針はタラ針9号、ハリス8号15cm~18cmで幹糸14号の針間隔は40cm。これにオモリ250号をぶら下げる。魚の活性が高い時には針数の獲物があるのでやわなロッドでは勝負にならない。

軽量なので操作性は抜群

 そこで今回は12月発売予定(2015年)のディープゾーンから150号2.4mをチョイスしてシーボーグ500Jをセット、道糸はメガセンサー12ブレイド4号。150号の2.4mは比較的柔らかいロッドが好みの私としてはかなり硬めのロッドを選択したと言える。最近製作されるロッドの傾向はどちらかと言えば軟調な感じで、数少ないアタリを確実にものにするにはそれでも良いが、今回のような「重いオモリ、多点掛け」の釣りには軟調は向いていない。
 
 ディープゾーン150号2.4mを持った第一印象はとにかく軽い。軽量なので操作性は抜群と言える。重いオモリでしかも複数の魚が付いた場合は巻き上げを電動リールまかせでもロッドを手持ち状態にするとバレが少ない利点がある。しかし、重いロッドや柔らか過ぎるロッドの場合は手持ちにすると釣り人に(特に腰に)負担が大きい。これは小生のような年寄りには不向きなのでつい、ホルダーに置いたまま電動リール任せになってしまうのです。ところがこのロッド・ディープゾーンの場合はアタリを取りながら掛けアワセをする状態から船縁停止まで手持ち状態でも全くストレスを感じさせない軽さと操作性がある。
 今回は魚の活性が低く仕掛けを底に這わせる釣り方が良かったので特に手持ちの方が効果的だった。アタリが出たらあわせて待機、再びアタリをあわせて待ちの繰り返しで掛ける数を増やす。そして手持ちでうねりの抵抗をかわしながら巻き上げると本命のヤナギノマイがバラバラと…

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250号オモリを下げた状態では穂先が若干曲がる程度
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ヤナギが1,2匹付いた状態ではやや曲がりが大きくなる

複数の魚を掛けるとしっかりと曲がりバレを防いでくれる

 今回のディープゾーンは硬め、硬調子ロッドと言っても良いが複数の魚を掛けるとしっかりと曲がりバレを防いでくれたのが意外であった。後半で浮かせ気味の仕掛けに鋭いアタリがあり大物の予感でロッドをキープ。穂先から三分の一程度はきれいなカーブを描いて曲がるがバット部分の腰が強いので楽々と引きをいなす感じがある。水面下に見えたのは40cmクラスの高級魚「青ゾイ」がダブルでヒットして下にはヤナギノマイも見える好釣果!巻き上げ時にかなり重い印象はあったが途中の引きはロッドが吸収してくれるので持ち重り感は無く、むしろ引きと重量を楽しめる余裕さえあった。これらを含む60匹ほどの釣果で80Lクーラーはほぼ満杯!(でも、この地域ではこれが不漁の状態!!)
 ディープゾーンのパワーは120号でも銀ピカのサケの引きに十分に対抗している実績があるので150号なら真鱈の多点掛けでも十分楽しめると思われる。残念ながら今回はタラの群れに遭遇出来なかったので試す機会が無かったが自信は持てる。
 さらに手持ちにして感じたがこのロッドは感度が抜群で魚信だけでなく底の状態も鋭敏に感知するので根掛かりの激しいポイントなどではさらに効果的に使えるのではないかと思える。
 
 使用するオモリが比較的重い、多点掛けの胴突き仕掛けが基本の魚影濃厚な北海道にはバットのしっかりしたロッドが必需品。その上で軽量ならばさらに良い!と言うわけでディープゾーンを使った沖釣りは今後の釣果倍増に期待したい。それにしてもこれだけのパワーを持ったロッドなのにこの軽さは異常です。しかも負荷が掛かると穂先部分から順次きれいにカーブを描く設計は最新のロッド技術によるものと思われるが昔のロッドを知っている私としては驚異的に感ずる。
 
※ガイドは先から両足ガイドで高負荷に対する設計、リールシートは緩み防止のリング付き。

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ヤナギ5匹でも曲がりは三分の一程度で巻き上げ易い
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高い負荷になるとロッドの半分近くまで曲がって引きを吸収
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ヤナギの多点掛け
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高級魚・青ゾイのダブル
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釣果は…
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今回有効だった仕掛け/白フラッシャーとピンク板

畑山名人の推薦する魚種別ロッド選択

・120号/サケ釣り、バケ釣りのサクラマス、オモリ200号程度の沖五目
・150号/オモリ250号から300号の沖五目、タラ、キンキなど
※ロッドの長さは自分の体力に合わせて選択するのが良い。

NEWディープゾーン(7:3調子)

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粘りとパワーに優れた7:3調子中・深場ロッド

本州はもちろんん、北海道での中深場攻略に最適な粘りとパワーを追求。アタリをはじきにくくバラシにくい粘りを備えつつ、青物とも楽に渡り合えるトルクフ ルなパワーをネジレ防止の最適構造「X45」構造で実現。オモリ負荷は80~250、100~300の2タイプで、オモリを乗せた際に操作性の高い7:3 調子になるパワーバランスに設定。軽快にシャクれると同時に、魚が掛かると適度に曲がり込んでバラシを防ぐ。粘りとパワー、操作性をバランスよく備えた理 想的な中深場ロッドに仕上がっている。

X45_rogo-
並継 7:3調子

品名 標準全長
(m)
総数
(本)
仕舞
(cm)
標準自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
鍾負荷
(号)
カーボン
含有率(%)
メーカー希望
本体価格(円)
ディープゾーン
120-240 2.40 2 124 250 2.6
(2.3)
19.9 80~250 64 29,400
120-270 2.70 2 141 280 2.6
(2.3)
19.9 80~250 64 30,000
150-210 2.10 2 111 255 2.7
(2.5)
19.9 100~300 64 29,400
150-240 2.40 2 126 275 2.7
(2.5)
19.9 100~300 71 30,000